今回ご紹介するのは、愛媛県にある名門ゴルフ場です。四国地方の北西部から北中部に位置し、比較的温暖な愛媛県。しまなみ海道などによって四国のみならず、広島県など山陽方面からのアクセスも便利です。そんな愛媛県の中で、長い歴史があり、ツアー開催実績があるなど、名門と言われるコースを6ヶ所ピックアップしてみました。接待などに向いている高級感漂うコースや難易度が高くアスリート向けのコースなど、バリエーションに富んだラインアップになっておりますので、地元の方や愛媛を訪れる予定のある方で名門と呼ばれるゴルフ場をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

愛媛にある名門ゴルフ場

県内屈指の歴史と風格を誇る「松山ゴルフ倶楽部 川内コース」

松山ゴルフ倶楽部川内コースは、東温市にある10万本の松林に囲まれた丘陵コースです。愛媛県で最も長い歴史を誇る当ゴルフ場は、巨匠・上田治氏による設計で1958年11月3日に開場しました。当初は9ホール (現OUTアウトコース)で始まり、6年後の1964年11月に18ホールとなり、現在に至ります。長い歴史の中で培われた行き届いた整備は名門の名にふさわしく、プレイヤーに高い満足感を感じさせてくれます。メンバーシップですが、ビジターのラウンドもOKで、予約サイトからの予約もできます。コースはドッグレッグが数ホールのみのオーソドックスなレイアウトでありながら、丘陵地形を生かした微妙な起伏や砲台グリーン、そしてアリソンバンカーと難易度を高める要素が多くあり、戦略性の高い仕上がりとなっています。名物ホールはOUT8番のパー3で、谷越えで打ち下ろし、さらに横長のグリーンと距離感がつかみにくく、プレイヤーを悩ませます。ビジターのラウンド料金(セルフ)は平日が7,500円、土日祝日が13,000円ほどとなっています。歴史と風格を感じられる名門コースをぜひ訪れてみてください。

半世紀を超える歴史と伝統「新居浜カントリー倶楽部」

新居浜カントリー倶楽部は、新居浜の市外地を一望する瀬戸内海を望む高台に位置しており、新居浜市の観光開発の拠点の一環として、全国的にも珍しい社団法人として1964年7月26日にオープンした名門ゴルフ場です。愛媛県内では2番目に古い歴史と伝統を誇るゴルフコースで、社会人の社交の場、またスポーツや癒しの場として半世紀に渡って多くの方に支持されてきました。松山ゴルフ倶楽部川内コースと同じ上田治氏の設計で、四国随一の規模と各ホールが3万本にも及ぶ老松でセパレートされているのが特徴です。メンバーシップ方式が採用されていますが、ビジターのラウンド、大手予約サイトからの予約も可能です。OUTコースは緩やかな傾斜が生かされた造りで長いミドルホールをいかに乗りきるかがポイントになり、INコースは起伏に富んでいて距離感がつかみにくく方向性が要求されます。名物ホールはイン18番のパー5で、距離が短く2オン可能ですが、グリーン手前の池がプレッシャーになります。料金(セルフ)は季節により変動はありますが平日が8,000円ほど、土日祝日が12,000円ほどです。ぜひ当コースで伝統を感じながらのプレーをご検討ください。

女子トーナメント開催実績のある「道後ゴルフ倶楽部」

道後ゴルフ倶楽部は、瀬戸内海を望む小高い山を利用して造られた丘陵コースで、松山市内から15分とアクセス抜群のゴルフ場です。1968年10月10日の開場で、1994年から5年連続で女子ゴルフトーナメント・健勝苑レディスを開催した実績のある名門コースです(優勝者:1994年-塩谷育代プロ、1995年-新井敬子プロ、1996年-橋本愛子プロ、1997年-原田香里プロ、1998年-中嶋千尋プロ)。メンバーシップ方式が敷かれていますが、ビジターのラウンドもOKで、予約サイトからの予約もできます。間野貞吉氏設計のコースは、OUTは1番の最長ロングや4番ミドルなど、前半の難しいホールの攻略がポイントになります。INはOUTに比べやや距離が短めですが、ドッグレッグが多いのでティーショットの落としどころがポイントになります。名物ホールはOUT4番のパー4で、松山市街や瀬戸内海を一望出来る豪快な打ち下ろしは爽快感たっぷりです。料金は平日が11,000円、土日祝日が15,000円ほどになります。トーナメント開催実績のある当コースにチャレンジしてみませんか?

