国内女子ツアートーナメントは才色兼備のプロゴルファーが次々に誕生し、目にも華やかで大人気です。また使用ティーがレギュラーティ-ということも多く、挑戦意欲を掻き立てられます。中継を見ていると、自分ならあの名物砲台グリーンは何番でショットするだろう?と思うこともあるでしょう。そんな時お役に立てるよう、この記事では、2018年に開催された国内女子ツアートーナメントの大会名とともに開催地やコースをご紹介します。さらに、賞金総額や優勝者など、大会の様子・予約方法もまとめてみました。女子ツアーが開催されたゴルフ場を知りたい・予約したいという際に、ぜひご参考にしてください。

2019年国内女子ツアートーナメント開催のゴルフ場はこちら

2018年国内女子ツアートーナメントが開催されたゴルフ場

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント開催された「琉球ゴルフ倶楽部」

琉球ゴルフ倶楽部では、女子ツアーの開幕戦であるダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントが1988年から長年開催されています。雪が降るほど寒いことがある3月でも、沖縄では半袖でゴルフができるという、ゴルフの開幕戦にピッタリな土地柄です。3月1日~4日までの開催中3日のみ荒天により中止となってしまいましたが、他の日はお日様と18~22℃の気温に恵まれました。賞金総額9,000万円(競技短縮による減額)をかけた試合に、3日間で13,000人以上の入場者を集め、大盛況となりました。前年優勝者アン・ソンジュプロや復活を印象付けた諸見里しのぶプロなどの活躍を抑え、イ・ミニョンプロが優勝を飾りました。花粉のない春ゴルフが楽しめる、心地よい海風に包まれたゴルフ場へ、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップが開催された「土佐カントリークラブ」

高知県手結山から太平洋を望める好立地の土佐カントリークラブでは、2008年から毎年ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップが開催されています。2018年大会は、横峯さくらプロなど歴代賞金女王が優勝争いを繰り広げました。決着は7年連続のプレーオフにもつれこむ大混戦となり、新賞金女王鈴木愛プロにポスト賞金女王のアン・ソンジュプロが勝利しました。賞金総額8,000万円、3月9日~11日の3日間で開催された熱戦の優勝カップを抱きしめた女王の写真は、歴代優勝者に並んでゴルフ場に飾られています。大会中最終ホールとして使用される室戸コース9番には、例年優勝選手のティーショット落下地点に記念プレートや旗が置かれます。こちらのゴルフ場は、公式ホームページや各種予約サイトから予約が可能ですので、優勝選手とご自身の飛距離との架空対決をぜひ楽しんでください。

Tポイントレディスゴルフトーナメント初開催となった「茨木国際ゴルフ倶楽部」

茨木国際ゴルフ倶楽部は、今までこの試合が行われていた鹿児島高牧カントリークラブや若木ゴルフ倶楽部に代わって選ばれたゴルフ場です。大阪府開催は当試合初であるとともに、2018年女子国内ツアー唯一となりました。3月16日~18日の期間中に賞金総額5,250万円(競技短縮による減額)が掲げられた中、鈴木愛プロが終始1位をキープしての優勝を遂げました。前年優勝の菊地絵理香プロが予選通過を果たせない一方、山口すず夏アマが16位の大健闘を見せるなど、話題豊富な試合となりました。このゴルフ場は開場58年の歴史を守りながらも、コースの全面改修やクラブハウスの新築など進化を遂げています。PGMなど各種予約サイトでエントリー可能な、大阪平野を一望できるゴルフ場です。

アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKIの開催地「UMKカントリークラブ」

UMKカントリークラブは、比嘉真美子プロや渡邉彩香プロなど飛距離を出せる選手が上位フィニッシュを決めたアクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKIが開催されたコースです。温暖な宮崎県の空の下、3月23日~25日まで賞金総額8,000万円をめぐる戦いが繰り広げられました。結果は、3ホールに及ぶプレーオフの混戦をフェービー・ヤオプロが制しての優勝です。この試合で優勝したことのある若林麻衣子プロや笠りつ子プロも予選通過し、相性のよさを見せた試合でした。このコースではトーナメント開催によって蓄積した管理の知識と技術が駆使され、1年を通して最高のコンディションが提供されています。公式ホームページや各種予約サイトから予約可能ですので、プロ仕様のコースをぜひご体感ください。

