九州ゴルフ倶楽部 八幡コース

九州の要・福岡県には、戦前戦後を通じて数多くのゴルフ場が開場されました。今回はその中から、九州ゴルフクラブ倶楽部 八幡コースをご紹介しましょう

九州道・小倉南インターチェンジより車で約10分。JR鹿児島線・小倉駅から車で約20分。北九州中央部の丘陵地帯に、名匠・加藤俊輔の手により同コースが開場したのは1992年（平成4年）。歴史の浅いコースながら、最近評判を挙げて来たコースの一つです。

開発前の地形を、ほぼそのまま利用した丘陵コース。それを特徴付けているのがアウト10番と17番ホールにある奇岩。こうした障害物はかつて取り除かれていたものです。しかし加藤氏は、1980年代以降のゴルファー達がアンフラットなコースを求める志向にいち早く気付き、岩をホール内に見事に調和させたのです。こうした手法は2000年以降開場した各コースに取り入れられています。
レギュラーティーで6,598ヤード＆パー72・レート71.7は、いつトーナメントが開かれてもおかしくない堂々たるチャンピオンコースの風格を湛えています。

建築界のカリスマ・故黒川紀章氏の手によるクラブハウスは、従来のイメージを打ち破る半円形の形状にガラス張り。天井まで突き抜ける様なエントランスからは、コース全体を見渡す事が出来ます。各種施設やクラブハウスレストランの味も各ゴルファーから高い評価を受けています。

同コースは、全組キャディー付きプレーでのご案内となります。カート＆キャディフィー付き・諸税込みで、平日15,534円土日祝19,854円です。なお、メンバーの方からの紹介状を持参した場合、同条件で平日13,500円土日祝17,500円となります。2サムについては、状況により可との案内のみですので、詳しくは直接お問い合わせ下さい。

何よりも、名匠・加藤俊輔氏が手掛けた水墨画の如くのコースと、故黒川紀章氏の手によるクラブハウスのコラボレーションは、全国のコースでもここでしか見られないものです。

未来のツアー開催コース候補。10番と17番の奇岩を見た時、「自然から得たものは、自然に帰す」という加藤俊輔の言葉を思い出す事でしょう。