ここ10年の間に急速に普及したゴルフグッズのひとつにゴルフナビがあります。
セルフプレーの増加とともに、その便利さから使用するゴルファーが急増してきました。
ゴルフ場で使っている人を見かけたことがある人も多いのではないかと思いますが、今回はこのゴルフナビの使い方や種類、そして選び方からオススメまで、「ゴルフナビってなに?」という方の疑問にまとめてお答えします。

ゴルフナビの種類と選び方、オススメまでご紹介

ゴルフナビとは?

ゴルフナビというのは、レーザーやGPS機能を利用して、ショットする地点からグリーンやハザードまでの距離、コースの高低差などの情報を測定して表示する装置のことです。
プロのトーナメントでは、試合前にキャディが実際に歩測してグリーンまでの距離や、バンカーなどのハザードの位置など細かい情報を把握しておいてプレイヤーに伝えますが、ゴルフナビはまさにそういった情報を提供してくれるものです。
ラウンドの際にキャディさんがいればある程度の距離情報は伝えてくれますが、必ずしも自分のそばに常にいてくれるとは限りませんし、セルフプレーでは目測に頼るしかありません。
そういった時に、ゴルフナビは非常に強い味方になってくれるグッズだと言えるでしょう。

ゴルフナビの種類をご紹介

ゴルフナビには大きく分けて腕時計型、PDA型、ボイスナビゲーション型といった種類があります。
腕時計型は、その名の通り腕にはめて情報を見ることができるタイプで、ラウンド中にいちいちポケットから端末を出して確認する手間が省けます。携帯性が良いのが一番の利点ですが、画面が狭くなりますので、機種にもよりますが表示できる情報は限られてきます。
PDA型は画面が大きく、コースのレイアウト図などが表示されます。画面がカラーのものも多く一目でグリーンやハザードまでの距離などの情報が得られます。
ボイス型は機能としてはシンプルで残り距離のガイド機能がメインになります。小型の画面がついている機種もありますが、メインは音声での案内になりますので、いちいち画面を見たりする手間が省けます。

ゴルフナビの使い方

ゴルフ場では、ティーグラウンド以外にも途中にヤーデージの杭があり残り距離を示してくれています。しかし、これらの距離表示はかなりアバウトであることが多く、さらに杭から自分のボールまでの距離は歩測しなくてはなりません。
初心者の方の場合歩測で距離を測るのは簡単ではありません。
またヤーデージの杭はグリーンまでの距離しかわかりませんので、手前の池までは何ヤードなのか?池を越えるには何ヤード必要なのか?といった情報は目測しなくてはなりません。
こういったときにゴルフナビがあれば、グリーンまでの正確な距離だけでなく池を越すにはどれくらいのキャリーが必要なのか?といった情報を瞬時に把握できますのでコースマネジメントに役立ちます。
また機種によっては自分の飛距離なども記録できますし、パソコンやスマホと連携する機能があるものもありますので、自分のラウンド記録を作ることができます。

ゴルフナビを選ぶポイント

ゴルフナビを選ぶ場合、3つのポイントを考えて選ぶと良いでしょう。
一番目は形態です。
PDA型か、腕時計型か、ボイスタイプか、大きく分けてこの3つを比較します。
次に機能です。
シンプルな距離だけで良いのか、俯瞰図なども見られるものが良いのか、他の端末との連携はできるのか、など自分の欲しい機能を考えて選びましょう。
最後に価格です。
多機能なものほど高くなりますから予算の範囲で自分に必要な機能があるかどうかなどを調べて選ぶようにしましょう。
では次に実際にオススメの機種をご紹介していきたいと思います。

オススメゴルフナビ7選

腕時計型の高機能モデル GARMIN(ガーミン) Approach ゴルフナビ Approach S60 Ceramic 010-01702-22

腕時計型モデルです。グリーンまでの距離だけでなくコース上の各ポイントまでの距離が測定できるほか高低差なども把握することができます。
測位はGPS、GLONASS、みちびきの3つに対応しており、より正確な距離が測定できます。
ショット分析やパソコン連携など多くの機能を備えたハイエンドモデルです。

