神戸ゴルフ倶楽部

兵庫県神戸市灘区六甲山町一ヶ谷にある神戸ゴルフ倶楽部を紹介していきます。日本最古のゴルフ場として有名なゴルフ場を詳しくまとめているので、気になった方はぜひ目を通してみてください。

神戸ゴルフ倶楽部は、100年以上もの歴史を持つ日本最古のゴルフ場です。昭和7年に建て替えられたクラブハウスにも歴史と伝統を感じさせる趣があり、自然と背筋を伸ばしたくなる雰囲気が漂います。アクセスについては六甲有料道路の六甲山方面出口から11分ほどであることから、利用しやすく良好な交通環境といえるでしょう。ただゴルフ場へと続く道は曲がりくねった山道であるため、運転には十分な注意が必要です。

バックティーで4,049ヤード、フロントティーで3,851ヤードと非常に短い距離で造られているこちらのコースは、しっかりとしたアップダウンが備わったテクニカルな山岳コースです。パー5がない点は攻略しやすいといえるものの、距離に比例するようにグリーンが小さく設計されているので、攻略は容易ではありません。名物ホールはパー3の11番。「医者の頭」と呼ばれる小山が行く手を遮る山越えのホールです。ティーグラウンドからは小山によってグリーンが見えなくなっているので、小山に刺さったポールを目印に距離を調整していきましょう。

ゲストでラウンドしたい場合には、原則、会員の同伴か紹介が必要となります。詳細についてはゴルフ場の事務局で詳しく聞けるため、気になった方は問い合わせてみてください。ちなみにプレー料金については、グリーンフィが平日8,000円前後となっており、土日祝日16,000円前後となっています。そこにキャディーフィーやその他協力金などを合算した合計額が、平日13,000円前後、土日祝日20,000円前後です。夏期料金となった場合は、平日15,000円前後、土日祝日24,000円前後と料金が上がるので、利用する際はしっかりと確認しておきましょう。

ゴルフ場内には食事と宿泊が可能な施設としてチェンバーが設置されています。こちらの施設は大正13年に夏場の社交場として建てられたものであり、ほぼ当時のまま現存し使用されています。建物から見える景色や鳥のさえずりは100年前と変わらないものであるため、1泊して目を覚ませば、疑似的なタイムスリップを楽しむこともできるでしょう。

神戸ゴルフ倶楽部は100年という時間の流れを感じつつ、ラウンドが楽しめるゴルフ場です。会員制を採用してゲストの利用を制限している敷居の高いゴルフ場ですが、ゴルフ人生の中で1度は周っておきたいといえるゴルフ場ではないでしょうか？