手強いコースでラウンドしたいと感じている中上級者の方は多いのではないでしょうか。そんな方にオススメなのが、豊かな戦略性を有する名門コースでのラウンドです。このページで紹介する福島県の名門ゴルフ場は、トーナメント開催実績が豊富で難度の高いコースが多く含まれています。難しいといってもティーグラウンドは複数用意されていますので、ビギナーの方も十分に楽しむことができますので、ぜひ次回のゴルフ場選定にお役立てください。

福島県にある名門ゴルフ場・ゴルフコース

福島県で最も古い歴史を持つ歴史と伝統の名門コース「福島ゴルフ倶楽部民報コース」

福島県福島市、東北自動車道・福島西インターチェンジ(IC)より約10kmほどのアクセスにある福島ゴルフ倶楽部民報コースは、1961年 (昭和36年) 8月1日に開場しており、福島県で最も古い歴史を持つ名門ゴルフ場です。安達太良山を望む丘陵地に広がっており、福島駅から約20分とアクセスも良好です。
コースを設計したのは元福島民報社社長である飛鳥定城氏。OUTコースは距離があるものの、比較的ゆったりとしています。INコースは全体的にコース幅が狭く、大きくドッグレッグするホールもありトリッキーです。次打を考えながらのマネジメントと正確性の高いショットが必要となります。名物ホールはINコース14番パー5です。ティーイングエリア(ティーグラウンド)の前にご神木があり、歴史を感じられる名物ホールとなっています。
福島ゴルフ倶楽部民報コースは歴史のある名門コースですが、予約サイト等からビジターの予約も受け付けています。プレー料金は平日で総額6,000円前後、土日祝日の休日で総額8,000円前後となっており、リーズナブルな価格設定も人気の理由となっています。どのプランにも割増なしの2サム保証が付けられます。

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山と湖、雄大な眺望に恵まれた歴史ある名門コース「会津磐梯カントリークラブ」

福島県会津若松市、磐梯自動車道・磐梯河東インターチェンジ(IC)より約5kmほどとアクセスンに恵まれた会津磐梯カントリークラブは陳清水氏が設計し、1962年 (昭和37年) 9月15日、会津若松市に開場しました。福島県内でも、福島ゴルフ倶楽部民報コースに次いで2番目に古い歴史を持つ名門コースとなっています。磐梯山に抱かれ、猪苗代湖を望む眺望にも恵まれており、長きに渡り多くのゴルファーに親しまれています。
第50回ふくしま国体記念全国アマチュアゴルフ選手権大会の舞台となった実績もあり、コースは戦略性に富んでいます。OUTコースはたっぷりと距離があり、池越えやドッグレッグなどトリッキーな一面も有しており、高難度です。INコースは、距離こそ短いものの、谷越えや各ホールのアップダウンが戦略性を担保しており、OUTコースとはまた違った趣があります。名物はINコース16番。コース内で最も標高の高い位置にあるティーイングエリア(ティーグラウンド)から、磐梯山へ向けて大きく打ち下ろしていくミドルホールとなっており、爽快感抜群です。
会津磐梯カントリークラブは、ビジターの方の予約制限を設けておらず、予約サイト等からのネット予約にも対応しています。プレー料金は時期により変動しますが、セルフプレーなら平日は総額6,000円前後、土日祝日は総額9,000円前後となっています。キャディーさんを付けてのプレーをご希望の場合は4サムなら+3,240円、3サムなら+3,780円、2サムなら+4,320円の追加費用が必要となります。

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コンパクトでうねりのあるフェアウェイが戦略性の源となっている「白河高原カントリークラブ」

