和歌山で難しいゴルフ場特集／コースレート・スロープレートの高い上級者向けコース

いつもと違うコースに行ってみたい、もっと難しいコースやトーナメントコースで腕試しをしたい、上級者になったらそう思ったりもしますよね。でも未経験のゴルフ場をどうやって選んだらいいのでしょう？そんな時、一つの目安となるのがコースレートとスロープレートという数値です。アメリカを倣って2014年から導入されたスロープレートは、あらゆるアマチュアゴルファー向けにゴルフ場の難易度を相対的に表した数値で、数値が大きいほど難しいコースといえます。今回は和歌山県にあるレギュラーティーから難易度の高いゴルフコースをご紹介しますので、ぜひラウンドの参考にしてください。

和歌山県有田郡有田川町にある海南高原カントリークラブは、1975年に開場しました。130万坪の広大な丘陵地に展開し、45ホールを有する関西でも屈指の大規模ゴルフコースです。その中で一番難易度の高いコースは、鏡石コースのOUT・IN、レギュラーティーからの全長がなんと6,953ヤードもある超ロングコースで、全体でパー3が3ホール、パー5が5ホールある変則パー74の設定です。コースレーティング73.7、スロープレーティング136というかなり難しいレイアウトになっています。紀州の山々を見下ろす景観は爽快で、全体的に距離が長いのでフェアウェイは広いものの、アンジュレーションにも富んでいます。さらに池越え、谷越えなど戦略性もあり上級者ならぜひチャレンジしたいゴルフ場です。

和歌山県伊都郡かつらぎ町にある紀伊高原ゴルフクラブは、1976年に開場した聖地高野山麓の標高500メートルの高原に位置する18ホールのゴルフ場です。地下1,500メートルから湧き出る天然温泉がプレー後の疲れをすっきり癒してくれます。難易度はレギュラーティーから全長6,332ヤード、パー72の設定で、コースレーティング71.1、スロープレーティング136となっています。なだらかな打ち下ろしや打ち上げはありますが、基本的にフェアウェイは広めにとってあります。距離は全体では平均的ながら、400ヤードを超える長いミドルホールがいくつかあり、これらを攻略できるかがスコアを左右するでしょう。また、評判の超高速グリーンが最後のカップインまで気を抜かせてくれません。

和歌山県西牟婁郡上冨田町にある南紀白浜ゴルフ倶楽部は、加藤福一氏設計により1991年に開場した比較的新しいゴルフ場です。温暖な気候に恵まれ、併設されている高級感ある南紀白浜リゾートホテルとともにゆったりとリゾートゴルフが楽しめます。18ホールのゴルフ場で、レギュラーティーからの全長は6,640ヤードでパー72の設定です。難易度はコースレーティング72.0、スロープレーティング131となっています。
リゾートコースらしく起伏が少なくあらゆるゴルファーが楽しめるレイアウトになっています。ただ、随所に美しい池を配していて、14本のクラブすべての精度の高さを求められ、5番、8番の池越えのティーショット、3番、9番、11番、15番のグリーン周囲にある池を攻略できるかがスコアメイクのカギとなります。

和歌山県橋本市にある橋本カントリークラブは、1966年に開場した50年以上の歴史を持つ名門ゴルフ場です。80万坪の広大な丘陵地に名匠上田治氏設計によって造られた27ホールは、全国でも有数のロングコースとして知られていて、これまで関西オープンをはじめ多くのトーナメントも開催されているチャンピオンコースです。難易度の高いレイアウトは、西・東コースをラウンドするレギュラーティー（グリーンティー）からの全長6,754ヤード、パー72、コースレーティング73.2、スロープレーティング134となっていて、距離が長くかなりタフな設定です。2016年に開催された関西オープンでは、距離が異なるとはいえ、予選カット6オーバーで優勝スコアが6アンダーという結果からも、いかに難しいコースであるかを物語っています。

和歌山県内で上級者でも満足できるコースレーティングおよびスロープレーティングの高いゴルフコースをご紹介しましたが、いかがでしたか？和歌山県は関西地区でも大阪や兵庫、奈良にたくさんゴルフ場があるせいか、あまり全国的人気のゴルフ場は少ないかもしれませんが、冬でも温暖で南紀白浜ゴルフ倶楽部のようなリゾート気分も同時に味わえるゴルフ場や橋本カントリークラブおよび海南高原カントリークラブのような超ロングで本格的アスリート向けゴルフ場もあります。腕に覚えのある方は、海を見ながら、また山々の景観を楽しみながら、ゆったり宿泊ゴルフなどをされたらいかがでしょうか？

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