試打記事担当。ゴルフ場数日本最多の北海道出身。ティーチング歴11年、USGTFティーチングプロ資格を持つ国際ゴルフティーチングプロ。ベストスコア67。寺社仏閣巡りが趣味。花や植物を愛する優しい心で親切・丁寧にゴルフの魅力をお伝えします。豊富な経験と知識でゴルフクラブの特徴を徹底解説!USGTF(United States Golf Teachers Federation)会員。
2018年9月28日にTitleist(タイトリスト)から発売されたTS2ドライバー。前シリーズの型番は、917となっており、この流れでいくと91*となるのが通例だと思っていましたが、新しいドライバーの名称は、TSシリーズとなりました。このTSは、Titleist Speed の略で「Speedをテーマにした新たなる挑戦」と公式サイトには記載されています。
既にTS3ドライバーの試打は、レポートしていますが、今回は、同時に発売されたTS2ドライバーのレポートをしたいと思います。
このTS2ドライバーは、爆発的なボールスピードでまっすぐに飛ばせるドライバーとのことです。
しっかりと試打してきましたので、早速、レポートしていきたいと思います。
Titleist(タイトリスト)TS2 ドライバーをゴルフハック編集部が分析!
Titleist(タイトリスト)TS2 ドライバーは、どういう人にオススメか?
グラフの通り、直進性が優れていますので、球を曲げずに、コースを攻めていきたい方には相性が良いクラブではいないでしょうか。特に方向性に不安がある方には、オススメしたいドライバーですし、ある程度ヘッドスピードかある方なら、初心者でも使えるクラブだと思います!
Titleist(タイトリスト)TS2 ドライバーの見た目とスペックを紹介!
Titleist(タイトリスト)TS2 ドライバーの見た目!
ヘッド体積は460cm3のルール最大級でクラウンの後方部分が広がっている面長形状
です。
クラウンにはUltra-Thin チタンクラウンで作れているので、薄肉で軽量化されたクラウンになっているので、重心が深く方向性と飛距離性能がアップしています。
今回、ストリーム ラインド シェイプという作りで、スウイング中のクラウンの空気抵抗を20%軽減した効果があるとのことです。
フェイス形は弾道が高くなりやすいシャローフェイス形状。
超精密高初速フェイスになっていて、フェイスの肉厚をエリア別に変えることで、芯でボールを捉えることができない時でも、ボールスピードと方向性を安定させることができます。
ソール後方部にSURE FIT CGウエイトが組み込まれて、ヘッドの重量を変えることで
弾道の高さや、ヘッドバランスも変えることができます。
脱着式のSURE FITホーゼル採用しているので、シャフトの取り外しができます。これにより、シャフトを自身で交換することも簡単にできます。更に、ロフト角とライ角も調整できるため、より細かく自分にあったドライバーへカスタマイズすることができます。
シャフトはTitleist KUROKAGE 50のSシャフト。重量50gでトルク5.0の中調子で
タイミングがとりやすい、粘り系のシャフトです。
Titleist(タイトリスト)TS2 ドライバーのメーカースペック
シャフト | Titleist Speeder 519 EVOLUTIOM | Titleist KURO KAGE 50 | Tour AD VR-6 | Speeder 661 EVOLUTION V | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
実効ロフト角(度) | 8.5/9.5/10.5 | ||||||
ヘッド体積(cc) | 460 | ||||||
シャフトフレックス | R | SR | S | SR | R | S | |
実効ライ角(度) | 58.5 | ||||||
長さ(インチ) | 45.5 | 45.0 | |||||
クラブ重さ(g) | 300 | 302 | 304 | 300 | 302 | 314 | 313 |
シャフト重さ(g) | 48 | 50 | 52 | 48 | 50 | 65 | 66 |
スイングウエイト | D2.0 | D1.0 | D1.5 | D2.0 | |||
シャフトトルク(度) | 5 | 4.8 | 4.6 | 5.2 | 5 | 3.2 | 3.7 |
キックポイント | 先中調子 | 中調子 | 中調子 | 先中調子 | |||
グリップ | ツアーベルベット・ラバー・360°(M60) |
※メーカーのカタログスペック
Titleist(タイトリスト)TS2 ドライバーの試打レビューとデータ計測
Titleist(タイトリスト)TS2 ドライバーを試打
実際構えてみると、投影面積が広く安心感があります。特にクラウン後方部が広く作り込まれています。フェイス面は、ほぼストレートなので、ターゲットに対して構えやすく、捕まり過ぎる嫌な印象はなかったです。
実際打ってみると、高弾道でスピンが少ない弾道で飛んでいきました。初速が速いのはTS3ドライバーと同じですが、方向性に関しては、TS3ドライバーと比べてみると、明らかに球が曲げづらいので、直進性が優れている印象です。
おそらく、TS3ドライバーより重心深度は深いので、芯で当たらなくても、方向性に強く、ストレートをイメージしてコースを攻める方には相性がいいと思いました。
また、オフセンターヒット時にも、初速が落ちることがないので、打点が安定しない方には、超精密高初速フェースがしっかりサポートしてくれそうです。
TS3ドライバーも難しい印象はありませんでしたが、このTS2ドライバーは、TS3ドライバー以上に優しいドライバーだと思いました。
ただ、純正カテゴリーであるKUROKAGEは粘り系シャフトのため、今回のTS2ドライバーの重心距離が長いドライバーと粘り系であるKUROKAGEシャフトの組み合わせは、好みが別れそうです。
スイングリズムが早い方や、トップからの切り返しタイミングが早い方は、Tour AD VR-6やSpeeder661 EVOLUTION Vの走り系のカスタムシャフトの方がタイミングが合わせやすいと思います。シャフト重量も重めになるので、しっかり試打をして自分の体力に合う、シャフトの組み合わせを選んであげると良いと思います。
■動画
実際に打ってみた際の動画は以下
撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/
Titleist(タイトリスト)TS2 ドライバーの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測
Yupiteru(ユピテル)で計測。(レンジボール仕様)
直進性に優れ、低スピン傾向で方個性の安定と飛距離アップ実現可能。
まとめ
今回はタイトリストのドライバーTS2ドライバーの試打をしました。
TS2ドライバーは、打感に重厚感があり、分厚いインパクトが実現できるので、打っていて気持ちがいいです。また、同じTitleist TS3ドライバーと比べても、TS2ドライバーの方が直進性は高いので、TS3ドライバーだと難しさを感じる方には、オススメしたいです。
比較的、低スピン傾向ですので、ヘッドスピードが遅い方には、球が上がりづらいデメリットも考えられますので、ロフト選びには、慎重に試打を行って見極めてほしいと思います‼︎
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