福島県西白河郡、東北自動車道・白河インターチェンジ(IC)より約18kmほどのアクセスにある白河高原カントリークラブは、1963年 (昭和38年) 8月10日に開場し、50年以上の歴史を持つ名門ゴルフ場です。
自然の樹木に恵まれた丘陵地を活かし、テクニカルな18ホールを設計したのは日本を代表するゴルフ場設計家・富沢誠造氏。全体的にコンパクトで、大きなうねりがあるフェアウェイが一番の特徴です。ラフは芝根が強く、長めに残してあるので、フェアウェイを捉え続ける正確なショットがスコアメイクのカギとなります。敷地内には全長250ヤードの広々としたドライビングレンジも完備されているので、ラウンド前にしっかりとショットの感覚を確かめておきたいところです。
名物ホールはOUTコース4番。“まんじゅ山”の裾を迂回するような右ドッグレッグのミドルホールとなっています。最短距離のルート狙って打ち損じると、深いラフの餌食となります。確実にフェアウェイを捉えるショットを打っていくことが重要です。
白河高原カントリークラブはビジターの方でも予約できる名門コースとなっています。大手予約サイトにも予約プランが公開されており、プレー料金は平日で総額8,000円前後、土日祝日の休日で総額16,000円前後です。上記はセルフプレーの料金となっており、キャディー付きプレーをご希望の場合は+2,000円ほどの追加料金となります。

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力強い自然と手強いコースが魅力の名門「安達太良カントリークラブ」

福島県二本松市、東北自動車道・二本松インターチェンジ(IC)より12kmほどのアクセスにある安達太良カントリークラブは、1966年 (昭和41年) 9月24日、二本松市に開場した名門ゴルフ場です。国内で多くの名門コースを手掛けた匠・富沢誠造氏が設計した丘陵コースとなっています。
安達太良の山並みを望み、開放感を感じながらのラウンドを堪能することができます。また、各ホールは力強い樹木にセパレートされており、オーソドックスなレイアウトながらも十分な戦略性を有しています。池やバンカーも効果的に配置されているので、ショットの落とし所への意識も重要です。
名物ホールはINコース18番のパー5。左にドッグレッグするロングホールとなっています。一見ショートカットを狙いたくなるビジュアルですが、大きなリスクを伴います。OBゾーンが浅いので、精度重視で堅実に攻めていく方が良いでしょう。
予約枠こそ多くありませんが、予約サイトからの予約も可能です。プレー料金は時期により変化しますが、セルフプレーなら平日で総額7,000円前後、土日祝日の休日は総額10,000円前後となっています。割増なしの2サム保証や、昼食が付いたプランも用意されているので、予約時にご確認ください。キャディー付きプレーをご希望の方は4サムで+3,670円の割増料金が必要となります。

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地形の変化に対応するマネジメント力が問われる名門コース「福島カントリークラブ」

福島県福島市、東北自動車道・福島西インターチェンジ(IC)より約9kmほどのアクセスにある福島カントリークラブは、吉崎満雄氏が設計を手掛け、1973年 (昭和48年) 8月12日に開場した名門ゴルフ場です。1977年には東北クイーンズの舞台となるなど、競技開催実績も豊富です。
コースは吾妻連峰などの山々を望む標高500mの高原地帯に広がっており、美しい景観を有します。地形の持つ適度なアップダウンとアンジュレーションが設計に活かされており、自然の変化が戦略性に反映されています。ベント芝のサンドグリーンも曲者で、ピン位置によって攻め方を変えなければスコアをまとめるのが難しくなります。
名物ホールはINコース16番。バックティーから175ヤードの距離があるショートホールとなっています。グリーン右手前には大きな池が配置されており、メンタルが試されます。
福島カントリークラブはネット予約も受け付けており、ビジターの受け入れ体制も整った名門コースです。コストパフォーマンスの高さにも定評があり、プレー料金は平日で総額6,000円前後、土日祝日の休日は総額10,000円前後と親しみやすい価格設定となっています。基本的にはどのプランにも昼食が付いており、平日のみ割増なしの2サム保証、土日は割増ありの2サム保証を付けることができます。

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日本を代表する名門太平洋クラブが保有する贅沢なリゾートコース「太平洋クラブ白河リゾート」

