神奈川で難しいゴルフ場特集／コースレート・スロープレートの高い上級者向けコース

仕事でも遊びでも出来なかったことが上手くこなせるようになると嬉しいものです。スポーツは特に自分の不得意なところが見つかりやすく、それ故に克服した時の喜びは一入で更に上を目指したくなります。ゴルフを嗜む方々も複雑なコースレイアウトを目にした瞬間に気持ちが高ぶり、どう攻略していくかで頭の中がいっぱいになるでしょう。今回は神奈川県にある上級者向けのゴルフ場を3か所ほどご紹介いたします。いずれもハンディキャップ無のスクラッチゴルファーを対象に難易度を示すコースレーティングが70以上、スロープレーティング129以上となり、面白く打ち甲斐満点です。
スロープレーティングとは、USGAの商標で、JGAとUSGAコースレーティングとボギーレーティングの差に基づいて算出されており、55から155の整数で表されています。標準難易度は、113を基準としているため、本記事でご紹介するコースは、本当に高難易度と言っていいでしょう。

神奈川県厚木市にある総面積130万平方メートルの厚木国際カントリー倶楽部は、1959年開場の桜や桃など樹木がしっとりと包む名門のゴルフ場です。一番難易度の高いコースは、西OUTコース、東INでのラウンドとなります。レギュラーティーでの距離は6,466ヤード、コースレーティング71.4、スロープレーティング131のハイレベルなレイアウトは、池やバンカーが適度に配置されていてボール運びを考えさせられます。直線的なホールも多くダイナミックに攻め込めますが、両サイドがＯＢとなる西の1番など気を引き締めて臨む必要があるでしょう。日本の伝統であるベント、高麗の2グリーンも並びや位置に変化を持たせ攻略に一味加えてあります。クラブハウスは落ち着いた雰囲気で、丹沢連峰を眺めながら食事を楽しめるレストランも好評です。

神奈川県足柄下郡箱根町の雄大な仙石原に展開する大箱根カントリークラブは、県内1位のトーナメント実績を誇る名高いゴルフ場です。外輪山の見事な景観を背景に全18ホールのコースは、レギュラーティーのコースレーティング71.3、スロープレーティング129、6,605ヤードの長さが腕自慢のゴルファーを待ち構えています。数多くの名誉会長を務めた朝香鳩彦氏をアドバイザーに日本初のゴルフルールを作った大谷光明氏設計による自然の起伏と窪地を活かしたナチュラルハザードがプレイヤーにプレッシャーを与えてくるでしょう。蓮の花のようにバンカーでグリーンが囲まれている17番ショートなど、上田桃子選手やイ・ボミ選手をはじめ長きに渡り数々の実力者を迎えたツアー会場の実力が伺えます。

神奈川県横浜市にある程ヶ谷カントリー倶楽部は、関東で3番目の歴史を持つ日本最初のチャンピオンコースです。1927年に国内最高峰の大会である日本オープン第1回が行われた会場でもあります。全18ホールからなるコースは、レギュラーティーでのコース距離が6,294ヤード、コースレーティング70.6、スロープレーティング129の難感がプレイヤーの思考をくすぐります。景観の美しさを演出するセパレート役の松と杉がボール運びの加減を微妙にずらしてくるため、攻略方法をクラブの選択から楽しめるでしょう。強力な打ち上げとなる11番をはじめ適度なアップダウンに打ち下ろし、ブラインドとホール毎の表情の違いがゴルファーの心を引き寄せ、その魅力は斉藤愛璃プロの所属と言うところからも、うかがい知ることができます。

レギュラーティーからも難易度を充分楽しめる神奈川県内のゴルフ場を3か所ご紹介いたしましたがいかがでしょうか。上手くなりたいとの思いは誰もが少なからず抱いている気持ちで進歩していく原動力となります。ラウンドする度に成長させてくれるコースは大変貴重であると言えるでしょう。大箱根カントリークラブは難しさの多い分得るものがたくさんあり、眺望も素晴らしくタイトルを賭けた試合の場に相応しいオススメのところです。自身の技量を別のステージで試したい時やステップアップの時期を迎える際に参考となれば嬉しい限りです。

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