琉球ゴルフ倶楽部

豊かな自然と温暖な気候に恵まれた沖縄県は全国有数の名門ゴルフ場が集まる地であります。今日はその中から、琉球ゴルフ倶楽部を御紹介しましょう。

那覇空港自動車道・南風原南インターチェンジより車で約30分。海洋レジャーが盛んな知念岬の地元・南城市に1977年（昭和52年）に開場しました。「レッスン王」として知られ、多くのアマチュアゴルファーに慕われる川波義太郎プロがコースを監修、佐世保国際CCや高萩CCなどの名コース設計で知られる梅沢弘の設計により誕生しました。
同コースを語る上で忘れてはいけない事・・・それは1988年(昭和63年)より、女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディース」の開催場となっている事。2018年(平成30年)で、ツアートーナメント開催場提供30年と言う歴史的な快挙を遂げた名門コースです。

海に面したコースが多い沖縄にあって、海から離れた内陸の小禄丘陵に位置する同コース。「西」「東」「南」の3コース27ホール。一般的な「西」×「東」の18ホールで6,381ヤード(レギュラーティー)&パー72。レート70，7はなかなか手ごたえのあるコース。特筆すべきは、レギュラーティーで全ての18ホールを廻る組み合わせのJGAレートがいずれも70超え。「まぁ女子プロコースだから」とナメテかかっては最後に泣きを見ますよ・・・猛者の皆さん。

30年連続でLPGAツアーをサポートするコースだけにコースや施設のメンテナンスは万全。コースサイドにはブーゲンビリアやハイビスカスなどの花々が植えられ、季節毎に咲き競い、ゴルファー達の心を和ませています。クラブハウスレストランのメニューも豊富で、和洋中に加え沖縄料理のラインナップも豊富。「沖縄ちゃんぽん定食」（1,150円）や「てびち汁（豚足の煮込み）定食」（1,450円）は本州からのゴルファーならぜひ話のネタに食べておきたい逸品です。

同コースは全国でも珍しい全組キャディー付きプレーとなります。
4サムでカート&キャディーフィーに諸税込み・平日21,200円、土日祝日28,800円。3サムの場合1,080円のキャディーフィーが追加となります。2サムは対応不可との事です。ただ、年末年始料金の多い沖縄のコースにあって、特別料金の設定が無いのは嬉しいですね。

冬は沖縄のゴルフシーズン・・・とは言え、一月や二月は最高気温でも20度を下回る厳しい寒さ。そんな寒さに震える強い味方がホール売店で販売されている「おでん」です。大根・厚揚げ・たまご・ちくわ・豆腐の５品目が、湯気を立てながら冷え切ったゴルファーのお越しをお待ちしています。

30年超のツアーサポートを行う県内屈指の超名門コース。宮里藍や横峯さくらが火花を散らした名コースを、ぜひあなたのものに。