福島県岩瀬郡、東北自動車道白河インターチェンジ(IC)より約26kmほどのアクセスにある太平洋クラブ白河リゾートは、発知朗氏が設計し、1974年 (昭和49年) 5月29日、岩瀬郡に開場しました。日本を代表する名門「太平洋クラブ」が保有するコースとなっており、福島県でも屈指の名門リゾートコースとして有名です。
標高950mの白河羽鳥湖高原に広がっており、東北地方で最も「天空」に近いゴルフコースとなっています。コースは白樺など豊富な樹木でセパレートされていますが、フェアウェイは広々としており開放感にあふれ、まさにリゾートコースといった雰囲気を持ちます。
設備やサービスも充実しており、人気のポイントとなっています。全長270ヤードのドライビングレンジにアプローチ・バンカー練習場、パッティンググリーンと練習設備は申し分なく、ナビ付カートは基本的にフェアウェイへの乗り入れが認められており、快適です。
名物ホールのOUTコース9番はグリーン手前にある大型の池が美しくも厳しいミドルホールとなっています。すり鉢状になったグリーンとそれを取り囲む大型のガードバンカーも印象的です。
ビジターの方でも大手予約サイト等から予約でき、気軽にラウンド機会を得ることができます。ぜひチェックしてみてください。
プレー料金は平日は総額9,000円~10,000円ほど、土日祝日の休日は総額12,000円~15,000円ほど。宿泊パックは夕食を和洋折衷、豚しゃぶ、牛すき焼きから選んで予約することができ、料金プランは平日なら総額17,000円~19,000円ほど。土日祝日は総額20,000円~26,000円ほどから用意されています。

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リーズナブルな料金で利用でき、練習コースにも最適な名門ゴルフ場「北郡山カントリークラブ」

福島県本宮市、東北自動車道・本宮インターチェンジ(IC)より約5kmとアクセスの良い北郡山カントリークラブは1974年 (昭和49年) 6月1日に開場し、40年以上の歴史を持つ名門ゴルフ場です。本宮市中心部に位置しており、安達太良山、阿武隈川を望む雄大なロケーションの中でラウンドを楽しむことができます。
冬期にクローズするゴルフ場が多い東北地方ですが、こちらのゴルフ場は行き届いた管理によりオールシーズン利用することができる人気のコースです。9ホール構成のコンパクトなコースは真島設計に設計されており、初心者向けのレイアウトとなっています。
名物は3番のパー5。レギュラーティーから約300ヤードとかなり短めで、飛距離の出ないゴルファーでもイーグルが狙える夢のある名物ホールとなっています。
北郡山カントリークラブはビジターの予約も受け付けているパブリックな名門コースとなっており、プレー料金も大変リーズナブルです。平日、土日祝日ともに総額4,000円前後と破格の料金でプレーすることができるので、練習コースにも最適となっています。
東北自動車道・本宮インターチェンジから約5分とアクセスも良好ですので、ぜひ足を運んでみて下さい。

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東北屈指のコースレーティングを誇る難関コース「JGMセベバレステロスゴルフクラブいわき(旧:セベバレステロスゴルフクラブ泉コース)」

福島県いわき市、常磐自動車道・いわき勿来インターチェンジ(IC)より10kmほどのアクセスにあるJGMセベバレステロスゴルフクラブいわき(旧:セベバレステロスゴルフクラブ泉コース)は、1990年 (平成2年) 11月21日に開場しました。全英3勝など、メジャー大会で5勝を挙げた名手セベバレステロス氏が設計を手掛けており、戦略性に定評があります。1996年から3年間は男子プロゴルフツアー「アコム・インターナショナル」の舞台となり熱戦が繰り広げられています。
コースはバックティーから7,000ヤードを超える距離があり、フェアウェイの幅も絞られています。ウッドバンカーやウォーターハザードの配置も厳しく、コースレーティングは東北地方でも屈指の73.8を誇ります。グリーンのアンジュレーションもよく効いており、ピン位置によって大きく攻略法が異なります。
名物はINコース18番のパー4。グリーン左サイドから花道を大きな池がえぐり、ガードバンカーもしっかりと配置された難関のホームホールとなっています。
こちらのゴルフ場はビジターへの予約制限が設けられておらず、大手予約サイト等からのネット予約も可能です。プレー料金は、セルフプレーで平日なら総額9,000円前後、土日祝日の休日は総額17,000円前後で予約受け付けされています。キャディー付きプレーは、3サムなら+1,080円、4サムなら+2,700円ほどの追加料金で可能となっています。

