千葉県で春にお花見ができる桜のきれいなゴルフ場特集

千葉県は、ゴルフ場の数で全国ベスト3に入り、150ヶ所以上のコースがあります。アクアラインの開通や圏央道の整備が進み利便が良くなったエリアが多く、プレイヤーにとっても、シチュエーションに合わせてコースの選択肢が多い千葉県はまさにゴルフ場天国ですね。県の北部はフラットで林間コースの名門が多く、南部は丘陵を活かしたコースで、ともに1年を通じてラウンドができるゴルフ場銀座でもあります。その中でも、ゴルフシーズン到来を告げる桜のきれいなゴルフ場についてまとめてみましたので、参考までにご覧ください。

県中央部の東金市にある「東千葉カントリークラブ」は、九十九里平野に位置する林間・丘陵コースです。千葉東金道路と圏央道の東金インターチェンジからわずか2㎞。都内から車で50分という近さです。鈴木利夫氏の設計で1977年に18ホールで開場しました。その後増設されて現在は36ホールとなっており、東コースは距離が長くタフなチャンピオンコースで、基本的にキャディー付きプレーですがメンバー同伴でセルフプレーが可能です。東よりやや距離が短い西コースは、GPSナビ付きカートでセルフプレーでも安心です。東金市の花がソメイヨシノということもあり、クラブハウスへの進入路の桜のトンネルから始まり、コース内でも至る所に植え込まれ、カート道の脇や、ティーグラウンドの周りなどにも枝垂れ桜や紅梅が咲き誇り、春ゴルフ気分を高めてくれます。

成田空港近くの香取市小川にある「習志野カントリークラブ空港コース」は、1976年の開場時には、日東興業グループの運営による18ホールの丘陵コースでしたが、その後アコーディア・ゴルフグループの“エバーゴルフ“ブランドの第一号モデルとして低価格でプレーを楽しめるコースに生まれ変わりました。プレイヤー自身によるバッグの取り扱いや、受付の自動化、個室タイプのシャワールームへの改造など、徹底的に合理化を図り実現させたのは、食事付きで5,000円以下という驚きの価格でした。桜の咲く頃は4,000円を切るプランもありますので、見逃せません。コース内だけでなく、クラブハウス周辺の桜がレストランからも良く見え、カジュアルにお花見ゴルフを楽しめる人気のコースです。2019年3月より「アコーディア・ゴルフ　空港ゴルフ　成田」とコース名が変更されます。

1984年に「千葉スプリングスカントリー倶楽部」として、当時の経営母体の代表吉崎満雄氏の設計により開場しました。その後アコーディア・ゴルフグループとなり、現コース名に変更されています。鹿島灘を望む18ホールの本格的な丘陵コースで、最新のGPSナビ付乗用カートの導入により、基本的にはセルフプレーですが、事前のリクエストでキャディー付きプレーにも応じています。北総台地の広々した自然林豊かなコースで距離はさほど長くはないので、女性やビギナーでも安心です。東関東自動車道の佐原香取インターチェンジから10㎞以内で、空の玄関成田空港からは車で40分ほどです。敷地内には約1,000本の桜があり、ソメイヨシノの後はヤエザクラが咲き、4月末まで長く楽しむことができます。

千葉県印西市大森にある、「習志野カントリークラブキング・クイーンコース」は、2019年10月に開催される米国PGAツアートーナメントの“ZOZOCHAMPIONSHIP”の開催が決まり、今最も注目を浴びているゴルフ場です。キング・クイーンの2コースは合わせて36ホールあり、巨匠藤田欽哉氏が手掛けた林間コースは、1965年開場以来30回以上のプロトーナメント開催実績を持ち、数多くのドラマが生まれました。以前よりバンカーの数は減っていますが、適度なアップダウンや谷越えのホールもあり、手応え十分なコースです。桜の見所は、キングのINコースに向かう途中の橋や、1番、5番、14番ホールの桜並木など多数ありますが、特にマスター室前の池を取り囲むように咲く桜は見ごたえがあり必見です。2019年3月1日からコース名を変更し「アコーディア・ゴルフ習志野カントリー倶楽部」となります。

