南山カントリークラブ

中部の名門、南山カントリークラブのご紹介です。設計は日本有数のコース設計家の井上誠一氏によるものです。氏の設計らしく、谷越え池越えなど自然の地形を生かした美しい丘陵コースです。南山カントリークラブでのプレイをお考えであればぜひご一読下さい。

井上誠一氏の設計理念は自然を破壊しないことと言われます。35万坪に及ぶ建設予定地のおよそ半分を保安林として残すという制約のもと、樹木が多く滝まである景観の素晴らしいゴルフ場が誕生しました。世界ゴルフ場100選にも選ばれ自然を活かしたコースレイアウトはまるで日本庭園の中でプレイしているような贅沢な雰囲気であると言われます。厳格なメンバ―シップコースとして運営されていますが、一部予約サイトを通じて予約が可能です。

フェアウェイの中央にロングドライブを放てばそれで済む、というようなコースではなく、エブリショット各自の腕に応じて攻略ルートや球筋を考えて打っていかなければならない、そんな深みのあるレイアウトと言われています。距離そのものはレギュラーティーから6,436ヤード、バックティーでも6,964ヤードとけして長いコースではありませんがベントAグリーンでコースレートが73.7という数値が示す通り、非常に難易度の高い設計です。緻密に配置されたハザードの中には井上誠一氏ならではのアリソンバンカータイプのバンカーもあり、すべてのショットが気を抜けないショットとなるのではないかと思います。

スコットランド風に作られたクラブハウスは奇をてらったものではありませんが、落ち着いた風情があり名門の風格が感じられるのではないでしょうか。コースのメンテナンスは非常に良く、キャディーさんやスタッフの接客も「さすが名門コース」と評判です。練習場は250ヤードのドライビングレンジのほかバンカー、アプローチ練習場とパッティンググリーンがありこちらもしっかりと整っています。レストランは特別変わったメニューはありませんが、名古屋有数の一流ホテルのシェフによるものとのことで美味しいと評判です。予約サイトのクチコミに対して、すべてゴルフ場側が返答を入れているところも大変好感がもて、まさに名門らしいホスピタリティといえるのではないかと思います。

オリジナルHPからの予約ですと、原則会員の紹介が必要となりますが予約サイトで申し込みが可能です。ラウンドはすべて乗用カートでキャディー付き。平日で18,980円ですがオープンコンペは16,100円から参加が可能です。

中級者でも攻略できるルートがある代わりに上級者でも一筋縄ではいかない罠がある。奥深く、そして美しい、まさに名門といえるゴルフ場といえるのではないでしょうか。少々料金のほうはお高くなりますが、ある程度打てるようになったなら、一度は挑戦してみたいコースではないかと思います。ドレスコードなどがかなり厳格に定められていますので、予約の際には必ず事前に確認して徹底するようにして行きましょう。