ゴルフを長くやっているとラウンド経験のあるゴルフ場もかなり多くなります。中でも大のゴルフ好きや上級者には、調子が悪くなった時に自信を取り戻す目的もあって良いスコアを出せる、いわゆる「リハビリコース」というコースを持っている人もいると聞きます。また逆に、気合い入れて行ったのに散々に叩きのめされて、再度チャレンジしたい、リベンジしたいと思わせてくれる、難しくも面白いコースも多く存在します。今回は首都圏のゴルフ場のメッカといってもいい埼玉県内にある、レギュラーティーからでも難易度の高いゴルフ場をご紹介します。

埼玉県で難しいゴルフ場特集/コースレート・スロープレートの高い上級者向けコース

豊かな自然の中に広がる戦略的コースの「おおむらさきゴルフ倶楽部」

埼玉県比企郡滑川町にあるおおむらさきゴルフ倶楽部は、1995年にプロゴルファーの室田淳監修で開場した比較的新しいゴルフ場です。27ホールのゴルフコースですが、Aグリーン使用の西・東コースが一番難易度が高く、レギュラーティーから全長6,304ヤード、パー72、コースレーティング70.0、スロープレーティング134となっています。レギュラーティーからの距離は平均的でフェアウェイも広めにとってありますが、要所に配置されたバンカーや池が戦略性を高めています。また、アンジュレーションのある難しい2段グリーンが、さらにゴルファーを苦しめます。コース全体はよく整備されており、評価も高いです。220ヤード、16打席の広大なドライビングレンジもあり、申し分ない練習環境です。

東京オリンピックが開催される全ゴルファー憧れの「霞ヶ関カンツリー倶楽部」

埼玉県川越市にある霞ヶ関カンツリー倶楽部は、ゴルファーなら誰もが知っている超名門コースです。2020年には東京オリンピックが開催される憧れのコースでもあります。36ホールのゴルフ場ですが、オリンピックに向けて東コースは大幅改造をした関係もあり、現在レギュラーティーからの最も難しいレイアウトは、井上誠一氏設計の西コースのOUT、INとなっています。全長6,520ヤード、パー72、コースレーティング71.3、スロープレーティング130と難しいレイアウトです。全体的にフラットなコースですが、距離が長く、ティーショットからピンポイントで攻めることが要求されるホールが多いです。また池やクリークなど、数々の罠があり、常に正確なショットを求められ、気の抜けないホールが続きます。

数々のメジャートーナメントを開催してきた「狭山ゴルフ・クラブ」

埼玉県入間市にある狭山ゴルフ・クラブは、1958年に開場した歴史と伝統ある名門ゴルフコースです。名門に安住することなく、コース改造、クラブハウスの建て替えなど、常に先を見据え変化をしているゴルフ場でもあります。27ホールのゴルフ場で、レギュラーティーからの全長6,271ヤード、パー72、コースレーティング71.1、スロープレーティング130となっている、Bグリーン使用で西・南と周る18ホールが一番難易度の高いレイアウトとなります。コース自体は高低差のほとんどないフラットで広々としたフェアウェイで一見やさしく見えますが、深いバンカーや池が戦略的に配置されている点と、長い年月で育った林がプレッシャーになる点、グリーンも速く、一筋縄にはいかない難しさが挑戦者を唸らせています。

開場100年を超える日本を代表する超名門「東京ゴルフ倶楽部」

埼玉県狭山市にある東京ゴルフ倶楽部は、もともと東京駒沢にあったコースが戦争の影響など、様々な変遷をたどったあと、1955年に再発足。開場から100年を超える、国内有数の歴史ある超名門コースです。難易度が高いのは朝霞グリーンを使用した、レギュラーティーから全長6,630ヤード、パー72、コースレーティング72.2、スロープレーティング132の18ホールで、かなりレートも高く難しいコースレイアウトとなっています。距離がしっかりあることはもちろんですが、自然に流れるゆるやかな起伏やセパレートされた林とともに、数が多く深いバンカーや池、砲台グリーンと、戦略性がとても高く、ごまかしのショットは通用しないとても難しいコース設計です。

自然の松と美しい池が戦略性を高める「東松山カントリークラブ」

埼玉県東松山市にある東松山カントリークラブは、1963年にオープンした開場55年を迎えた27ホールのゴルフコースです。関越道の東松山インターチェンジからも近く、アクセスの良さも評判のゴルフ場です。最難易度のコースは、Aグリーンを使用した中・西コースで、レギュラーティーからの全長6,400ヤード、パー72、コースレーティング70.3、スロープレーティング132という手ごわいレイアウトです。距離がしっかりあることに加え、自然の丘陵地に適度なアンジュレーションがショットの精度を上げさせてくれません。また、池が絡むホールが多く、ピンポイントで打つ技術がないとスコアメイクできません。豪華で高級感あるクラブハウスが印象的で、練習場施設も整っています。

国内屈指の名門林間コースとなった「日高カントリークラブ」

埼玉県日高市にある日高カントリークラブは、開場60周年を迎えた27ホールの名門ゴルフ場です。立地は同じく超名門の霞が関、東京ゴルフ倶楽部に隣接しています。なお2019年には日本シニアオープンの開催が決まっています。メインコースであるAグリーンを使用する東・西コースが最難易度のレイアウトで、レギュラーティーから全長6,614ヤード、パー72、コースレーティング71.1、スロープレーティング130となっています。コースは典型的な林間コースで、ゆるやかな起伏のフェアウェイは広めにとってありますが、松などの丈の高い木々がプレイヤーには狭く見え、グリーンが近くなるにつれて、しっかりとガードバンカーがグリーンを取り囲み、ショット精度の高さを試されます。

まとめ

埼玉県でのレギュラーティーから難易度の高いゴルフ場のご紹介をしましたがいかがでしたでしょうか?難易度といってもプレイヤーのスタイル、好みによって変わる部分はありますが、それを相対的に表すのがコースレーティングとスロープレーティングと呼ばれるものです。コースレーティングとはハンデゼロのゴルファーにとってどれぐらい難しいのかを表しており、スロープレーティングは多くのアマチュアゴルファーに相対的難易度を示す数値で、どちらも一般的に数値が大きいほど難しいコースといえます。この数値を参考にぜひ難しいコースにも挑戦して腕を磨いてください。

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