臼杵カントリークラブ

臼杵市吉小野の臼杵カントリークラブはLPGA主催によるステップアップツアーの開催コースになり、近年、トーナメントの誘致も視野に全面大改修を行い、コース重機も導入するなどメンテナンスには特に力を入れているトーナメントコースです。

1975年開場で、三井不動産株式会社のグループとしては九州地区で唯一のゴルフ場です。自社でのコース設計に、台湾出身のプロゴルファー謝永郁氏の監修のプロの目線によるコース造りは、見た目以上に難度の高い本格的なコースに仕上がっています。比較的フラットな丘陵コースの18ホールはティーグラウンドの新設や拡張など全面改修を行い、メインはベント、サブグリーンには国内でもまだ少ないバミューダーグリーンが採用されています。

打ち下ろしが多く丘を拓いて開放的なOUTコースと、樹木が多く自然の地形を活かしたINコースはずいぶん雰囲気が異なり、距離は充分でバンカーも効果的に配置されています。INコースの15番は右グリーンの手前にある2本の楠木が目印の名物ミドルホールです。自分の力量に応じてティーマークを選べるので、ビギナーや女性でも十分楽しめますし、ロングヒッターにも満足でしょう。カートによるプレースタイルはキャディー付きかセルフの選択制です。

コース以外に、クラブハウスも30周年を機に改装工事を手掛け、内外装ともシックで落ち着いた雰囲気のくつろげる空間となりました。レストランは県内でふく(フグ)の高級専門店として知られるふく亭グループが委託を受けて、郷土料理をはじめスタミナ料理の数々を提供しています。なかでも大分名物の“とり天”や“鯵の琉球丼”などがオススメです。そのほかボリューム満点の“おじさまランチ”や“俺の牛焼肉丼”はスタミナ食の人気メニューで、料理にはカロリー表示があり安心して選べます。

毎週月曜日のお得なセルフデーは自分たちでバッグの積み下ろしなどを行いますが、完全セルフではないのでレストランや浴室、ロッカーなどは利用でき、だいたい総額で5,500円前後です。季節にもよりますが食事付きでも5,000円台で利用できる期間(2サム割増有)もあります。それ以外は平日優待料金でもビジターだと食事なしで7,000円前後と、周辺のゴルフ場と比べると少々割高感があるかもしれませんが、コースのクオリティの高さなどを考えると決してコスパは悪くはないでしょう。

臼杵カントリークラブは女子プロを目指す選手を育成するためのステップアップツアーで「フンドーキンレディース」などのトーナメントや各種競技大会の開催で注目度の高いコースです。ぜひ一度ラウンドしてみてはいかがでしょうか。