那覇ゴルフ倶楽部

豊かな自然と温暖な気候に恵まれた沖縄県は、全国有数の名門ゴルフ場が集まる地であります。今日はその中から、那覇ゴルフ倶楽部を御紹介しましょう。

那覇空港自動車道・南風原南インターチェンジより車で約30分。沖縄戦終焉の地・摩文仁の丘に程近い小禄台地の上に、1975年(昭和50年)に開場した同コース。「九州の若鷹」の名を持つ鈴木規夫プロの手によるコースは、開場当初は地元大手ゼネコン國場組傘下でしたが、2001年(平成13年)に沖縄製糖傘下となり、現コース名となったそうです。
2004年(平成16年)には、大京オープンの後継ツアー「アジア・ジャパン・沖縄オープン」の開催場となり、宮里三兄弟の長男・聖志プロが初優勝を成し遂げました。また2012年(平成24年)の日本オープンゴルフ選手権では、宮里藍さんが男子ツアーに初参戦するなど話題の多い大会をサポートして来ました。

高低差14mのフラットに近い18ホールは、レギュラーティで5,858ヤード&パー72と短め。しかしグリーン周りにはガードバンカーが多数配置され、第二打目以降は慎重なクラブ捌きが必要です。沖縄特有の海風の影響は少ないコースですが、腕前の善し悪しが一目で解ってしまうコースだとの声も。

運営がメンバー中心で行われ、公式HPもないため「謎の多いコース」と呼ばれています。しかしその分世俗化されていない為、コースや施設は至ってきれいとか。数少ない口コミには「詰め込み過ぎず、とてもストレスフリーでゴルフ出来た」と絶賛の声が。クラブハウスレストランのメニューも公開されていませんが、沖縄料理をメインにしたランチが提供されているそうです。

同コースは全組キャディー付きプレーとなります。加えてビジタープレーには、平日は会員二名以上の紹介が、土日祝日はメンバー同伴でのプレーが必要です。現地のホテル経由で紹介を受ける方法もあるそうですが、予約サイト提携プランも一切なく、ビジタープレーには上記方法しかないのが実情です。
カート&キャディフィー・諸税込みで、平日20,420円、土日祝日28,520円、昼食代は別となります。
なお、表記の料金は2017年現在でのもので、一部改訂されている可能性もあります。最新の料金は直接コースまでお問い合わせ下さい。

メンバー以外は限られた紹介者しかプレーが許されないコースだけに、同コースでプレー出来る事が何よりのサービスと言えるのではないでしょうか。

今や那覇カントリー倶楽部を超え最も格式高いコースと呼ばれる同コース。運良く御紹介を受けられた方は、ぜひその素晴らしさを満喫して下さい。