ゴルフ会員権は高度経済成長の異常な高騰、バブル崩壊後のとんでもない急落を経て、買い時を迎えています。というのは、投資目的での購入が減り、純粋にゴルフを楽しむためという本来の目的を取り戻しているからです。
しかしながら、いくら買い時と言われても「そもそも本当に今買うべきなの?」、「買ったことがないけど、どうやって買うの?」、「どんな費用があり、いくらぐらいかかるの?」など、初めて会員権を購入する方にとっては不安の種が尽きないのではないでしょうか。

そこで本記事ではゴルフ会員権の購入を検討されている方に向けて、ゴルフ会員権相場の変化や購入に必要な費用、入会までの流れをまとめてみました。短時間で読んでいただけるよう、要点を凝縮していますので、ぜひご一読ください。

会員権が本当に必要か確かめましょう

会員権の買い方をご説明するのが本記事の主題ですが、買う気満々でこのページにたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。せっかく盛り上がった気持ちに水を差すようで恐縮ですが、会員権を買うとさらにゴルフライフが充実する方と、そうでない方がいらっしゃいます。あなたのゴルフライフをより良いものにするためにも、会員権を購入する目的とメリットを照らし合わせ、「本当に会員権が必要なのか?」をもう一度冷静に検討しておくことをオススメします。

ゴルフ会員権を買うことのメリット

ゴルフ会員権の購入には以下のようなメリットがあります。

【メリット】
● ビジター料金より安いメンバー料金でプレーできる
● 会員枠が用意されているので予約が取りやすくなる
● メンバーとの交流があるのでゴルフ仲間が増える
● 競技に参加できるので上達のスピードが上がる

ゴルフ会員権を買って後悔する人はメリットと購入の目的が合致していない!?

ゴルフ会員権を買っても思ったほどの納得感を得られなかった、買って後悔したという方には共通する項目があります。それは購入の目的とメリットが合致していないということです。「当たり前じゃん!」と思われるかもしれませんが、購入に向けて気持ちがはやる時期には「メリットと目的が合致するか?」という項目は意外と見落としがちになってしまいます。

● ビジター料金とメンバー料金の差があまりなかった…
● そもそも、予約が取りにくいコースではなかった…
● 入会してみると新たな人付き合いが増えることが負担になることがわかった…
● 競技のピリッとした雰囲気が苦手…

といったことに後から気づくことも多いものです。「本当に会員権を買った方がハッピーなのか?」をゆっくりと検討する時間を作るのも、あなたにピッタリなホームコースを見つけるために必要かもしれません。

会員権の種類やメリット、デメリットについてはこちらの記事で詳しくご説明しています。

本来あるべき姿を取り戻したゴルフ会員権。今が買い時である理由

すでにご存知の方も多いかと思いますが、ゴルフ会員権はバブル期の到来、終焉とともに激動した経緯があります。そのような状況を踏まえて会員権の購入に消極的な方も多いのですが、需要に見合った価格で落ち着いている現在は、プレーを目的とするならば会員権は買い時なのです。会員権相場の推移を踏まえてその理由をご説明していきます。

高度経済成長期にみられたゴルフ会員権の異常な高騰

株価や不動産価格などがうなぎのぼりに上昇した高度経済成長期には、ゴルフ会員権も飛ぶように買われていました。「とりあえず買っとけば上がる!」という認識のもと、プレーではなく投資を目的とする購入も目立ち、ゴルフ会員権価格は1980年から1990年までの10年間でおよそ10倍に跳ね上がりました。

バブル崩壊後の不景気とともに会員権価格は急落

バブルが崩壊し日本全土に不景気の波が押し寄せたとたん、ゴルフ会員権の価格も急落しました。その後も2016年まで慢性的な下落傾向は続き、一時は最盛期の3%にまで下落するほど売り込まれました。バブル期にはローンを組んでまで、高額な会員権を購入していたケースも多く、急落で真っ青になる人が後を絶ちませんでした。

需要に見合った適正価格に落ち着く

最盛期の3%にまで落ち込んだ会員権価格ですが、最安値をつけた2016年以降は緩やかな上昇傾向に入っており、徐々に値を戻してきています。投機的な売買が減り、相場が落ち着いている現在はゴルフをさらに楽しむために会員権を買う絶好のチャンスといえるのです。

ゴルフ会員権を買うために必要な費用

ゴルフ会員権を買うときには、会員権代金や各種手数料など様々な費用が発生します。名義書換料といった聞きなれない料金の支払いも発生しますので、そのときになってビックリされないよう、ここでご説明しておきます。また、ゴルフ会員権を売却する際も売買損益の計算や確定申告といった処理が必要になりますので、概要を事前にチェックしておくのがオススメです。