1985年から始まった歴史あるヤマハレディースオープン葛城が開催されている「葛城ゴルフ倶楽部 山名コース」

静岡県にある葛城ゴルフ倶楽部 山名コースでは、2008年からヤマハレディースオープン葛城が開催されています。2018年は3月29日~4月1日に行われ、4日間でアンダーパー選手はわずか2名という難しいコースであることが如実に現れる結果となりました。そんな難攻不落の大会舞台、バーディーを狙うより我慢のゴルフに徹することができたアン・ソンジュプロに軍配が上がりました。1億円の賞金総額をかけたこの試合は、前年覇者イ・ミニョンプロなど外国勢の活躍も多く見られました。以前トーナメントが開催された宇刈コースもあり、お城のようなホテルも併設されていますので、宿泊を兼ねてのご利用もオススメです。

第1回スタジオアリス女子オープンから毎回開催されている「花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース」

兵庫県にある花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースでは、スタジオアリス女子オープンが第1回から毎回開催されています。2018年は、賞金総額6,000万円を4月6日~8日までの3日間で競う大会となりました。毎回ドラマを生む名物ホールの18番でキッチリとパーセーブできた鈴木愛プロが、優勝カップを手にしました。前年優勝者テレサ・ループロも最終ホールはパーでフィニッシュしていたことから、まさに優勝を決めるキーホールとなっています。ギャラリープラザには主催会社の写真技術などを活かした、子供も楽しめるしかけが用意され、年齢や性別を問わずに楽しめる魅力的なトーナメントです。こちらのゴルフ場の予約はメンバー紹介が必要な日程もあるので、電話での問い合わせがオススメです。

KKT杯バンテリンレディスオープン開催の「熊本空港カントリークラブ」

熊本空港カントリークラブは、熊本県で長年に渡って大会名を変更しながらも続いているKKT杯バンテリンレディスオープンが開催されたゴルフ場です。2018年は11人抜きの大逆転優勝を遂げた比嘉真美子プロのプレーが光った大会となりました。4月13日~15日まで、全選手が熊本大地震被災者の方々への思いを胸に戦いました。賞金総額は1億円。チャリティーイベントの収益金は義援金として熊本県に寄付されたトーナメントでした。前年優勝者の西山ゆかりプロは予選通過を果たし、外国勢を抑えて上位5名までを日本勢が占めた結果となりました。雄大な阿蘇の麓のゴルフ場へご旅行を兼ねて訪れるのもオススメです。

初優勝者を多く生み出すフジサンケイレディスクラシックの開催地「川奈ホテルゴルフコース富士コース」

川奈ホテルゴルフコース富士コースは、賞金総額8,000万円をかけたフジサンケイレディスクラシックが開催されているゴルフ場です。以前には男子ツアーも開催されており、この女子ツアーも1982年からの歴史が受け継がれています。2018年大会優勝者は永峰咲希プロで自身初でしたが、過去優勝者の藤田光里プロや金田久美子プロも同様で、初優勝者の多い大会でもあります。静岡県の海風の厳しさが有名なゴルフ場ですが、4月20日~22日の開催期間中2日目以外は珍しく穏やかな天候となりました。近年活躍が目覚ましい韓国選手などの海外選手を抑え、トップ10に9人の日本人選手が入り、前年優勝者吉田弓美子プロもしっかり予選通過を果たしました。テレビ中継を見て、壁のように立ちはだかる砲台グリーンの名物パー3に挑戦したくなった皆様、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

2018サイバーエージェント レディスゴルフトーナメントの開催地「グランフィールズカントリークラブ」

グランフィールズカントリークラブでは、4月27日~29日まで2018サイバーエージェント レディスゴルフトーナメントが開催されました。トーナメント開催の多い静岡県での大会で、快晴にも恵まれ、多くのギャラリーで賑わいました。優勝者の新垣比菜プロをはじめ、柏原明日架プロや永井花奈プロ、鈴木愛プロなど女子ゴルフ界の次世代を担うプロが上位フィニッシュしました。賞金総額は8,000万円、前年優勝を果たしたキム・ハヌルプロは17位タイの結果となりました。こちらのゴルフ場のゲストプレーはメンバー同伴または紹介が必要となりますが、渓流・滝・池を配した日本庭園風のコースで、清々しいプレーが楽しめることでしょう。

