日本のゴルフ場設計界で大きな功績を残した名匠・上田治氏。彼がデザインした戦略性の高いコースはアベレージからアスリートまで多くのゴルファーから愛されています。本記事では四国地方にある上田治氏が設計したゴルフ場をまとめています。ぜひ、次回ラウンドするゴルフ場選定にお役立てください。

愛媛県にある上田治が設計したゴルフ場

愛媛県にある「新居浜カントリー倶楽部」

愛媛県新居浜市にある新居浜カントリー倶楽部は、名匠・上田治氏が設計を手掛けた18ホールパー72の丘陵コースです。1964年に開場しており、50年以上の歴史をもつ伝統のあるゴルフ場です。新居浜市内を一望できる丘陵地に展開されており、各ホールをセパレートする松林など自然が豊かで四季の美しい変化を楽しむことができます。
OUTコースは4番、6番のミドルに距離があり難しく、ここでスコアをまとめられるかがスコアメイクの鍵となります。一方でロングホールは、飛距離の出るゴルファーなら2オンしやすくチャンスとなります。
INコースは距離的にはOUTより短いものの、アップダウンがあるので、距離感が掴みにくくなります。ショットの落とし所が重要となり、常に次打を意識したマネジメントとコントロールが試されます。フィニッシングホールの18番パー5は当コースの名物ホールです。ロングヒッターなら2オンを狙うことができ、夢のあるロングホールとなっていますが、グリーン左手前には大型の池が配置されています。最後の賭けに出るか、安全に刻んでいくか、その時の戦況によって使い分けたいものです。

愛媛県にある「松山ゴルフ倶楽部」

愛媛県東温市にある松山ゴルフ倶楽部は、1958年11月に開場した県内で最も古い歴史をもつゴルフ場です。西日本最高峰の石鎚山、道後平野や瀬戸内海国立公園を望む自然豊かな丘陵地に展開されています。コース内は10万本の老松に囲まれており、林間コースの趣が感じられます。
コース設計は日本を代表する名匠・上田治氏。ドッグレッグは数ホールのみでオーソドックスな造りとなっていますが、丘陵地の起伏が上手く活かされたフェアウェイのうねりや砲台グリーン、効果的に配置されたアリソンバンカーなど戦略性を高める仕掛けが随所に見られます。OUTコース、INコースそれぞれに名物ホールがあり、OUTコースの名物は8番です。谷を越えて打ち下ろしていくショートホールとなっており、グリーンが横長なので距離感が難しく、風も考慮したクラブ選択が必要です。INコースの名物は18番パー5。クラブハウスに向かってまっすぐ伸びる雄大なフィニッシングホールとなっています。
当コースでは、名匠の本格派コースをリーズナブルな料金で楽しむことができます。プレー料金は時期により変動しますが、平日8,000円前後、土日祝日12,000円前後となっています。

まとめ

四国地方で上田治氏が設計した「新居浜カントリー倶楽部」と「松山ゴルフ俱楽部」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?どちらも歴史と趣があり、戦略性も豊かな名コースとなっていますので、ぜひラウンドしてみてください。

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