試打記事担当。ゴルフ場数日本最多の北海道出身。ティーチング歴11年、USGTFティーチングプロ資格を持つ国際ゴルフティーチングプロ。ベストスコア67。寺社仏閣巡りが趣味。花や植物を愛する優しい心で親切・丁寧にゴルフの魅力をお伝えします。豊富な経験と知識でゴルフクラブの特徴を徹底解説!USGTF(United States Golf Teachers Federation)会員。
現在ゴルフショップに行くと、ティーコーナーには、あらゆる種類のティーが販売されています。
長いティーから短いティーまで大小様々で、デザインや種類も豊富にあり、中には遊び心のあるユニークなデザインのティーも見かけます。
ゴルフを始めたばかりの方や初ラウンドを控えてる方は、どの種類のティーを選んでいいのか、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、自分に合ったティーの種類、ティーの適正な高さ、ティーの差し方まで詳しく解説していきますので、ぜひご自身のラウンドにお役立て下さい!
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ゴルフ ティーの特徴を知ることで、格段に飛距離のバラツキを押さえることができるといいます。そこで今回は、ゴルフティー種類や選び方!オススメのゴルフ ティーについて注目していきましょう。
ティーの種類別の特徴について
ティーの長さ(サイズ)について
まずは、ティーの長さから解説していきます。
ティーは、大きく分けて3種類の長さのティーがあります。ロングティー、ミドルティー、ショートティーの3種類。役割としては、ティーイングエリアでティーショットを打つ際に使用します。
ロングティーは、名前の通りティーの長さが長いのが特徴で、主にドライバーを使う時に使用するティーになります。長さが長い分、ボールは高めセットすることになり、結果アッパー気味(下から上)にクラブでボールを捉えることにより、高弾道でボールが飛びやすく、飛距離を稼ぐことが可能なティーです。
次にミドルティーですが、こちらもドライバーの時に使うティーの長さになります。こちらは一般的に一番多く使用されているティーで、長さも標準的で、ロングティーよりも若干短いティーになります。(地面に深く挿せるタイプのミドルティーを持っている方は、地面に深く差せば、ショートティーとしても使うことができます。)
最後は、ショートティーですが、こちらはショートホールで、アイアンでティーショットを打つ時などに適してるティーになります。短いティーなので、アイアン以外のクラブ(フェアウェイウッドやユティリティーなど)にも使用します。主にショートホールなどで使用することが多いです。
ティーの素材別の特徴について
ティーの素材は大きく分けて2つあります。プラスチック素材でできているもの、木製素材でできているものがあります。
プラスチック製のティーの特徴
プラスチック素材の良いところは、ティーを挿す部分に段差ができているタイプの物があり、地面に挿すとティーがストップし、どこまで挿すかがわからない初心者の方には、分かりやすいティーになるかと思います。
また、プラスチックティーの一番のメリットと言っていいと思いますが、木製ティーより折れずらいのがプラスチックティーの特徴です。
木製ティーだと折れてしまえば使用できませんが、プラスチックティーだと折れる心配はありません(折れにくい)。ただ、価格は木製ティーよりも、少しだけ高いものが多いので、失くした時のために、ある程度の本数を用意しておくのが良いでしょう。
プラスチックティーは、1つにティーの種類によって、あらゆる機能が備わっていることが多いのが特徴です。
いくつかご紹介すると、
ティーのボールを乗せる部分が360度動くことによって、クラブヘッドとティーの抵抗を限りなく少なくして、飛距離アップの効果を期待できるティー、
冬などで地面が凍っておりティーが刺さらない状況で刺すのではなく、置くという発想から生まれたティーなど、プラスチックティーには、サイズだけではなく、機能面からも豊富に揃っているのが魅力です。
木製ティーの特徴
昔からあるスタンダードなティーと言えば、木製ティーですね。
ボールを打った時に一緒にティーも飛んでしまい、何処にいったか分からなくなることが多々ありますが、木製ティーに関しては、複数本パッケージになって売られていることが多く、価格も安価で売られているので、いつもティーを失くしてしまう方には、オススメのティーになります。更に、木製ティーは、プラスチックティーよりクラブが傷つきにくいという利点があります。
ドライバーでティーショットをした際、プラスチックティーだと、ソール部分に細かいキズがつきやすいのですが、木製ティーに関しては、比較的にキズがつきにくく、クラブを大切に扱っている方には木製ティーを選ぶのが良いでしょう。
ゴルフクラブ別 ティーの適正な高さについて
ここからは、ティーはどのくらい挿せば適正なのか考えていきます。
ティーの適正な高さ(ドライバー編)
ドライバーのティーアップの場合、ドライバーのフェイスの厚さによってボールの高さは変わってきます。
ドライバーのフェイス厚さは、シャローフェイス(フェイスが薄い)のタイプとディープフェイス(フェイスが厚い)の、大きく分けて2種類の厚さのヘッドがあります。
この2種類の厚さが違うヘッドに同じ高さのティーアップをしたとしても、フェイスの厚さが違うため、ボールの高さはそれぞれ違ってきますので、何インチのティーを使わないといけないか、どの位まで地面に挿せば良いのかなどの確かな答えはありません。
一般的にドライバーでティーアップする場合は、ヘッドからボールが半分出てるくらいが理想的だと考えても良いと思います。ドライバーのインパクトというのは、インパクトの最下点から上昇している最中にボールに当たるため、フェイスの厚さより、少しだけボールが出ている方がインパクト時に安定するという理由からです。
ただ、ヘッドスピードやボールの打ち出し角、ヘッドの性能によっても、ティーアップの高さは変わってくるので、練習場でティーアップの高さを変えながら、自身の適正な高さを探すことをオススメします。
低いティーアップ = 方向性重視 (方向性が安定しやすい・アゲンストに強い・球が横風に影響されにくい)
高いティーアップ = 飛距離重視(飛距離が出やすい・フォローの風の恩恵が最大限発揮される)
になると思います。
風が強く吹いていてフォローの場合は、球はフォローに風に乗り、横風に影響されにくくボールの中心軸が傾きにくくなるため、フォローを真っ直ぐ出すように意識して、ボールの出玉を管理してあげれば、球は比較的、簡単に真っ直ぐ遠くに飛ぶ傾向にあります。
フォローの風が吹いている時は、いつもより若干ティーアップを高くして打つと高弾道で飛距離を稼ぐことができます。コンペなどのドラコンホールで、フォローの風が吹いている時には、ぜひ試してみてください!