女子メジャー初戦ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの舞台「茨城ゴルフ倶楽部西コース」

女子ツアーには珍しい4日間大会というメジャーらしい日程でワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップが開催されたゴルフ場が、茨城ゴルフ倶楽部西コースです。茨城県で5月3日~6日まで、賞金総額1億2,000万円をかけて行われました。優勝スコア3アンダー、前年優勝者のキム・ハヌルプロでも8オーバーということからも、セッティングの難しさがひしひしと伝わってきます。最終日、7打差から追いついた鈴木愛プロを、優勝者申・ジエプロが17番のイーグルで突き放すというメジャーに相応しい試合展開となりました。尚、こちらのゴルフ場のゲストプレーは、会員の同伴または紹介が必要ですので、ご注意ください。

賞金総額1億2,000万円!ほけんの窓口レディース開催コース「福岡カンツリー倶楽部和白コース」

福岡カンツリー俱楽部和白コースでは、2018年5月11日~13日の3日間、賞金総額1億2,000万円をかけた、ほけんの窓口レディースが開催されました。この大会は、同じ福岡県で大会名を変更しつつ長年開催されています。雨の中の最終日、猛チャージを見せたアン・ソンジュプロと、優勝者の鈴木愛プロ、同組の菊地絵理香プロが17番で同スコアに並ぶ見ごたえ十分な展開となりました。結果、2015年・16年連覇のイ・ボミプロに続き、鈴木愛プロがこの大会2人目の連覇達成者となり、幕を閉じました。以前には男子のトーナメントも開催されていたこちらのゴルフ場にぜひチャレンジしてみたいものです。

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンを18年連続開催している「中京ゴルフ倶楽部石野コース」

1983年から愛知県で長年の歴史を築いた中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンが2000年から毎年開催されているのが、中京ゴルフ倶楽部石野コースです。2018年は5月18日~20日に行われ、賞金総額7,000万円、前年優勝上田桃子プロも参戦しての3日間大会となりました。今大会を制したのは、最終日12番からの3連続バーディーという圧巻のラウンドを見せたペ・ヒギョンプロでした。ゴルフ界には、プロツアートーナメントの前日に行われるプロアマ戦で優勝すると本戦は…というジンクスがあるようです。今大会プロアマ戦を優勝した彼女は、そのジンクスを見事に破る本戦優勝でもありました。

リゾートトラストグループ主催のリゾートトラストレディス開催地「関西ゴルフ倶楽部」

関西ゴルフ倶楽部は、賞金総額8,000万円を5月25日~27日の3日間で競うリゾートトラストレディスが開催された兵庫県にあるゴルフ場です。リゾートトラストグループコースらしい小粋なクラブハウスを背景に、史上最高額とも言われるホールインワン賞がかけられるなど、豪華な大会となりました。前年は姜・秀衍プロ優勝で幕を閉じ、今大会は魅力的な飛距離を持つ岡山絵里プロが優勝しました。以前アマチュアとしてプロトーナメント優勝を果たしたことでも有名な勝みなみプロ相手に、プレーオフまでもつれる大混戦でした。このゴルフ場では、会員本人からの予約のみ受付可能となりますが、チャンスがあればぜひ回ってみたいコースです。

節目となる第20回大会となったヨネックスレディスゴルフトーナメントの開催地「ヨネックスカントリークラブ」

ヨネックスカントリークラブは、6月1日~3日に賞金総額7,000万円をかけたヨネックスレディスゴルフトーナメントが開催された新潟県にあるゴルフ場です。若い世代の活躍が目立つ近年の女子ツアーで、大山志保プロが勝てない時、リハビリの辛い時などを乗り越えて涙の優勝を勝ち取りました。今大会には史上2番目を記録した大ギャラリーが集まり、ヨネックス契約プロ森田遥プロや若林舞衣子プロの活躍も見られました。特に2番パー4は大会屈指の難ホールであり、女子プロの高い技術が数多く披露されました。歴史あるゴルフ場ながら、公式ホームページで気軽に予約を取ることができますので、ぜひ挑戦してみてください。

宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメントが開催された「六甲国際ゴルフ倶楽部」

過去にはナショナルオープンも開催された兵庫県にある六甲国際ゴルフ倶楽部は、6月7日~10日に宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメントが行われたゴルフ場で賞金総額1億円で競いました。前年の優勝はキム・ハヌルプロ。この大会から日本にとどまらず世界の女子プロゴルファーの涙を誘った宮里藍プロの名が、大会名に付けられています。宮里藍プロ国内最終戦となった前年のこの大会で、ともに最終ラウンドをまわり涙を流した成田美寿々プロが、2018年は優勝を果たしました。大会中は、宮里藍プロがギャラリーにビールを注いで提供するサプライズが飛び出す一幕もあり、大変盛り上がったのが記憶にあたらしいですね。予約は会員からのみと、敷居が高いのですが、一度はプレーしてみたい憧れのコースです。

ニチレイレディスの勝敗を大きく左右する17番パー3が有名な「袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コース」

千葉県に位置する袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コースは、6月15日~17日に8,000万円の賞金総額をかけたニチレイレディスが開催されたゴルフ場です。前年優勝テレサ・ループロと、この大会で3連覇を遂げている申・ジエプロが、プレーオフにまで決着を持ち込んだ見応え十分な展開となりました。この台湾・韓国・日本対決となった中、「やっぱり日本選手が負けたかと言われたくない」との気合を入れた鈴木愛プロが頂点に立ちました。勝負の分かれ目となったのは17番パー3。鈴木愛プロはピン1メートルにつけるスーパーショットで相手にプレッシャーをかけました。また、この17番では、過去に本大会で優勝経験のある吉田弓美子プロがホールインワンを達成しています。尚、プレーするには、メンバーからの電話予約のみとなりますので、ご注意ください。

アース・モンダミンカップが開催された美しいコース「カメリアヒルズカントリークラブ」

カメリアヒルズカントリークラブは、アクアラインからほど近い千葉県にあるゴルフ場で、6月21日~24日までアース・モンダミンカップが開催されました。ギャラリープラザにはフードコートも展開され、出店の列に並ぶ出場選手を身近に感じられるチャンスもあります。賞金総額は1億8,000万円、前年優勝鈴木愛プロが2位フィニッシュ。そして今大会の優勝は、18番パー5で果敢に2オンを狙うなど攻めのゴルフに徹した成田美寿々プロが手中に収めました。18番は右サイドに広がる2つの池に向かって傾斜しており、セカンド地点からの残り距離が絶妙なため、ドラマを生む設定となっています。

小高い丘の林間に広がるチャンピオンコースがニッポンハムレディスクラシックを盛り上げた「アンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコース」

北海道にあるアンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコースは、賞金総額1億円のニッポンハムレディスクラシックが開催されたゴルフ場です。7月6日~8日で行われました。飛距離を出すことのできる川岸史果プロとテレサ・ループロを2位に抑え、アン・ソンジュプロが優勝しました。前年優勝イ・ミニョンプロに続く2年連続の韓国勢優勝となりました。今大会は気温13度~17度の曇りや雨の寒い毎日となってしまいましたが、中堅選手の寒気を吹き飛ばす底力が見せつけられました。このゴルフ場の予約は、電話や各種予約サイトで取ることができますので、ぜひ訪れてみてください。

有村智恵プロ優勝のサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントが開催された「イーグルポイントゴルフクラブ」

イーグルポイントゴルフクラブは、茨城県にあるサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントが開催されたゴルフ場です。サマンサタバサ所属モデルによるショーなど、ゴルフ女子向けイベント満載の華やかな大会です。2018年は7月13日~15日まで賞金総額6,000万円をかけて行われました。青木瀬令奈プロは2位と健闘し、大会ホステスプロとしての意地を見せました。青木瀬令奈プロは15番のバーディーパットを決められなかった一方、バーディーを奪った有村智恵プロが優勝!この勝敗を分けた15番はパー5。右サイドに走るクリークとグリーン奥の急斜面が、プロにもプレッシャーとなるホールです。
このゴルフ場でのプレーはメンバーの同伴か紹介が必要となりますが、機会があれば訪れてみたいコースです。

