全国各地で多くの名門ゴルフ場を設計している名匠・井上誠一氏。自然の特性を生かしたナチュラルで戦略性の高いコースデザインが特徴で、多くのファンに愛されています。本記事では北海道にある井上誠一氏設計のゴルフ場をご紹介していきます。ぜひ、次回ラウンドするゴルフ場選定にお役立てください。

北海道地方にある井上誠一が設計したゴルフ場

北海道にある「札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース」

北海道北広島市にある札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースは、日本のゴルフ場設計界の巨匠である井上誠一氏が北海道で初めて設計を手掛けたチャンピオンコースです。道内でも大変人気があり、知名度の高い名門ゴルフ場のひとつとなっています。
自然のゆるやかな起伏を活かして、全長7,063ヤードの18ホールがレイアウトされています。チャンピオンティーからのコースレーティングは堂々の74.9となっており、道内でも屈指の難度を誇ります。各ホールに十分な距離があり、池やバンカーなどのハザードも巧みに配置されています。ドライバーショットの安定性に加え、アイアンショットの精度も求められます。受けグリーンが多く、捉えやすいもののピン位置によって攻め方が異なるよう計算されています。的確なマネジメントとパッティングの技術も必要となりますので、ゴルファーとしての総合力が試されるタフなラウンドを楽しむことができます。
歴史と伝統のある「全日空(ANA)オープン」が1973年から開催されており、トーナメントコースとしても親しまれています。

北海道にある「札幌ゴルフ倶楽部 由仁コース」

北海道夕張郡にある札幌ゴルフ倶楽部由仁コースは、井上誠一氏が設計を手掛け、1974年8月に開場した名門ゴルフコースです。夕張郡の丘陵地に広がっており、雄大なロケーションの中、開放感のあるラウンドを楽しむことができます。
OUTコースは全体的にフラットで、落葉樹に包まれた落ち着きのある雰囲気を持ちます。フェアウェイは広々としているものの、うねりがありライの変化に富んでいます。INコースはフェアウェイ両サイドを白樺松にセパレートされた林間調の趣を有します。大きなグリーンはパーオンしやすいのですが、アンジュレーションがかなり効いています。当日のピン位置に応じて狙いを変えなければ、簡単にスリーパットとなってしまいますので、注意が必要です。
こちらのゴルフ場は練習設備も充実しており、全長250ヤードのドライビングレンジ、アプローチ・バンカー練習場、パッティンググリーンが完備されています。ショット、パッティングの感覚を確かめてからラウンドに臨むことができると好評です。

北海道にある「室蘭ゴルフ倶楽部」

北海道室蘭市にある室蘭ゴルフ倶楽部は、名匠・井上誠一氏が設計し、1966年5月に開場しました。開場から現在に至るまで、「白鳥コース」という愛称で多くのゴルファーに親しまれています。
コースは適度なアップダウンのある丘陵地に展開されており、各ホールは柏の樹林帯によりセパレートされています。一番の特徴は急こう配の砲台グリーンで、攻略のためにはショットの距離感が重要となります。数はそれほど多くないものの、池やバンカーなどのハザードも効果的に配置されていますので、明確なプランを持って攻めなければ、好スコアで上がるのは難しいでしょう。名物ホールはOUTコース5番。右ドッグレッグのパー5となっており、自然の起伏が活かされた雄大なデザインが特徴です。
コースへのアクセスも良く、車の方は道央自動車道・室蘭インターチェンジから約1km。電車の方はJR室蘭本線・東室蘭駅からタクシーに乗り、20分程度でクラブハウスに到着できます。プレー料金は時期により変動しますが、平日7,000円前後、土日祝日9,000円前後とリーズナブルですので、大手口コミサイトではコストパフォーマンスに関して高い評価を獲得しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
雄大な北海道の大地が活かされた3つのゴルフコースには、名匠・井上誠一氏の哲学が息づいています。戦略的かつ開放感のあるラウンドを楽しむことができるので、道内でも屈指の人気を誇っています。ぜひ、足を運んでみて下さい。

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