2018年7月13日に発売されたRSシリーズ。フルモデルチェンジをした本ドライバーは、「さらに、飛ぶ、やさしい」を徹底追求したと公式サイトにあります。前作では色々と問題もありましたが、今回はギリギリの反発性能を実現しています。
このRS-Fドライバーは、「“フェードで飛ばす”さらに進化したギリギリドライバー」と謳っており、つかまり過ぎをイメージさせない大きな投影面積と適度なやさしさを兼ね備えた仕上がりとのことです。アマチュアの試打データを集めて分析し、縦方向に高初速エリアを拡大させたというドライバーを試打してきました。

また、同じタイミングで発売されたRSドライバーもレビューしていますので、ぜひ一緒に確認してください!

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プロギア(PRGR) RS-Fドライバーをゴルフハック編集部が分析!

プロギア(PRGR) RS-Fドライバーは、どういう人にオススメか?

グラフ通り、捕まらないドライバーではないので、上級者や中級者だけではなく、これから高いレベルへ上達していきたいゴルファーには使い勝手が非常に良いクラブなので、難しいクラブだと思わず、幅広いプレヤーに使って貰いたいドライバーです。

プロギア(PRGR)RS-Fドライバーの見た目とスペックを紹介!

プロギア(PRGR) RS-Fドライバーの見た目!

ヘッド体積が460cm3ですが、投影面積は比較的に小さく見える印象です。
クラウン部分からフェイス面に僅かな傾斜形状があり、ここにリブを配置して、インパクト時のフェイスのたわみ拡張させ、初速の向上を上げた新Wクラウン設計になっています。

フェイス部分には新RSのナブラフェースを採用し、中央を縮小、その周りは薄肉化を
実現し、フェイス面の反発係数をルールギリギリの高初速エリアを拡大。

また、反発係数のギリギリのフェイスのドライバーを量産するため、プロギア独自の測定器を開発して、全品検査を行なってそうです。

フェイスからソール前方の赤いライン(フェイスバック)を広げることにより、スキルが高いゴルファーが陥るフェイス打点の上下のブレに強くなっているので、芯を外しても高初速が可能になっています。

ソール後方に8gのウェイトを配置しているのは、重心の深さを調整できる仕様になっていて、弾道の高さを調整するためです。また、ウェイトの重さは別売りですが、取り替えることが可能です。

三菱ケミカルカルと共同開発した純正シャフトのデザインは、デイアマナBFだと勘違いしてしまうような青のデザインです。シャフト重量は54gの中調子。PRGR独自のシャフトフレッククスのM-43はSシャフト相当の硬さで、デイアマナBFとは違い、先調子のようなヘッドがインパク付近で走るような所謂、弾き系シャフトです。
シャフトは脱着式になっており、シャフト向きを変えるとロフトは1度変えられます。

プロギア(PRGR) RS-Fドライバーのメーカースペック

シャフトスペックS (M-43)SR (M-40)R (M-37)
ロフト角(°)9.510.59.510.510.5
体積(㎝3)460
フェースアングル(°)-3.5
ライ角(°)56
長さ(インチ)45.5
総重量(g)308308303303299
バランスD-2.5D-2.5D-2.0D-2.0D-1.5
シャフト重量(g)5454494944
シャフトトルク(°)4.74.75.45.45.7
シャフトKPM
グリップ重量:50.0、径:60、コード:無、バックライン:無
素材フェース:チタン(Ti-6Al-4V)
ボディ:チタン(Ti-8Al-1V-1Mo)
クラウン:カーボン(CFRP)
ウェイト:8g(ステンレス/SUS630)
製法フェース:鍛造
ボディ:真空精密鋳造
クラウン:プレス成型

※メーカーのカタログスペック

プロギア(PRGR)RS-Fドライバーの試打レビューとデータ計測

プロギア(PRGR) RS-Fドライバーを試打

構えてみての印象ですが、RS-Fドライバーの体積は460cm3大型ヘッドです。同時に試打したRFドライバーよりコンパクトで、大きさを感じさせないシャープなヘッドで、振り抜きやすい印象を持ちました。

実際に打ってみると、ヘッドの動きはコントロールしやすく、捕まえるように打っても、逃すように打っも、ヘッドは自由自在に動いてくれ、球質のコントロールが簡単にできる印象でした。今回はフェードで飛ばすというコンセプトで作られているようですが、いい意味で、程よく捕まって、軽いドロー系の球質になり、上級者が好むような捕まりづらい難しいヘッドではないと思います。

これは、ヘッド性能だけではなく、シャフトも影響しているように感じました。

この三菱ケミカルと共同開発した、純正シャフトの調子は中調子ですが、シャフト先端が先調子のような挙動で、ヘッドがインパクト時に走るような動きで球を捕まえてくれます。フェードと言うよりは、軽いドロー系の球質になりやすく、反発の高いヘッド性能とシャフトの走りが、マッチングすることにより飛距離性能が格段に高くなっていると思います。

弾道については、低スピンで高弾道に飛んでいく感じで、これも反発係数ギリギリの設定にしている影響かなのか、ヘッドのハジキ感で飛ばしているような打音と初速の速さに驚かされました。

また、多少芯を外しても打っても、飛距離的には落ちないので、ミスヒットに強く、噂さ通りの飛距離性能だと思います。

■動画
実際に打ってみた際の動画は以下

インパクト動画

撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/

プロギア(PRGR) RS-Fドライバーの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測

Yupiteru(ユピテル)で計測。(レンジボール仕様)
反発性能が良くオフヒットでインパクしても飛距離が落ちないですね。

まとめ

今回、RS-Fドライバーを試打してきました。ルール上限の反発係数ギリギリで作られているヘッドということで、飛ぶことは最初から理解していたのですが、何よりシャフトの走りが抜群で、シャフトとヘッドのマッチングが考えられているのではないでしょうか。また、ヘッドのコントロールもしやすく、かと言って難し過ぎることもなく、フェードで飛ばすと言うより、軽いドローで飛距離も方向性もバランスよく両立できている完成度高いドライバーだと思いました。これから、レベルアップしていきたいと思っていて、それでいて、難しくないクラブを持ちたいゴルファーには、丁度いいドライバーだと思います!

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