グランディ浜名湖ゴルフクラブ

静岡県浜松市西区にあるグランディ浜名湖ゴルフクラブは、高級会員制ホテルが併設されたリゾートコースです。パームツリーに彩られた広くて異国的情緒を感じさせるコースは、湖上を渡る風との頭脳戦でとてもスリリングです。今回はそんなグランディ浜名湖ゴルフクラブの魅力をご紹介します。

2004年開場で、名古屋に本社を置くリゾートトラスト株式会社が運営する18ホールは、浜名湖の鰻の養殖場跡などを埋め立てて造ったため水路などが多く、アメリカ人リー・シュミット氏の設計でほとんどのホールに池があり、大きなベント芝のワングリーンはバンカーでしっかりガードされています。男女のプロトーナメントも開催された本格的なコースはフラットで7,055ヤードと距離も充分です。ラウンドスタイルは乗用カートによるセルフプレーとキャディー付の歩きかを選べます。

湖に囲まれ池や水路でセパレートされた解放感あふれるフラットなコースで、ガードバンカーも効果的にレイアウトされています。コースのメンテナンスはグリーンを中心に細部まで行き届いており、まるで外国のようなロケーションです。とにかく池絡みのコースがほとんどなのでショットの精度がスコアメイクのカギとなりますが、技術だけではなくメンタリティにもかかってきます。視覚から来るプレッシャーに負けないようにお守りとしてボールをたくさん用意しましょう。

会員制リゾートの贅沢な雰囲気を存分に味わえる受付フロントはまさにゴージャスの一言です。8階建ての白亜の宮殿のようなホテルの中にクラブハウスがあり、外に出るとINコースの10番ホール、水路を挟んで橋を渡ればOUTコースと280ヤードの広々したドライビングレンジがあります。レストランはホテルの中の日本料理店とイタリアン、OUTコース側に別棟の中華レストランでゴルフランチが用意されています。フロント奥のホテルのスパ(温泉大浴場)も利用できます。

2004年に開催されたリゾートトラストレディスでは茂木宏美選手が優勝しています。その後2011年日本初の『みんなで作る！地域・市民参加型』のとうとうみ浜松オープンでは、石川遼選手がプレーオフにもつれ込んだ熾烈な戦いの末、小林正則選手に敗れました。名物ホールは、ニアピン推奨の大きな池に浮かぶアイランドグリーンのOUTコース5番と、INコースの16番はバックティーから267ヤードと超ロングのショートホールです。

どのホールからもグリーンが見えるほどフラットなグランディ浜名湖ゴルフクラブですが、ひとたび湖からの風で難易度が変わります。会員制ですがビジターでもプレーができるので、機会があれば絶対に逃さないでください。