センチュリー21レディスゴルフトーナメント開催の「瀬田ゴルフコース西コース」

滋賀県で開催されたセンチュリー21レディスゴルフトーナメントは、7月20日~22日に瀬田ゴルフコース西コースで開催されました。賞金総額は8,000万円、穴井詩プロが優勝した前年大会に続き2年連続の開催コースとなりました。今大会は、アメリカの大学生クリスティン・ギルマンプロのアマチュア・初出場優勝という快挙が成し遂げられました。ほぼ勝利を手中にしている中、18番ホールもバーディーで締めくくり、終始攻めのゴルフでの優勝となりました。この18番ホールは、右ドッグレッグ、短めのパー4で、バーディーフィニッシュを決める選手が多い注目ホールです。公式ホームページや各種予約サイトで予約可能ですので、幅広いゴルファーが楽しむことができます。

大東建託・いい部屋ネットレディスの開催地として選ばれた「鳴沢ゴルフ倶楽部」

鳴沢ゴルフ倶楽部は、大東建託・いい部屋ネットレディスが7月26日~29日まで開催された山梨県にあるゴルフ場です。前年優勝成田美寿々プロや大会ホステスプロ渡邉彩香プロが出場した、賞金総額1億2,000万円、山梨県での大会でした。プレーオフでは池に入れてしまうショットがありながらも、黄・アルムプロが優勝を決めました。このプレーオフが行われたのは18番パー5。遠くに富士山を望むことができ、コースを代表する中継映えのよいホールです。プロでもプレッシャーを感じる手前の池と、奥の複数バンカーに守られたグリーンがトーナメント難易度を高めています。公式ホームページや各種予約サイトから予約が可能ですので、雄大な自然を感じながらのプレーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

頭脳的な戦術が必要とされる北海道 meiji カップ開催の地「札幌国際カントリークラブ島松コース」

札幌国際カントリークラブ島松コースでは、賞金総額9,000万円をかけた北海道 meiji カップが開催されました。前年優勝者は森田遥プロ、大会期間は8月3日~5日でした。優勝は福田真未プロで、大会のトーナメントレコードを更新する15アンダーというビッグスコアをマークしました。2位の申・ジエプロは、最終ホール18番で残り67ヤードの3打目をあわやカップインイーグルのスーパーショットで大会を盛り上げました。なお、この大会の優勝者への副賞は明治製品10年分。福田真未プロはこの半分の5年分を試合から約半年後に、北海道の養護施設に贈ったことでも話題となりました。こちらのゴルフ場は原則として会員の紹介が必要ですが、各種予約サイトからも予約可能ですので、ぜひ訪れてみてください。

軽井沢72ゴルフトーナメントの舞台となった「軽井沢72ゴルフ 北コース」

軽井沢72ゴルフ 北コースは、8月10日~12日にNEC軽井沢72ゴルフトーナメントが開催されたゴルフ場です。長野県で、賞金総額8,000万円をかけた大会となりました。最終日は曇り空のもと、気温24℃という高原ならではの爽やかな条件に恵まれました。優勝は、大会期間中3日間首位を守り続けた黄・アルムプロでした。2018年メジャー初戦優勝を果たしていた申・ジエプロや、最終日のベストスコアをマークした松田鈴英プロを振り切っての完全優勝でした。前年優勝比嘉真美子プロは、この大会の前週に開催された全米女子オープン4位の疲れもあってか、初日から出遅れてしまいました。今大会ホステスプロの原江里菜プロは、17番で痛恨の池ポチャとなってしまいましたが、この池は毎年ドラマを生むパー3の名物ホールです。

イ・ボミプロが大会史上3連覇を掛けて戦ったCAT Ladies開催の地「大箱根カントリークラブ」

大箱根カントリークラブは、賞金総額6,000万円をかけたCAT Ladiesが8月17日~19日まで開催されたゴルフ場です。ディフェンディングチャピオンは、昨年の優勝で大会史上初の2連覇を達成したイ・ボミプロでした。2018年は大里桃子プロが、今大会で22回目を数える神奈川県でのトーナメントを制しました。キャディーのお父様とつかんだ、LPGA入会から最速での優勝達成記録となりました。この大会では主催企業がキャタピラーであることから、優勝の副賞として重機が贈られることでも注目を集めます。名物ホールの17番パー3では、蓮の花と呼ばれる6つのバンカーが女子プロをも悩ませます。そんな名物ホールに皆様もぜひ挑戦にしてみてはいかがでしょうか。