JGMセベバレステロスゴルフクラブ いわき(旧:セベバレステロスゴルフクラブ 和泉コース)の詳細はこちら

ビギナーからベテランまで楽しめる名門チャンピオンコース「グリーンアカデミーカントリークラブ」

福島県白河市、東北自動車道・白河インターチェンジ(IC)より約13kmほどのアクセスにあるグリーンアカデミーカントリークラブは、大成建設株式会社が設計し、1992年 (平成4年) 9月1日に開場しました。男子プロテストやJGTOクオリファイングトーナメントなど多くの競技会場となった実績のある名門コースとなっています。練習設備も充実しており、ラウンド前には全長250ヤードのドライビングレンジ、パッティンググリーン、アプローチ・バンカー練習場を利用できます。
コースは適度なアップダウンのある丘陵地に広がっており、フェアウェイは広くゆったりとしていますが、バックティーから7,000ヤードを越えるダイナミックな距離を有し、攻略には安定した飛距離が要求されます。しかしながら、ティーイングエリア(ティーグラウンド)は4種類用意されており、レギュラーティーからの全長は約6,500ヤードとなっていますので、上級者でなくても楽しむことができます。名物ホールはINコース18番のミドルホールです。大きな池とビーチバンカーが美しくも厳しい、強く印象に残る難関ホールとなっています。
グリーンアカデミーカントリークラブは大手予約サイトにもビジター向けプランが公開されており、プレー機会が得やすい名門コースです。ぜひチェックしてみて下さい。
料金プランは食事がついて、平日なら総額9,000円ほど、土日祝日の休日なら総額13,000円ほどです。平日土日共に、割増料金ありで2サム保証をつけることも可能ですので、少人数でプレーしたい場合は予約時にご確認ください。

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世界的巨匠が手がけた一流トーナメントオース「グランディ那須白河ゴルフクラブ」

福島県西白河郡、東北自動車道・白河インターチェンジ(IC)より5kmほどのアクセスにあるグランディ那須白河ゴルフクラブ。1995年(平成7年)4月29日、西白河郡に開場し、世界的巨匠ロバート・トレント・ジョーンズ・シニア氏がデザインした名門コースです。国内女子プロゴルフトーナメント「リゾートトラストレディス」が3年連続で開催され、2014年からは男子ツアー「ダンロップスリクソン福島オープン」の舞台となっており、注目を集めいています。
コースはEAST、SOUTH、WESTの3コース27ホールで構成されており、大きくうねるフェアウェイが特徴です。第1打で確実にフェアウェイを捉える正確なショットが必要となります。
名物ホールはSOUTHコース9番、ホテルとクラブハウスを望む美しいロングホールです。フェアウェイが左サイドの池に向かって傾斜しているので、右から攻めていくのが定石となっています。
グランディ那須白河ゴルフクラブは大手予約サイト等からビジターの予約も受け付けており、誰でも楽しめるトーナメントコースとして人気です。プレー料金は、セルフプレーなら平日で総額13,000円前後、土日祝日の休日ならば総額18,000円前後。キャディー付きプレーであれば平日は総額17,000円ほど、土日祝日は総額21,000円ほど、と少々お値段が張りますが、十分にその価値のある名門コースとなっています。

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まとめ

福島県の名門ゴルフ場について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。全体的に難度が高く、上級者の方にとっても手強いコースが目白押しでしたね。また、同じ高難度でも地形の変化を活かしたトリッキーなコース、ダイナミックなコース距離を持ち人工のハザードが効いたトーナメント向けのコースの2タイプに分かれ、好みに応じてコースを選ぶことができます。
今回紹介した10のゴルフ場の中でも特にオススメなのが、グリーンアカデミーカントリークラブです。世界的巨匠が設計を手掛けたプレミアムなコースとなっており、抜群の戦略性を有しています。レギュラーティーからのコース距離は約6,500ヤードと長距離ですが、フェアウェイが広くフラットな造りとなっているので、ゴルフ初心者でも安心です。ビジターの方でも大手予約サイトなどから予約ができますので、ぜひチェックしてみて下さい。

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