佐賀県は九州北西部に位置する人口80万人ほどの県となっており、有田焼などを代表とする伝統的な陶磁器の生産地として知られています。北に玄界灘、南は有明海に面しており、東にあたる九州最大の街、人口150万人ほどの福岡県からは近く、西には長崎県が隣接しています。ゴルフ場の数は約20コースと九州7県のうち最も少ないのですが、人口・面積ともに47都道府県中42番目なので、けっして少ない数ではありません。むしろ福岡からのアクセスが良く、低料金で何度も行きたくなるコースが多数あるのでご紹介したいと思います。ぜひ参考にして下さい。

佐賀県で平日のラウンド料金が安いゴルフ場

変化に富んだスリリングなコース展開が魅力の「山水カントリークラブ」

山水カントリークラブは1974年に中原ゴルフ場の名で開場しました。全9ホールを2周しての18ホール/パー72は、アップダウンの激しい丘陵コースです。距離は短く5,000ヤードを切り、OBが出やすいのでドライバーの出番は少なく、アイアンショットの精度がカギを握るでしょう。予約サイトなどで用意されている平日の安いラウンドプランには、風呂やレストランの利用なしで総額3,000円を切るセルフプランなどもあり、2サム保証での割増は一人税込250円です。割増300円で一人ラウンドが可能な場合もあります。季節によって変動はありますが、昼食付きのセルフプランはお風呂も利用でき、総額は4,500円前後です。ゴルフバッグを積む電動カートで移動途中、一部ゴンドラや乗用カートに乗り換えますが、ほとんど歩きのラウンドになるので体力勝負です。

日の隈山の麓から筑紫平野を眺望できる「日の隈カンツリークラブ」

佐賀県神埼市にある日の隈カンツリークラブは、福岡市内からでも車で1時間ほどと近く、適度なアップダウンの丘陵コースです。1976年の開場時は9ホールのセルフプレーコースとして開場しましたが、後に9ホールを増設して本格的な18ホールとなりました。INコースはブラインドホールがあって、フェアウェイが狭く、高低差もあるトリッキーなコースですが、距離はレギュラーティーで5,800ヤードと多少短めなので、ビギナーや女性でも乗用カートで楽にラウンドできます。平日の安いラウンドプランは、昼食付きのセルフプレーで5,000円台と非常にリーズナブルなプランがあります。解放デーというクレジットカードが使えない日は現金精算となるので、カードを利用する場合には確認が必要です。

和をテーマに旬の食材によるビュッフェスタイルが大人気の名門「唐津ゴルフ倶楽部」

佐賀県唐津市菅牟田にある唐津ゴルフ倶楽部は、九州では5番目、佐賀県では初めてのゴルフ場として1937年(昭和12年)に9ホールが開場しました。重機のない時代に自然の地形を活かして造られた現在のINコース「馬場野コース」と、平成3年に少し離れたところにクラブハウスとOUTの「大平山コース」ができて18ホールとなっています。両コース間が2kmほど離れているので、INコースへはカートごとバスに乗って移動します。近年運営がリソルグループに変わり、ビュッフェスタイルの昼食がとても好評で、乗用カートによるセルフプレーで食事付き8,000円前後に2サム保証(割増540円)と名門のコースとしてはコストパフォーマンスが高いです。平日の安いラウンドプランとしては期間限定で予約が受け付けられる、完全セルフプランでは食事なしのスループレーが5,000円と破格となっています。

コースデビューや実戦練習に最適な「天山カントリークラブ北コース」

佐賀県多久市北多久町にある天山カントリークラブ北コースは、9ホールの丘陵コースで、地元企業のタニグチグループによる経営です。近くには18ホールの本コースや姉妹コースもありますが、気軽にラウンドできて低料金にもかかわらず、コースメンテナンスが行き届いた本格的なコースなのが人気の秘密です。乗用カートによるセルフプレーで、一人ラウンドもでき、割増料金もかかりません。平日のラウンドプランには食事は付かず5,000円前後で9ホールを2周しますが、コーライとベント芝の2グリーンは難度が高く適度なアップダウンもあり、初心者から上級者まで幅広く楽しめるショートコースです。火曜日は定休日で、金曜日のサービスデーは、総額5,000円で1ラウンド(9ホール×2回)に食事が付く、お得なラウンドプランが公開されています。

