相模カンツリー倶楽部

神奈川県大和市にある相模カンツリー倶楽部についてご紹介します。昭和6年に開場した歴史あるゴルフ場のコースの特徴や設備、特徴など口コミも含めまとめました。神奈川県有数の名門コースの魅力をたっぷりお伝えしていきます。

相模カンツリー倶楽部は、昭和6年に開場した歴史あるゴルフ場で、アマチュアでプロを抑えて唯一日本オープン選手権で優勝したゴルフ界の偉人、赤星六郎氏設計の言わずとしれた神奈川県内屈指の名門コースです。
誰もが自由に入会できる通常のゴルフ場とは異なり、社団法人組織のため会員権は一般で流通していません。そのほか、通常ゴルフ場を予約する際に利用されることが多い「楽天GORA」や「GDO（ゴルフダイジェスト・オンライン）」などの予約サイトからのエントリーも受け付けていません。倶楽部会員の同伴もしくは紹介がなければプレーできないというのも名門倶楽部ならではと言えるでしょう。

アクセスも大変優れており、車なら東名高速道・横浜町田インターチェンジから約5km、電車なら小田急線・中央林間駅が最寄り駅になります。駅からは送迎用のクラブバスは出ていますが、徒歩圏内の場所に位置する好立地にあります。立地が都心部に位置することから、ゴルフ場の周辺は閑静な住宅地で囲われており、インコース11番ホールのティーグラウンドからは、見通しの良い広大なフェアウェイの先に望むマンションの存在は、通常のゴルフ場の景観とは一風違った景色の中でプレーは進んでいきます。

コースは、フェアウェイがフラットな林間コースながら、松林が密集しているわけではないため、見た目から感じるプレッシャーは少なく済みます。ペンクロス・グリーンとサウスショア・グリーン、2種類のベントグリーンで構成されており、コース全長は、距離の長いペンクロス・グリーンの場合、レギュラーティーから6,144ヤードと比較的短めの設定ですが、クロスバンカーやガードバンカーが要所で難易度を上げます。
そのほか、練習場の評判も良く、全23打席・240ヤードのドライビングレンジのほかに、フェアウェイと同じくゼブラカットに刈り込まれた芝生から打てる打席や、アプローチ・バンカー練習場の充実度も高く、プレーに関連する設備環境も整っています。

プレースタイルはすべてキャディー付きで1組4人に限られています。
近年では乗用カートを利用したキャディーなしのセルフプレー、いわゆる“アメリカンスタイル”でのプレースタイルを採用するゴルフ場が多いなか、相模カンツリー倶楽部では、ラウンド中の乗用カートの使用はなく、全て“歩き”でのラウンドになります。そのほか、ドレスコードにおいても来場時のブレザー着用や男性の半ズボン着用時のハイソックスの着用が必須となるなど、利用マナーも従来のゴルフスタイル同様に定めています。
ゴルフの基本が脈々と受け継がれているのが分かりますね。

相模カンツリー倶楽部についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
誰でも気軽にエントリーできるスタイルではないですが、もしラウンドする機会があればクラブの歴史と格式を存分に体感することができる、そんな有意義な時間になるのではないでしょうか。