北海道最古と言われる「小樽カントリー倶楽部」で開催されたニトリレディスゴルフトーナメント

北海道にある小樽カントリー倶楽部は、8月23日~26日まで開催されたニトリレディスゴルフトーナメントの舞台となったゴルフ場です。賞金総額1億円となっており、昨年優勝の申・ジエプロが今大会も上位に入る相性の良さを見せました。最終日はトップと3打差に11名が並ぶ大混戦でしたが、2、3番ホールで早々に連続バーディーを決めたアン・ソンジュプロがそのまま抜け出して優勝しました。ポイントとなった2番、3番ホールは、どちらもパー4です。2番では池、3番ではバンカーが両サイドに待ち受けるレイアウトとなっています。こちらのゴルフ場でのプレーは、メンバーの同伴または紹介を原則としていますので、ご注意ください。

女子プロの技術が光ったゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント開催地「GOLF5カントリーみずなみコース」

岐阜県にあるGOLF5カントリーみずなみコースは、ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメントが8月31日~9月2日に開催されたゴルフ場です。前年優勝O.サタヤプロの次の女王を目指す、賞金総額6,000万円の大会でした。大会期間中はこの時期らしい気温ながらも、曇り空に救われながらのトーナメントとなりました。決着はプレーオフにまで続き、途中雷雲接近による中断まで入ってしまうほどの長い1日となりました。小祝さくらプロも猛追しましたが一歩及ばず、申・ジエプロの優勝となりました。こちらのゴルフ場の予約は、公式ホームページや各種予約サイトから取ることができますので、どなたでもお気軽にチャレンジしてみてください。

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯の舞台に選ばれた「小杉カントリークラブ」

富山県にある小杉カントリークラブは、女子メジャー大会のひとつ、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が開催されたゴルフ場です。9月6日~9日まで行われた、賞金総額2億円の大会でした。雨や風が厳しい天候条件にも負けず、円熟の技を駆使した申・ジエプロが2位に9打差をつける圧勝で幕を閉じました。前年優勝の李・知姫プロでも申・ジエプロとは15打差となるほどの見事な優勝でした。このゴルフ場ではメジャー開催コースに選ばれるべく、常に最上の状態を保つためのさまざまな管理方法が取り入れられています。基本的にはバンカーが左に配置されているため、スライスが心配なプレイヤーには朗報なのではないでしょうか。上級者もビギナーも楽しめるゴルフ場へぜひ足を運んでみてください。

マンシングウェアレディース東海クラシックの舞台「新南愛知カントリークラブ美浜コース」

愛知県に位置する新南愛知カントリークラブ美浜コースは、マンシングウェアレディース東海クラシックが9月14日~16日まで開催されたゴルフ場です。本大会の賞金総額は8,000万円。前年優勝、飛距離自慢の川岸史果プロに続き、今大会も飛距離アップに注目が集まっていた香妻琴乃プロの勝利となりました。香妻琴乃プロは、最終ホールのティーショットをラフに入れても、冷静にバーディーチャンスにつけるナイスショットで優勝を決定づけました。やめたいと思うこともあったという、プロ8年の苦節を乗り越えての優勝でした。公式ホームページや各種予約サイトから予約が可能ですので、戦略性の高いチャンピオンコースに挑んでみてはいかがでしょうか。

池越えのパー3数々のドラマを生んでいるミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント開催地「利府ゴルフ倶楽部」

宮城県にある利府ゴルフ倶楽部は、9月21日~23日までミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントが開催されたゴルフ場です。前年優勝者は、アマチュア時代にメジャー制覇で一躍有名となった畑岡奈紗プロでした。賞金総額7,000万円のこの大会は、当時アマチュアだった宮里藍プロが初優勝した2003年からこの地で開催されています。この優勝を見て本気でゴルフに取り組み始めたという大江香織プロが、2018年には女王の座につきました。本ゴルフ場の15番は、女子プロでもボギーやダブルボギーまで出してしまい勝負の行方を左右してきたパー3となっています。プレー予約は、PGM公式ホームページや各種予約サイトから取ることができますので、どなたでもチャレンジが可能です。