2サムで気軽にラウンドするならここ「花祭ゴルフ倶楽部」

華やかなコース名は地区名の佐賀県杵島郡江北町の花祭ゴルフ倶楽部は、全国にホテルやゴルフ場を展開するオリックス・ゴルフ・マネジメントの運営する18ホールの丘陵コースです。大きなベント芝の1グリーンの攻略がスコアメイクのカギを握ります。ラウンドスタイルはキャディー付きとセルフプレーの選択制ですが、近年は残りホールの表示なども出るナビ付乗用カートでのセルフプランが多くなっています。平日の安いラウンドプランでは2サムの割増し料金はかからず、昼食券付きのセルフプランで時間や日にちの指定などがある場合5,000円台から6,000円台のプランが多いようです。季節ごとの特典やイベントの情報は無料で登録できるウェブユーザー登録で確認すると多彩なプランからの耳寄り情報が得られます。

セグウェイに乗ってラウンドできる「WITHIN STYLE ゴルフクラブ(旧多久ゴルフ倶楽部)」

佐賀県多久市北多久町にあるWITHIN STYLEゴルフクラブは、2017年9月に名称も新たに施設もリニューアルしています。県内初の18ホールでのパブリックコースとして1985年に開場し、地元企業のタニグチグループが、近くにある系列コースとともに運営しています。全組セルフのナビ付カートプランで、話題の芝生を自由に駆ける『セグウェイ』にはプレー料金に2,376円(税込)を加算すると乗れます。初めての場合はラウンド前にレクチャーを受ける必要はありますが、すぐにラウンド時に乗れるようになります。平日の安いラウンドプランには、60歳以上の方か女性、もしくは誕生月のプレイヤー(同伴者3名を含む)は、総額5,400円(食事なし)の平日サービス料金となり、予約サイトよりお得となっています。無料登録のウェブ会員になるといつでもオンライン予約ができます。

コースだけではなく料理と温泉も自慢の「武雄・嬉野カントリークラブ」

佐賀県武雄市西川登町の武雄・嬉野カントリークラブは、茶畑に囲まれた丘陵地の比較的フラットな18ホールで1978年に開場しました。最近少なくなったコーライ芝の1グリーンは上級者も唸らせます。コースの手入れがとても良く、接客も丁寧なので気持ち良くラウンドを楽しめますし、近隣の温泉地とは別の源泉を場内から引いており2016年にクラブハウスを全面改修して、とても綺麗な浴室との口コミ評価がとても高く、疲れが取れると評判です。平日には食事なしの諸々条件付きで6,000円台の安いラウンドプランもありますが、オススメは、月・火・木のサービスデーで、食事付きのGPSナビ付カートによるセルフプランが総額7,500円前後、2サムで980円、3人だと一人330円の割増料金とロッカー代が別途200円かかります。

フラットな18ホールとベント2グリーンの「佐賀ロイヤルゴルフクラブ」

佐賀県西部に位置する唐津市相知町の佐賀ロイヤルゴルフクラブは、大和ハウスグループの系列で、ティーグラウンドからほとんどのグリーンが見える、ほぼフラットな18ホールの丘陵コースです。併設の浴場は天然温泉にサウナもあり、充実した練習場もあります。プロショップでは主要メーカーの最新クラブを試打することもでき、コースでのプレーにも試し打ちができます。自社のホームページのオンライン予約では多彩な限定プランや格安プランがあるので要チェックです。マンデーセルフデーは休場日のため、茶店と練習場は利用できませんが、乗用カートによるセルフプレーで、限定昼食付きの7,000円と、ロッカーも利用でき温泉にも入れてとてもリーズナブルです。2サム保証で割増もありません。

まとめ

佐賀県で平日のラウンド料金が安いゴルフ場をご紹介しました。
どちらのゴルフ場も低料金でのラウンドが楽しめるので平日でも混雑することがあり、時間には余裕をもって予定を組むのが無難です。
コースの茶店では、自動販売機や現金対応のところもあるので多少の飲み物代を用意しておくと安心です。どのコースも福岡空港からは高速道路を使い、車で60分前後とアクセスが良く、特にオススメの「武雄・嬉野カントリークラブ」は、嬉野インターチェンジを降りて3kmと近く、食事も美味しく、広いフェアウェイは伸び伸びラウンドできます。何よりもプレー後の入浴はトロトロの美肌の湯でとても癒され、日帰りでも欲張りな『温泉ゴルフ』が満喫できます。

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