岐阜県は、日本のほぼ中央に位置しており、飛騨山脈や木曽川など豊かな自然に恵まれた場所ですが、そんな岐阜県には80以上のゴルフ場が存在します。高速道路からアクセスしやすいエリア、名古屋から一般道でアクセスできるエリア、三重県や滋賀県と隣接するエリア、リゾートゴルフが楽しめるエリアと、エリアごとに異なる特徴があり、それぞれ他県からも多くのゴルファーが訪れています。
今回は、その中でもトーナメントが開催されるような名門コースをご紹介します。

岐阜県にある名門ゴルフ場

岐阜県最古の風格漂う「岐阜カンツリー倶楽部」

岐阜県各務原市にある岐阜カンツリー倶楽部は、岐阜県で一番最初に造られたゴルフ場で、上田治氏設計により1960年に開場しました。コースは地形を活かした丘陵コースで、池やガードバンカーが効果的に配置された戦略性の高い設計です。
INコース15,16,17番は距離があり難易度の高いホールで、その中でも15番パー4は、池越え、左ドッグレッグの難易度No.1の名物ホールです。ティーグラウンド左側には名物となっている吊り橋があり、ティーショットのみならずセカンドにも注意が必要なホールです。
ビジター利用に関しては、会員の方を通じての予約であれば利用可能で、土日祝日は会員同伴のみラウンドができるようです。

高原特有のスロープとアンジュレーションが特徴的な「瑞浪高原ゴルフ倶楽部」

岐阜県瑞浪市にある瑞浪高原ゴルフ倶楽部は、南郷茂治氏により設計された1962年開場の、緩やかなスロープと巧みなアンジュレーションが特徴の高原コースです。
コースは、「東コース」「西コース」「南コース」の3コース27ホールで構成されていて、東コースは緩やかなスロープを活かしたオーソドックスなホールですが、グリーン周りが狭く、セカンドショットでOBが出やすくなっています。西コースはあまり距離がないものの、フェアウェイの効果的なスロープにより、ティーショットの正確性が求められるホールで、南コースはアップダウンがあり、3コース中最も距離が長くOBが出やすい設計となっています。中でも東コース4番パー3は、池越えの美しい名物ショートホールで、左グリーンは傾斜がありパッティングが速くなるため、ショットの正確さが求められます。
ビジターの方も予約サイトから予約可能なので、岐阜県で2番目に歴史の長いゴルフ場でラウンドを楽しむことができます。

名古屋市中心部からもアクセスしやすい「愛岐カントリークラブ」

岐阜県可児市にある愛岐カントリークラブは、村上義一氏の設計により1962年に開場し、1972年に阿部善政氏設計のもと西コースが造られたゴルフ場です。
開場時から名古屋市の郊外ゴルフ場として発展することを期待されていたゴルフ場で、東名高速名古屋インターチェンジから約35km、名古屋市の中心部から約1時間でアクセスすることができる好立地にあります。
コースは「中コース」「東コース」「西コース」の27ホールからなる丘陵コースで、中・東コースはバックティーで7,000ヤード超えの本格的コース、西コースは他2コースより距離は短いものの正確性が求められるコース設計となっていて、幅広いプレイヤーがそれぞれのレベルに応じて楽しめるコース構成です。
名物ホールは、ストレートなロングホールの東コース9番パー5で、ティーショットはフェアウェイ中央を狙い、やや打ち下ろしとなるセカンドはグリーンの右手前に3段バンカーがあるため要注意のホールです。
平日は一部の予約サイトからビジターでも予約可能で、土日祝日に関しては午前中は会員同伴のみ、午後は会員の紹介でラウンドが可能のようです。

数々のトーナメント開催でドラマを生んだ「岐阜関カントリー倶楽部」

岐阜県関市にある岐阜関カントリー倶楽部は、名匠上田治氏設計のもと1964年に開場した、2コース36ホールを有する丘陵コースです。開場以来、多くのトーナメントが開催されているコースでもあり、2017年日本オープンゴルフ選手権競技では池田勇太プロが、2009年日本女子プロゴルフ選手権大会では諸見里しのぶプロが優勝を果たしています。
フルバックティーが7,256ヤードと距離を誇る東コースは、比較的フラットなものの要所に配置されたハザードとカップ周りで切れるワングリーンにより高度な技術を要する本格的コースです。一方、西コースはフェアウェイが広々としており、ティーグラウンドからグリーンが一望できるホールもある開放的な設計で、乗用カートでプレーできるので初心者や女性、シニアなど幅広いゴルファーが楽しむことができるコースとなっています。
東コース16番パー4は、セカンド地点から緩やかな上りの距離のあるミドルで、春にはフロントティー左にあるしだれ桜がとても美しいホールです。セカンド地点付近には窪地があり、グリーン手前には大きなガードバンカーがあるので、ティーショット、セカンドショットともに気を抜けない名物の難ホールです。
ビジターは、会員の紹介のみラウンドが可能となる、メンバーシップ重視の名門コースです。

岐阜県で最初に日本オープンが開催されたチャンピオンコース「日本ラインゴルフ倶楽部」

岐阜県可児市にある日本ラインゴルフ倶楽部は、村上義一氏に設計され、1966年に開場したゴルフ場です。
コースは「東コース」「西コース」からなる、岐阜県最大規模の雄大な36ホールです。東コースでは岐阜県で最初に日本オープンが開催されていて、池や谷がある変化に富んだダイナミックなレイアウトとなっており、西コースでは、日本プロゴルフ選手権大会が過去2回開催され、中島常幸プロ、青木功プロが優勝している本格的なチャンピオンコースです。
名物ホールは東コース18番パー5で、フェアウェイキープさえできれば2オンも狙えますが、グリーン手前に大きな池が待ち構えているため、最後まで気を抜けない最終ホールです。
ビジターでも、平日、土日祝日ともに予約サイトから予約可能なので、自然を生かしたダイナミックな名門コースでラウンドを楽しむことができます。

まとめ

岐阜県にある名門と言われるゴルフ場をご紹介しましたが、いかがでしたか?
今回紹介したゴルフ場は、歴史のある名門コースで、コースレイアウト、景観、施設、スタッフの接客の質の高さなど、全てにおいてレベルの高いゴルフ場です。
メンバーシップを重んじる名門コースから、ビジターを積極的に受け入れている名門コースなど、コースによって様々なので、もし一度ラウンドしてみたい!と思ったゴルフ場があれば、詳細を確認してみるといいでしょう。

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