ゴルフ会員権を買うときの費用

会員権を購入する際には以下の費用が発生します。

● ゴルフ会員権代金…会員権そのものの代金。会員権仲介業者へ支払います。
● 取引手数料…諸々の取引を仲介してもらうことに対する手数料。会員権仲介業者へ支払います。
● 名義書換(変更)料…会員権の名義変更に対する手数料。入会するゴルフ場へ支払います。
● 入会金…会員権を購入したゴルフ場のクラブに入会するためのお金。コースによっては不要となります。
● 年会費…月割調整の可否などによって徴収の方式は若干異なりますが、年間数万円程度の会費を毎年払う必要があります。
● 入会預託金…入会に際しゴルフ場に預けるお金(ゴルフ場によっては不要)。退会時には返還請求が可能です。

上記費用の総額が会員権の購入金額になります。会員権仲介業者に相談すれば、ご予算に合わせてオススメのゴルフ場を紹介してくれます。

ゴルフ会員権売却時の処理(譲渡所得の計算、確定申告など)

所有しているゴルフ会員権の売却時には、売買損益(購入価格との差額)が発生します。大きな利益が発生した場合には課税対象となりますし、逆に損失が発生した場合には還付を受けることもできます。「購入前から売却するときのことなんて考えたくないよ」と思われるかもしれませんが、知っておいて損はありませんので、サラリとご確認ください。

● まずは売買損益を計算する
まずは以下の式から購入価格と売却価格の差額である売買損益を計算します。
売買損益=(会員権売却価格 ー 売却手数料)ー(会員権購入価格 + 名義書換料 + 購入手数料)

● 差益が発生した場合
売買損益がプラス、つまり差益が発生した場合は以下の式で譲渡所得を計算します。
譲渡所得=売買益(差益) – 特別控除額(50万円)

譲渡所得がプラスの(50万円超の差益が発生した)場合は、課税対象となりますので確定申告をしたのち納税が必要となります。ちなみに取得から5年以上が経過した会員権の譲渡所得は1/2に優遇されます。

● 差損が発生した場合
逆に売買損益がマイナス、つまり差損が発生した場合には損失を申告して還付を受けることができます。(※損失額の計算には特別控除は適用されません。)課税対象所得から差し引かれる形となりますので、翌年に収める税金を減額することができます。

ゴルフ会員権購入の流れ

さて、ここからは実際にゴルフ会員権を購入して、メンバーとしてプレーするまでの流れをご説明していきます。

会員権を購入したいコースを決める

まずは会員権を購入したいコースを決めましょう。最低でも一度は視察プレーをしたうえで
● 立地やアクセス
● 経営母体の安定性
● コストパフォーマンス
● メンバーの優位性
などの項目をチェックしていきましょう。

会員権を購入するコースの選び方についてはこちらの記事で詳しくご説明しています。

購入する会員権の種類を決める

会員権を購入したいゴルフ場が決まったら、会員権の種類を選んでいきます。定休日以外の全日でプレー可能な「正会員」以外にも、プレー日に制限があるかわりに会員権価格が割安な「平日会員」「週日会員」も選べますので、ご自身の生活スタイルに合った会員権を選びましょう。また、会社経営者や役員の方は節税メリットが高い「法人会員」という方式も選択肢に入れることができます。

会員権の種類についてはこちらの記事で詳しくご説明しています。

会員権の買い方を決める

買いたい会員権の種類が決まったら、「どうやって買うか?」を選びましょう。
基本的に会員権の購入方法は
① 知人や友人から直接購入
② ゴルフ会員権仲介業者を介して購入
の2種類から選ぶこととなります。
ただ、「知人や友人から購入する」という前者のケースは稀ですし、手続きも面倒です。手数料はかかりますが、会員権仲介業者から購入するのがオススメです。

会員権代金、手数料を支払う

会員権仲介業者に購入の仲介を依頼した場合、業者側で売り手と交渉し、見積書を作成してくれます。購入価格の折り合いがつけば手数料とともに会員権購入代金を支払います。

入会の手続きとゴルフ場による審査

会員権を購入しゴルフクラブへの入会申請をする際には書類の提出が求められ、ゴルフ場による審査が行われます。提出する必要書類には入会申込書、誓約書、ご自身の顔写真、住民票などがあり、入会するゴルフ場によっても若干異なります。また、一部の名門コースでは入会に際して面接が行われることもあります。

名義書換料、年会費を支払って入会手続き完了

会員権を購入したゴルフ場による審査に通ったら、名義書換料、年会費などゴルフ場への支払いがあります。それが完了したら、あなたは晴れてメンバーとなります。メンバーとしてのプレーや競技、クラブライフを存分にお楽しみくださいね。

まとめ

ゴルフ会員権を購入するにあたり、最も重要なのは購入の目的とメリットが合致することです。本当に会員権が必要かを十分に検討されたうえで、「会員権を購入するコースはそこで良いのか?」「購入する会員権の種類は問題ないか?」など細かなポイントをチェックしていきましょう。
安くなったとはいえ、会員権が高い買い物であることに変わりはありません。周囲のゴルフ仲間にも相談しながら楽しいゴルフライフにつながるゴルフ会員権の購入を検討してください。

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