試打記事担当。ゴルフ場数日本最多の北海道出身。ティーチング歴11年、USGTFティーチングプロ資格を持つ国際ゴルフティーチングプロ。ベストスコア67。寺社仏閣巡りが趣味。花や植物を愛する優しい心で親切・丁寧にゴルフの魅力をお伝えします。豊富な経験と知識でゴルフクラブの特徴を徹底解説!USGTF(United States Golf Teachers Federation)会員。
2019年4月19日に発売となったPRGR(プロギア)の新型ドライバーRS-E。同シリーズは、既にRSとRS-Fというモデルがあるのですが、今回は「RS-E」。コンセプトにイージーを掲げるこのドライバーは、「つかまる、上がる、ミスに強い。かんたんだから、もっと飛ぶ」と公式サイトにあり、一番の特徴は、打点のズレに強い点ではないでしょうか。新nableフェースも搭載されており、ルールギリギリの高初速が体感でき、スイングミスを補ってくれる心強い味方になってくれるはずです。
本当にイージーなのかどうか、試打してきましたので、早速、紹介していきたいと思います。
PRGR(プロギア)RS-E ドライバーをゴルフハック編集部が分析!
PRGR(プロギア)RS-E ドライバーは、どういう人にオススメか?
グラフの通り直進性が高く反発が高く飛距離性能に優れているのが特徴になります。
設計的にも、慣性モーメントが高く作くられており、インパクト時のヘッドのブレにも強く、オフヒットした時でも、方向性と飛距離ロスには、しっかり対応できると思います。但し、かなり重心距離は長く取られている感触なので、重心距離が短いドライバーが好きな方はしっかり試打をして、検討してほしいと思います。
PRGR(プロギア)RS-E ドライバーの見た目とスペックを紹介!
PRGR(プロギア)RS-E ドライバーの見た目!
ヘッド体積は460ccとなっており、他のRSシリーズと同様、ヘッド後方部にかけて、投影面積が広く作られています。
フェイスからクラウン部分のわずかな傾斜の所にリブが搭載されていて、インパクトの際にフェイスのたわみ量を増やす新Wクラウン設計になっています。
また、今回のヘッドはRSシリーズの最大の重心角と深重心設計で、球の高さもしっかり出る設計になっています。
フェイス形状は、ディープ形状ほどではないですが、若干の厚みがあり強い球が出そうなイメージで、素材はチタン(Ti-6Al-4V)となっています。
新開発のWモーメント設計は、ヘッドの左右、上下方向とも慣性モーメントが大きく取られており、反発ロスが少ないフェイスになっています。
デザインは、先に販売されているRSドライバーとRS Fドライバーのソールデザインと同様になっています。
ソール後方に8gのウェイトが配置されています。また、ウェイトの取り替えが可能で(別売り)重心の深さを調整することができるようになっています。
試打したシャフトはTour AD VR5のカスタムシャフトで重さは57g、トルク4.5の中調子で、手元の剛性が有り、先端も走り過ぎないオーソドックスなシャフトになります。
PRGR(プロギア)RS-E ドライバーのメーカースペック
シャフトスペック | S (M-43) | SR (M-40) | R (M-37) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角(°) | 9.5 | 10.5 | 9.5 | 10.5 | 9.5 | 10.5 | ||||||
体積(㎝3) | 460 | |||||||||||
フェースアングル(°) | 0 | |||||||||||
ライ角(°) | 59 | |||||||||||
長さ(インチ) | 45.5 | |||||||||||
総重量(g) | 308 | 308 | 300 | 300 | 298 | 298 | ||||||
バランス | D-2.0 | D-2.0 | D-1.5 | D-1.5 | D-1.0 | D-1.0 | ||||||
シャフト重量(g) | 54 | 54 | 47 | 47 | 44 | 44 | ||||||
シャフトトルク(°) | 5.2 | 5.2 | 5.5 | 5.5 | 7 | 7 | ||||||
シャフトKP | M | |||||||||||
グリップ | 重量:50.0、径:60、コード:無、バックライン:有 | |||||||||||
素材 | フェース:チタン(Ti-6Al-4V) ボディ:チタン(Ti-8Al-1V-1Mo) | |||||||||||
製法 | フェース:鍛造 ボディ:真空精密鋳造 | |||||||||||
価格 | ¥68000+税/1本 |
※メーカーのカタログスペック
PRGR(プロギア)RS-E ドライバーの試打レビューとデータ計測
PRGR(プロギア)RS-E ドライバーを試打
早速、前回試打したRSドライバーとRS-Fドライバーの違いも見ながら、RS-Eドライバーを打ってみました。
先ず構えてみたのですが、RSドライバー、RS-Fドライバーと同じ460ccの体積となっており、上からクラウン部分を眺めると、ぱっと見、同じように見えます。しかし、RS-Eドライバーのクラウンは後方に広く作られており、投影面積も広くできているので、非常に安心感を持つことができました。
撮影前のウォーミングアップ時に打った最初の1球目は右へのスライス気味の球質になりました。重心距離が長いためか、ヘッドの動きが少しゆっくりした挙動です。
そして、このクラブのフェイスの向きは、ストレートからやや右を向いていて、かなり顔がいいです。個人的な感想ですが、重心距離が長いドライバーが苦手な方は、少し捕まり辛さを感じるかもしれません。球の上がり方は、中〜高弾道でしっかりと上がっていました。
少し慣れてくると、捕まり出しましたが、やはり、ヘッドの挙動が私には難しいという印象…。
そして、PRGR(プロギア)が誇るヘッド反発。当たるとヘッド反発は高いということもあり、飛距離性能は非常に高いと思いますし、重心距離が長いドライバーが得意な方にとっては、このドライバーの特性を活かして、直進性も引き出せると思います。
打感に関しては硬め、打音は高めで、耳障りするような嫌な音でもなく、気持ちよく振っていけると思います。
重心深度は深いので、投影面積が広い方や重心距離が長いドライバーが好きな方にとっては、まさに欲しかった1本になるのではないでしょうか!
■動画
実際に打ってみた際の動画は以下
撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/
PRGR(プロギア)RS-E ドライバーの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測
Yupiteru(ユピテル)で計測。(レンジボール仕様)
ヘッド反発は強いので、飛距離性能が高いです‼︎
まとめ
今回はRS-Eドライバーを打ってきました。名前にもなっているイージー。本当に簡単なドライバーで、ヘッドの大きさからも、非常に安心感、安定感のあるドライバーだと思います。
操作性をしたい方には、逆に難しいかもしれないですが、重心距離が短いドライバーをこよなく愛する方は、もれなく手に入れていただきたい1本だと思います。
そして、飛距離性能は文句なしです。RSドライバーシリーズの反発係数ギリギリは継承しているので、RS-Eドライバーのヘッドの挙動がぴったり合えば、かなりの武器になってくれるのは間違ありません。この反発係数ギリギリとミスショットに強いイージーが合わされば、ティーショットが苦手な方も安心して、振り切ることができると思います。
RSシリーズは、今回試打したRS-Eドライバー以外にも、RSドライバー、RS-Fドライバーの3種類から選ぶことができます。それぞれ特徴がありますので、PRGR(プロギア)ファンだけではなく、様々なゴルファーにRSシリーズをぜひ試してみて欲しいと思います!
当サイトで、RSシリーズの試打記事も紹介しているので、参考にして頂ければなと思います‼︎
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