上質なコンディションが嬉しい「今治カントリー倶楽部」

今治カントリー倶楽部は、今治市内や来島大橋を一望できる高台に位置する、変化に富んだ山岳タイプのゴルフ場です。自然をフルに生かしたダイナミックなコースレイアウトが特徴で、常にベストの状態を保つコースメンテナンスや上質な接客サービスが評判の名門コースです。三好徳行氏の設計で1972年10月8日に開場しました。メンバーシップですが、ビジターのラウンドもOKで、予約サイトからの予約もできます。戦略性が高いコースでOUTは打ち上げ、打ち下ろしと起伏に富んだ造りで正確なショットが要求され、対照的にインは比較的フラットなホールが多く、素直に攻めることができます。名物ホールはアウト2番のパー4。約260ヤードと短くロングヒッターは1オンが狙えますが、グリーン手前の池がプレッシャーを与えます。安全にパー狙いか思い切ってバーディーを狙うか、プレイヤーを悩ませます。料金(セルフ)は平日が7,000円~8,000円、土日祝日が1,1000円~13,000円ほどになります。戦略性の高い当コースでのラウンドをぜひご検討ください。

四国屈指のチャンピオンコース「愛媛ゴルフ倶楽部」

愛媛ゴルフクラブは、愛媛県の中央部、内子町の丘陵地に展開する27ホールを有する四国屈指のチャンピオンコースです。鈴木正一氏が設計し、日本ゴルフ界の草分けである当地出身の高畑誠一氏の総合監修で1975年10月3日に開場しました。1988年には日本プロ選手権(優勝者:尾崎健夫)の会場となっています。また日本女子プロゴルフ愛媛マッチ(1976年、小林法子優勝)や中四国オープンゴルフ選手権 (1991年、宮田孝誠優勝)、2010年には日本アマチュア選手権も開催している名門コースです。メンバーシップ方式が採用されていますが、ビジターのラウンドもできます。ただし予約サイトからの予約はできません。コースレートが愛媛県ナンバーワンで、キング・プリンス・クイーンの3コースはすべて距離が長く攻略には飛距離が必要ですが、フェアウェイの広さが十分あるため豪快に攻めていけます。名物ホールはキングコースの7番で、コーナーに連続した4つのクロスバンカーが並ぶ印象的なミドルホールです。料金(セルフ)は平日が12,000円ほど、土日祝日が16,000円ほどとなっています。メジャートーナメントも開催したことがある名門コースにぜひチャレンジしてみてください。

大王製紙エリエール女子オープンで有名な「エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)」

エリエールゴルフクラブ松山は、瀬戸内海国立公園を一望する丘陵地に展開するゴルフ場です。ダイオーエンジニアリング株式会社の設計で1992年5月9日に開場と、比較的新しいゴルフ場ではありますが、1994年から大王製紙エリエール女子オープンを10回以上開催(2018年も開催予定)しているコースとして知られています。他にも2013年には日本女子シニアゴルフ選手権も開催された愛媛県を代表する名門コースです。隅々まで手入れが行き届いたコースは全体的にフラットなホールが多いものの、効果的に配置されているハザードが戦略性を高めています。バンカーや池が視覚的にプレッシャーを与えますが、実際のフェアウェイは広めにとられているためしっかりと攻めていけます。グリーンはアンジュレーションが大きいので、乗っても油断は禁物です。名物ホールはINコース17番のパー5で、ティーショット落下地点の右サイドと、グリーン手前、両サイドに池がありマネジメントに頭を悩ませます。料金(キャディー付き)は平日が16,000円ほど、土日祝日が20,000円ほどになります。コースはもちろん、設備や食事、接客サービスでも高い評価を受けている名門コースで贅沢な時間をお過ごしください。

まとめ

いかがでしたか?さすがにどこも一度はラウンドしてみたいコースばかりですね。それぞれに特徴や持ち味があって迷ってしまいますが、上級者の方や実力を試してみたい方には「愛媛ゴルフ倶楽部」をオススメします。メジャートーナメント(日本プロ選手権)を開催しただけあって、その高い難易度がチャレンジ精神を刺激します。また接待や名門ならではの高級感を味わいたい方にオススメなのは「松山ゴルフ倶楽部 川内コース」です。愛媛県最古という歴史の深さとオーソドックスなコースレイアウトがゆったりとした時間を演出してくれます。他のコースもそれぞれに名門ならではの魅力がありますので、ぜひ目的に合わせてご検討ください。伝統と格式、コース設計・メンテナンスなど様々な要素を高いレベルでクリアしている、名門だからこそ味わえる充実した満足感をご堪能ください。

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