小野ゴルフ倶楽部

兵庫県で廣野ゴルフ倶楽部の姉妹コースとして、昭和35年にスタートした小野ゴルフ倶楽部。山陽自動車道の三木・小野インターチェンジから10kmとアクセスも良く、こだわりぬいて作り上げたコースは名コースとして知られています。そんな小野ゴルフ倶楽部の魅力についてご紹介してまいります。

せっかくの休日、ただゴルフをするだけではなくて自然の中で深呼吸をしたい…。そんな日もあるのではないでしょうか。小野ゴルフ倶楽部のコースは、「できるだけブルドーザーの手を入れずに自然を生かした地形にしたい」という設計家の意思で建築されました。平成6年には大改修を行い、今の形になりましたが、以前以上に知的なゴルフが楽しめる厳しいレイアウトと存分に自然を感じることができる素晴らしいコースになりました。関西オープンのみならず、日本オープン、JGA、KGUなどの公式競技も多く行われ、全国的にも名コースと知られています。静けさの中にただよう風格、心地よい緊張感とともに自然に癒される１日を過ごすことができるでしょう。

会員制のクラブではビジターそのものを受け付けていない場合もありますが、ここは違います。一度利用してみて良ければメンバーになってみようかとお考えになる方も多いと思いますが、メンバーの紹介もしくは同伴があればビジターでも利用可能です。メンバーになれば当然、ビジターよりも一回当たりの料金はかなりリーズナブルになります。ただ、小野ゴルフ倶楽部は紳士淑女の場として利用者の方々が気持ちよく利用できるよう、ドレスコードやラウンド時・設備利用時のマナーなども定められていますので、ビジター利用でも事前に確認しておくのが良いでしょう。

小野ゴルフ倶楽部でいただけるメニューはどれもリーズナブルです。鴨せいろにさくっと揚った天ぷらが添えられた天ざる、親子丼にカレーライス、しっかりとソースの絡んだミートスパゲッティ、炒飯はどれも1000円前後でいただけます。シンプルかつオーソドックスなメニューに見えますが、だからこそ難しいメニューがそろっています。週替わりの定食もあり、メインなる主菜のほか、汁物、香の物、小鉢は2つもついて、お茶も付いた豪勢な内容です。あまり高いと気軽に休憩できないですが、ここでは値段は気にせずゆっくりとくつろぎながら味わうことができます。ちょっと豪勢にという時には、オススメの鴨鍋はいかがでしょうか。他にも一品料理で鴨の有馬煮、カツサンドもあります。デザートには手作りのプリンやアップルパイもオススメメニューになっています。

戦略的なだけでは疲れてしまいますが、ここはそういった意味でもバランスの良いゴルフ場です。クラブハウスを出て練習場のすぐ隣が1番ホールですが、フェアウェイも広々としていて、左右のOBに配慮しつつ思い切ったショットが求められるシーンも。傾斜などで絶妙にアンジュレーションがつけられたホールもありますが、気を張るところは張り、思い切るときは大胆に、とメリハリの利いたプレーを楽しませてくれます。

自然をできるだけ生かしたというだけあり、傾斜も絶妙につけられ、アップダウンもある戦略性が求められる小野ゴルフ倶楽部。こだわりの詰まった各ホールをクリアしていくことで、充実した休日を過ごさせてくれる、そんなゴルフ場になっています。絶妙なアンジュレーションで味わえる興奮と戦略を立てる冷静さ、心地よい疲れを頭と体で感じることができるのではないでしょうか。