箱根カントリークラブ

神奈川県箱根町仙石原にある箱根カントリー倶楽部は1954年に開場された、60年を超える歴史と伝統ある箱根地区を代表する名門ゴルフコースです。ゴルファーなら誰しも一度はラウンドしてみたいコースのひとつでしょう。その魅力に迫ります。

箱根カントリー倶楽部はコース全域が富士箱根伊豆国立公園内に位置する雄大なコースであり、時にはリスやうさぎなどの野生動物、ホオジロ、シジュウカラなどの野鳥ほか様々な樹木、昆虫などにも遭遇できる自然満載のコースです。また2002年にはメジャーの日本女子オープンの開催コースとなり、近年では2016年からはノジマチャンピオンカップ箱根シニアプロゴルフトーナメントが毎年4月に行われています。その他関東アマチュア選手権はじめ多くの社会人やアマチュア競技も開催されているゴルファー憧れのコースです。

設計者である赤星四郎氏がこの敷地を見て「まさに陸のリンクス」と言ったという、ブルドーザーを使わず、ゴルフの原点といえるあるがままの手作りのコースだそうです。レギュラーティーから6,404ヤード（フロントティー5,942）、レディースティーからは5,600ヤードと平均的距離レイアウトながら、要所要所にあるクリークや池、多くのバンカーが戦略性を高めています。また現在でも高い評価のグリーンはベントのワングリーンで関東随一のグリーンを実現するという意気込みから今後も期待できますね。

250ヤード、16打席のドライビングレンジに加え、アプローチ、バンカー練習場も完備しており、また素泊まりでゲスト3,780円(会員は2,700円)からとリーズナブルに宿泊できるロッジも備えており、箱根というリゾート地でゴルフ漬けになれる環境がここ箱根カントリー倶楽部にはあります。箱根湯本駅から倶楽部までの無料バスも運行されています（冬季の平日は休止）のでロマンスカーに乗ってゆったりと、高級コースでの宿泊ゴルフを楽しむということもいいかもしれませんね。新宿駅西口から倶楽部前までの高速バスもあるようですので車がなくても行けるのがうれしいですね。

歴史ある名門メンバーコースであり、すべてキャディー付きプレーとなります。トップシーズンの土日祝で38,000円相当とさすがにリーズナブルな価格ではありませんが、口コミではキャディーさんの評判もよく、一度はこういった高級コースで優雅なラウンドをしてみるのも、いつもと違ったゴルフを体験できるのではないでしょうか。なお、レストランではゴルフ場には珍しい鹿肉の料理があったり、お酒もビール、焼酎だけでなく、ワインやラム酒なども豊富に取り揃えているなど、このコースならではのものもありますのでぜひ楽しんでください。

箱根カントリー倶楽部は歴史と伝統ある、箱根を、いや関東を代表する名門ゴルフコースです。このコースの理事長は元総理大臣の細川護熙氏です。普段使いで行けるというコースではないとは思いますが、他では経験できない思い出になるゴルフをしたいという方はぜひ足を運んでみてください。