フェアウェイモード搭載!便利な腕時計型 ショットナビ Shot Navi ショットナビW1-FW

腕時計型モデルです。2グリーンの表示や各ハザードまでの距離が測れるハザードモードやスコアカウンターなどの機能を備えていますが、なんといってもこの機種の特徴はFWモードではないかと思います。ボール地点から打ちたい方向のフェアウェイに向けて測定するとフェアウェイ中央までの距離が表示され、ドッグレッグやトラブルからの脱出の時に大変に便利です。

オールインワンの表示が可能な腕時計型モデル GreenOn(グリーンオン) G012 ゴルフナビ GPS ザ・ゴルフウォッチ A1 (エーワン) 1m精度のみちびきL1Sに対応 オールインワン画面搭載 高精細反射型カラー液晶 10周年記念モデル

腕時計型モデルですがオールインワン画面でコースレイアウトを含む必要な情報を一度に見ることができ、面倒なページ遷移を最低限で済ませることができるモデルです。
測位はみちびきL1Sに対応しており1m精度での測位が可能です。スマートフォンアプリとの連携で、ショット履歴やスコア管理もでき非常に便利です。

3.1インチの大画面 ユピテル(YUPITERU) Yupiteru GOLF YGN6200 電源:DC3.7V(内蔵リチウムイオン電池) ディスプレイ:3.2インチTFT静電式タッチパネル

PDAタイプのモデルで3.1インチの大画面を備えています。リアルグリーンビュー機能を備えショット地点からのグリーンエッジ距離の測定が可能になったほか、事前にクラブハウスでピンポジションを登録することが可能です。
また、ルール適合モードを備えており距離測定器の使用が認められている競技ではルールに合わせた表示にすることが可能です。

3.0インチの大型液晶PDAモデル アサヒゴルフ EAGLE VISION GPS NEXT ユニセックス EV-732 ホワイト

PDAタイプのナビで3.0インチのTFTカラー液晶が搭載されています。高機能ナビでありながら「電源を入れるだけでナビスタート」の機能を備えており、扱いが難しいのではないか?という心配はありません。

ワンクリックで残り距離を音声案内 Voice Caddie ボイスキャディ VC170 GPS ゴルフナビ

ボイスタイプで直径45mmのコンパクトなモデルです。ワンクリックでゴルフ場を認識、ラウンド中はワンクリックで残り距離を案内してくれる非常にシンプルで操作が簡単です。

スタイリッシュなボイスタイプ voice caddie(ボイスキャディ) VC300SE VC300SE 音声型 GPS ゴルフナビ

ボイスタイプのスタイリッシュなモデルです。グリーン中央、フロントエッジ、バックエッジまでの距離がシンプルな操作で確認できます。国内の9H、2,000ヤード以上のコースはすべてカバーしていて世界3万コースに対応しています。

まとめ

ゴルフナビはR&Aのルールに準拠している日本では最近まで公式競技での使用は認められていませんでした。
しかし2019年のルール改正によりローカルルールで使用が認められているコースでの使用は距離測定機能に限り認められることとなりました。
ルールで認められたことにより、これからますます使用する人が増えていきそうです。
距離を正しく目測するのもゴルフの技術のひとつという考え方もあるかとは思いますが、ナビを使うことによりセルフのラウンドスピードが早くなるという統計もあるようですし、残り距離が正確にわかることによってミスした時の原因がわかりやすくなり上達の役にも立ちます。
それらの利点を考えると、やはり使ってみたいグッズと言えるのではないでしょうか。
タイプにより機能の違いがハッキリしていますので、ご自分のラウンドスタイルに合わせて最適のモデルを選んで頂きたいと思います。

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