女子プロ界最高峰の技術を引き出す日本女子オープンゴルフ選手権開催地「千葉カントリークラブ野田コース」

千葉カントリークラブ 野田コースは、9月27日〜30日まで日本女子オープンゴルフ選手権が開催された、千葉県を代表するゴルフ場のひとつです。前年優勝の畑岡奈紗プロが3連覇に挑んだ、賞金総額1億4,000万円の大会でした。結果は惜しくも2位、優勝はユ・ソヨンプロでした。最終日、15番ホールまでに3打差をつけ、さらに17番でもバーディーを決めるという圧勝でした。ユ・ソヨンプロは16、17番ホールはタフだと感じていたため、17番のバーディーで決まったと思ったとのことです。この優勝を決定づけた17番は、グリーン手前両サイドと奥にバンカーが待ち構えるパー3です。数々のドラマが生まれたこちらのゴルフ場のラウンド予約は、メンバーからの予約が必要となりますが、機会があればぜひ挑戦してみたいコースです。

富士山が見守るスタンレーレディスゴルフトーナメント開催の名門「東名カントリークラブ」

静岡県に位置する東名カントリークラブは、10月5日~7日まで開催されたスタンレーレディスゴルフトーナメントの舞台となったゴルフ場です。賞金総額1億円、前年優勝吉田弓美子プロに続く女王を決める大会となりました。最終日は嵐が過ぎ去った澄んだ空のもと、雄大な富士山に見守られながらの優勝争いとなりました。最終日前夜は17mmもの強い雨が降りました。それでもグリーンは12フィートを維持し、ラフから打ったらグリーンに止まらず、フェアウェイからのショットは止まるコース管理のよさがトーナメントを演出しました。風に負けないしっかりとしたスタンスをキープできたささきしょうこプロが2018年の優勝者となりました。富士山に見守られながら、ぜひラウンドしてみてください!

LPGAツアー第32戦富士通レディースの開催地「東急セブンハンドレッドクラブ西コース」

東急セブンハンドレッドクラブ西コースは、賞金総額8,000万円の富士通レディースが開催されたゴルフ場です。千葉県で10月12日~14日に行われ、今大会の優勝者は成田美寿々プロでした。(前年優勝者はテレサ・ループロ)。首位と2打差6位でスタートし、6バーディー、2ボギーの猛チャージをかけ、大逆転勝利を果たしました。東急セブンハンドレッドクラブ西コースの18番ホールは、長い歴史の中で数々のドラマを生み出してきています。2段フェアウェイと、グリーン面が見えないほどの打ち上げ、名物ガードバンカーが難易度を高くしているパー4です。
会員制となるため、平日はメンバー紹介、土日祝日は同伴が必要となり、かなり敷居は高いですが、機会があればぜひ一度はラウンドしてみたいゴルフ場ではないでしょうか。

NOBUTA GROUP マスターズ GC レディースの舞台として有名な「マスターズゴルフ倶楽部」

兵庫県にあるマスターズゴルフ倶楽部は、NOBUTA GROUP マスターズ GC レディースの舞台としても有名なゴルフ場です。2018年は10月18日~21日、賞金総額1億8,000万円をかけた大会となりました。前年優勝者は上田桃子プロ。歴代優勝者にはポーラ・クリーマープロなどのビッグネームも並ぶ大会です。初日はアンダーパーフィニッシュ選手が55人も出る、ハイレベルなスタートとなりました。大会を制したのは、この日と3日目にトップとなったアン・ソンジュプロ。この大会ホステスプロ、キム・ハヌルプロも2位に入り大会に花を添えました。数々の名プレイヤーが戦ったこちらのゴルフ場をぜひご体感ください。

樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメントの舞台「武蔵丘ゴルフコース」

埼玉県にある武蔵丘ゴルフコースは、10月26日~28日まで、樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメントが開催されたゴルフ場です。前年には永井花奈プロが優勝を果たした賞金総額8,000万円の大会です。上位フィニッシュが多い小祝さくらプロの初優勝が期待されましたが、あと一歩届かず。その一方、16番ホールで前組の小祝プロのバーディー直後に、自身もバーディーパットを見事に決めたささきしょうこプロが優勝しました。今大会キーホールとなった16番は、以前の別試合でタイガーウッズプロがツーオンして大熱狂となったこともあるパー5です。距離が長いので女子プロでもバーディーは難しいロングホールとなっています。数々の名プレイヤーがラウンドしたゴルフ場で、ぜひラウンドしてみてください。