ティーの適正な高さ(ミドルアイアン・ショートアイアン編)
基本的にアイアン場合、ドライバーと比べるとティーは低めにセットします。特にショートアイアンやミドルアイアンのような短いクラブの場合、ティーの高さは、地面から少しだけ浮いた状態でティーアップするのが理想的です。
ゴルフを始めた方は、球が上がらないなどの不安から、アイアンのティーアップを高くセットする傾向があるので、アイアンは低めにセットするように心掛けてください。
では、なぜミドルアイアン以下のクラブは地面ギリギリにティーアップしなければいけないのでしょうか?
アイアンは構造上、シャフトが短い、ロフト角がドライバーより大きいため、ティーアップを短くセットすることでアイアンの性能を最大限引き出すことができるからです。
ショートアイアンのシャフトは短いので、ボールの近くで構えることにより、アップライトのバックスイングになり、ダウンスイングでは、ドライバーの時より、ヘッドの入射角は、より鋭角に入ります。ドライバーの時のように、ティーアップを高くしていれば、当然ボールの真下にヘッドが入ってしまい、ボールは飛ばなくなる可能性が出てきてしまいますので、ショートアイアンやミドルアイアンのティーアップは、必ず地面ギリギリでティーアップすることをオススメします。
ティーの適正な高さ(ロングアイアン・フェアウェイウッド・ユーティリティ編)
ショートアイアンとは違い、ロングアイアン、フェアウェイウッド、ユーティリティーなどの比較的長いクラブのティーアップの場合、ショートアイアンのティーアップより少しだけ高めのティーアップをするのが理想的な高さになります。
ロングアイアンの場合はクラブ自体が長く、ボールから離れてスイングするため、クラブ軌道は比較的フラットになり、イパンクトでの入射角はショートアイアンに比べ鈍角になりやすくなっています。ロングアイアンのロフト角は、20度〜24度とロフト角が立っているためにボールが上がりづらい側面もありますので、ショートアイアンの時より若干高めのティーアップを心掛けた方が結果は良いはずです。
しかし、あまりにも高くセットしてしまうと、フェイスが開いて当たりやすくなるので、ショートアイアンのティーアップより少しだけ高めにセットすることが大切です。
ティーアップの挿し方
最後にティーアップの挿し方をご説明します。ティーを地面に差す場合、片手で挿すことをオススメします。片手でティーを挿す方法ですが、ティーの上にボールを挟み、ティーを人差し指と中指で挟み、上から手の平でボールを包み込むように持ちます。そのまま、地面に手を近づけボールを地面に押し付けるように地面に挿していきます。ゴルフを始めた方の中には、ティーを差してから、ボールをティーの上に乗せてる方もいらっしゃいますが、それだと二度手間になってしまうので、必ず片手でティーアップできるまでトライしてみてください。コツを掴めば、簡単にできると思います。
まとめ
今回はティーの種類や、クラブ別ティーアップの高さ、ティーの差し方について説明してきました。
ゴルフを始めた方にとっては、どんなティーを選んで初ラウンドに持っていけばいいのか、わからない方もいらっしゃると思いますが、今回の記事を参考にしてティー選びをしてみてください。
ドライバーを打った後にティーが何処に飛んでいったか、分からなくなって、いつまでもティーを捜して、後ろの組に迷惑をかけ、スロープレーになっている方も時々見かけますが、失くしても安価なティーなら諦めもつくので、くれぐれもスロープレーにならないように最初は安価なティーを選ぶのも1つ方法だと思います。
ルールやマナーを守りながら、楽しくゴルフをプレーしてください!
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