富士三次カントリークラブ

中国地方のほぼ中央に位置する広島県三次市糸井町にある富士三次カントリークラブは、伝説のプレイヤー中村寅吉氏が設計・監修した丘陵コースです。自然の池などが点在し、周りの風景との調和が見事な日本庭園風の美しいコースです。

1977年に富士観光株式会社が、自然の丘陵地に18ホールを開場し、1990年に9ホールを増設。その後は27ホールでの営業となっています。設計・監修は、戦後の日本ゴルフ界を支えた名選手中村寅吉氏によるもので、なだらかな起伏に池が多く、グリーンを守るバンカーもきっちりと仕事をしており、コースマネジメントが重要なカギを握ります。1973年から1996年までの『広島女子オープンゴルフ』が3度も開催されたトーナメントコースでもあります。

東・西・南の各9ホールで計27ホール/パー108の3コースとなり、リモコン式の乗用カートによるラウンドなので、距離が多少長めのコースも楽に回れます。南の8番は、池越えのショートホールで架かる橋の朱塗りの欄干が池に映える名物ホールの一つです。同じくパー3の西コース最終9番は、ティーグラウンドから見下ろすグリーンの奥に、富士山の雪渓の形をした植木の刈り込みが見え、橋と水のせせらぎがまるで日本画のような美しさです。

口コミでは、値段の手頃さと食事の美味しさが高評価を得ており、特にレストランの食事は不定期でバイキングスタイルになるのは、訪れる人の楽しみの一つです。浴室は天然温泉で、寒い季節は体が良く温まり、プレー後の憩いのひと時となります。10月から4月頃までは霧が出やすい地形ですが、それが逆に近隣の『備後小富士の霧の海』と観光名所にもなっています。三次市内からは車で10分ほどと近く、JR芸備線の三次駅からはタクシーで2,200円位です。

月曜日のセルフプランは、季節によって違いはありますが、セルフプレーで総額5,000円台です。火曜日と金曜日は食事付プランで8,000円前後。土日祝日は8,000円台からで、2サムの割増料金が440円と安いのが魅力です。しかも、一組4人だとキャディー付プランへの変更は一人2,160円で可能になり、休日でキャディーさん帯同のラウンドでも、総額10,000円ほどですから、プレーにも集中できてスコアアップにも繋がれば、お得感満載ですね。提携のホテルとの宿泊パックもあります。

県北部に位置する富士三次カントリークラブは、リーズナブルな料金設定と、しかも27ホールの個性的な飽きのこないコースレイアウトで、初心者から上級者まで、あらゆるプレイヤーが楽しめるカジュアルなコースです。