井上誠一氏設計コースが日本で唯一の米女子公式戦TOTO ジャパンクラシックの舞台に選出された「瀬田ゴルフコース 北コース」

瀬田ゴルフコース北コースは、日本で唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦であるTOTO ジャパンクラシックが開催されたゴルフ場です。滋賀県で11月2日~4日まで行われた、賞金総額$1,500,000の大会でした。前年優勝者は2連覇を果たした米ランキング上位のフォン・シャンシャンプロ。歴代優勝者である上田桃子プロはこの優勝をきっかけに米ツアー参戦するなど、世界への扉が開かれているビッグトーナメントでもあります。2018年は、畑岡奈紗プロが最終ホールをバーディーで締めくくる見事な4打差逆転優勝を遂げました。
誰でもラウンドすることができるので、予定を組んでラウンドしてみてはいかがでしょうか。

伊藤園レディスゴルフトーナメントの開催地!千葉県にある「グレートアイランド倶楽部」

賞金総額1億円の伊藤園レディスゴルフトーナメントは、千葉県にあるグレートアイランド倶楽部での開催となりました。前年優勝者は福田真未プロ、今大会の開催期間は11月9日~11日まででした。最終日、青木瀬令奈プロやアン・ソンジュプロの猛追を振り切って優勝したのは、黄・アルムプロ。このトーナメントを毎年盛り上げているのが、18番のパー4です。グリーン左に広がる大きな池が優勝争いを度々左右してきました。なお、会員制のため、ビジターの場合、平日は会員の紹介、土日祝日は同伴が必要となりますので、ご注意ください。

勝みなみプロが制した大王製紙エリエールレディスオープンの地「エリエールゴルフクラブ松山」

愛媛県に位置するエリエールゴルフクラブ松山は、11月15日~18日に大王製紙エリエールレディスオープンが開催されたました。賞金総額は1億円、前年優勝の申・ジエプロが今大会でも4位タイに入る好成績を収めました。今大会の女王は勝みなみプロ。過去にアマチュアでの優勝で一躍時の人となりながらも、プロ転向後なかなか優勝できず、やっと掴んだ勝利でした。このゴルフ場の17番ホールは、女子プロトーナメントでもツーオンを度々見ることができるパー5で、このホールでのスコアが優勝の鍵となっています。予約は、各種予約サイトや公式ページで予約することができますので、愛媛県でのラウンドをお考えの方は検討してみてはいかがでしょうか。

女子ツアー最終戦LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが開催された「宮崎カントリークラブ」

宮崎カントリークラブは、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが開催されたゴルフ場です。宮崎県で開催された本大会は、年度優勝選手など選ばれし者のみが出場できる女子プロツアー最終戦となっており、2018年は11月22日~25日の開催となりました。賞金総額は1億円。前年優勝はテレサ・ループロで、この大会2度目となる真の女王の座につきました。そして、2018年の優勝は申・ジエプロで、2015年に続く2度目のこの大会制覇となりました。18番ホールは、2打目が打ち上げとなるコース設計となっており、クラブ選択がかなり難しくなっています。また、ピンの位置が奥の場合、思い切ってグリーン奥を狙わないと3パットに繋がる可能性もある難コースとなってしまいます。どなたでもご予約可能ですので、宮崎カントリークラブでぜひ贅沢な時間を味わってください。

まとめ

2018年に国内女子ツアートーナメントが開催されたゴルフ場38コースを、大会概要などとともにご紹介いたしました。ツアートーナメントは観戦して楽しいですが、観戦したコースを実際に自身でラウンドすれれば、より一層楽しめるのではないでしょうか。そして、そのプレー体験がツアートーナメント観戦をさらに面白くさせてくれるでしょう。
それぞれのゴルフ場にツアートーナメントを彩る個性がありますが、ご紹介した中でも、土佐カントリークラブは特にオススメです。ツアートーナメント時使用最終ホールにある、優勝女子プロのティーショット落下地点マーキングです。その最終ホールは、テレビ中継で見るよりも、打ち上げが厳しいことにも驚くはずです。また、すぐ隣には男子ツアートーナメント開催ゴルフ場もあるので、ゴルフ旅行にもピッタリです。国内女子ツアートーナメント開催コースを知りたい、予約したい際には、ぜひこの記事をお役立てください。

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