千葉県房総半島の中西部、袖ケ浦市下宮田にある「木更津ゴルフクラブ」は、1978年の開場で、設計は佐藤卓造氏と戸田建設株式会社による18ホールの丘陵コースです。上総の丘陵地形を活かし自然林も多く、池や谷越え、ドッグレッグなどトリッキーなホールが多く飽きないコースです。基本的に乗用カートによるキャディー付きプレーですが、メンバー同伴のみセルフプレーも可能です。ネットでの予約もできますが、休日料金は3万円近くの高級コースですので同伴プレーで優待を受けるプレイヤーも多いそうです。桜はコース全体に渡って楽しめますが、OUTコースの3番ミドルホールの避雷小屋の近くにある大きな桜の古木が見事ですので、要チェックです。事前予約でクラブバスの運行があり、JR木更津駅東口付近からコースまでは20分ほどです。

東関東自動車道の成田インターチェンジからは10㎞と交通の便がよい「スカイウェイカントリークラブ」は、千葉県成田市幡谷にある18ホールの林間丘陵コースです。名設計家の発地朗氏が手掛け、1978年の開場時はパブリック制でしたが、その後会員制に移行しています。池や樹木にセパレートされ、周辺には住宅も多いのですが、野生の狸が姿を見せて人気者になっています。2017年11月から全乗用カートに最新式のGPSナビが搭載されて、セルフプレーでも正確な距離が測れるようになり好評です。距離はさほどありませんが、レディースティーが増設されて女性に優しいコースです。INコース12番ショートホールの池でガードされた浮島風のグリーンが名物で、周りの桜が良く映えます。

千葉県夷隅郡大多喜町にある「千葉夷隅ゴルフクラブ」は、45万坪の総面積を誇る27ホールの丘陵コースです。コース内至る所に桜が咲いていますが、特にクラブハウスへ向かう道なりの桜並木が朝一から気持ちを高めてくれます。圏央道の延長で市原鶴舞インターチェンジ、木更津東インターチェンジからともに20㎞ほどと便利になりました。1979年に東と南コースの18ホールで開場し、1989年に増設された9ホールの西コースは、フラットで雄大な南房総の自然あふれるコースで、設計は名匠安田幸吉氏と川村四郎氏によるものです。長い距離を誰でも楽しめるように最短距離で4,594ヤードのグリーンティーが増設されました。キャディー付き・セルフプレーともに乗用カートでのラウンドなので、女性やビギナーでも安心して楽しめます。

千葉県長生郡長南町にある「トーヨーカントリークラブ」は、長谷川博充氏の設計による18ホールの丘陵コースです。圏央道の延長で市原鶴舞インターチェンジから10㎞、茂原長南インターチェンジからは13㎞と都内や京浜方面からのアクセスが向上しました。1971年にセミパブリックで「東葉ゴルフクラブ」として開場しましたが、その後会員制に移行して現コース名に変わっています。距離は短いもののブラインドホールが多く、アップダウンもあってややトリッキーなコースですが、食事付きのプランが美味しくてコスパも良いと人気です。全組セルフプレースタイルにはGPSナビ付カートで対応しています。南房総の温暖な地方で、コース内に植え込まれたヤシの木と桜が意外にマッチしています。16番ショートホールは桜に向かってショットを打っていきましょう。春限定の食事メニューにも注目です。

千葉県長生郡睦沢町の「デイスターゴルフクラブ」は、房総半島の中央部に位置する27ホールの丘陵コースです。大手ゼネコンの株式会社大林組の直営コースで、1990年の開場時は法人主体の高級接待コースでしたが、2011年からはパブリック制に移行しました。旧帝国ホテルをイメージしたという豪華なクラブハウスへは、敷地入口から桜のトンネルが出迎えてくれます。コース監修は戸張捷氏で、人気の中・東コースでのラウンドはフラットですが、西コースはやや距離が短くトリッキーで、GPSナビ付カートによるセルフ・キャディー付きプレーの選択制です。何もかもがゴージャスですが、お土産には一本丸ごとの自家製チャーシューをオススメします。“ママゴル“という、ゴルフ場初の託児サービスのプランができましたので、子育て世代にもオススメです。

桜は、ゴルファーにとってベストシーズンの訪れを知らせてくれる特別な花でもあります。見頃は開花から一週間ほどと短いので、うまくタイミングが合えば最高のお花見ゴルフになりますね。桜の見事なゴルフ場はメンバーズシップの老舗名門コースが多く、ご紹介したゴルフ場の中には、入退場時にブレザー・ジャケットなどの上着着用のドレスコードがありますので、少し気取ってオシャレにお出掛けください。

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