名古屋ゴルフ倶楽部
愛知県愛知郡東郷町和合にある名古屋ゴルフ倶楽部は、ただ単に『和合』と呼ばれ、県内では一番古く昭和の初めにできた老舗のメンバーシップコースです。民間最古のトーナメント「中日クラウンズ」の開催コースとしても有名です。
日本を代表する難コースの名門名古屋ゴルフ倶楽部の魅力
今は市街地、昔はドロドロの土地だったので住所は‘和合字ドンドロ’!
1929年(昭和4年)に県内初のコースとして、皇室の御料林だった15万坪の沼地に設計者の大谷光明氏は難色を示すも他に場所が無く、手狭な土地に苦労の末ようやく待望の開場にこぎつけました。戦後復興しハウスやコースの改修を行い1960年には後の「中日クラウンズ」を開催します。会員になるのも審査が厳しく、ゲストを招く予約を取るのも大変で、なかなかプレーをするのは敷居が高い老舗の超名門コースと言われています。
長打だけではスコアが整わず!仕掛けられたハザードは無数
全キャディー付きの歩行プレーが基本スタイルで、75歳以上、もしくは歩行が困難なプレーヤーは事前予約で別料金の乗用カートの利用が可能です。18ホール/パー70の比較的フラットな丘陵コースで、2007年にはグリーンA・BからC・N編成に変わっています。小さく固い砲台グリーンが、距離の短いコースの難度を高めており『和合』独特と言われる所以です。バンカーの数も多く、グリーン周りには人の背丈ほどの深いバンカーが待ち受けています。
茶店名物“どて串”はビールとぴったり!ご飯にのせると裏メニュー“どて丼”に
18ホールをスループレーで回るので、お昼時にはコースの茶店で軽食を取ることも多く、和合名物のどて煮を串に刺した“どて串”が隠れた名物です。クラブハウスは重厚感が漂い、落ち着きのあるレストランは名古屋国際ホテルの直営でメニューも多く味にも定評があり、特に総料理長オススメは中華です。以前はゲストの支払いはメンバーへ請求されていたのですが、現金は扱わずクレジットカードでの支払いに限り個別でできるようになりました。
毎年ゴールデンウィークはこの大会に注目
「中日クラウンズ」は歴代の優勝者が招待されるので、往年の名プレイヤーが出場することが多く、他のトーナメントとは雰囲気が違います。歴史あるこの大会では数々の記録や名プレーが観られ、中でも2010年にギネス記録にもなった世界最小スコア「58」をマークしたのは石川遼プロでしたが、現在この記録は破られてしまいました。名門コースのマナーとして品位を保つため服装規定も厳しくルールもたくさん決まっているので同伴してくれる会員さんに確認しましょう。
名古屋ゴルフ倶楽部のまとめ
トッププロも苦戦する名古屋ゴルフ倶楽部は、距離は短いものの、設計者の巧みなハザードによるトラップと刻々変わる『和合』の風で難易度が高い有名なコースです。ラウンドできる機会が少ない憧れの超名門コースと言えるでしょう。
コース詳細情報
コース基本情報
最寄高速道路 | 東名高速道路 |
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最寄IC | 東名三好 |
所在地 | 愛知県愛知郡東郷町大字和合ドンドロ35-1 |
電話番号 | 052-801-1111 |
FAX番号 | 052-804-3900 |
開場日 | 1929年9月15日 |
休場日 | クラブ特定日 |
使用可能クレジットカード | JCB VISA MASTER ダイナース アメックス |
シューズ指定 | 指定なし |
服装指定 | クラブ服装規定あり |
付帯施設(練習場) | あり 0Y 30打席 |
付帯施設(宿泊施設) | なし |
付帯施設(その他) | なし |
コース情報
設計者 | 大谷光明, 上田治 |
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コース種別 | その他 |
コース高低差 | 適度なアップダウン |
面積 | 62万m2 |
グリーン | その他 |
グリーン数 | 1グリーン |
ホール数 | 18 |
パー数 | 72 |
コース名 | OUT・IN |
距離 | 6,473Y |
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