青森カントリー倶楽部

かつて「みちのく」と呼ばれ、本州の最北端に位置する青森県。今や新幹線で首都圏からの日帰り圏となった同県には、多くのゴルファーを魅了する名コースの数々があります。今回は、その中から青森カントリークラブを御紹介します。

青森道・青森中央インターチェンジより車で約15分。東北新幹線・新青森駅より車で約30分。名峰・八甲田山系の丘陵地に同コースが誕生したのは、東京五輪の年1964年（昭和39年）です。後に太平洋白河リゾートや宍戸ヒルズCCを手掛ける名匠・発知朗初期の作品。青森市内から一時間足らずの本格ゴルフ場として有名で、青森市長杯など地域の有力コンペ開催の場として、多くの市民・県民に親しまれています。なお積雪のため、毎年12～3月までは冬季クローズします。

「むつ湾」「十和田」「八甲田」の3コース&27ホールで構成されたゴルフパーク。最も長い「むつ湾」「十和田」の18ホールで、6,352ヤード（レギュラーティー）&パー72。青森らしくヒバ林でセパレートされた各ホールは、直線的でクセが無いのが特徴。しかし、「むつ湾」の8番ホールや「十和田」の8番ホールは、共にショートの池越え&打ち下ろし。風を上手く読む事が必要なホールです。今一つ特筆すべきは、全国でも珍しくなったメタルスパイク可のコースです。

オーストリア・チロル地方の山小屋を模したクラブハウスは、周りの自然に良く溶け込んでいます。フロントやクラブハウスレストランにも、山小屋風のインテリアを施した徹底ぶりには驚かされます。
クラブハウスレストランは、地元の名門・ホテル青森の元料理長をシェフに迎え、洋食の逸品に加え地元青森の食材を使った郷土料理も提供しています。

同コースは、セルフ&キャディー付きプレーの両方をお選びいただけます。セルフは全組ワンデーセルフ。何と1サムから楽しめるとの事です。乗用カート利用の場合、諸税込みで平日10,490円、土日祝日14,490円。手引き電動カートでは、平日9,790円、土日祝日13,790円です。
キャディー付きプレーは、乗用or電動カート利用の各セルフ料金に、2サム時=4,300円、３サム時=3,500円・4サム時=3,100円のキャディーフィーが追加となります。

名峰・八甲田山や景勝地・十和田湖に近い同コース。ゴルフだけじゃもったいないなぁ～とお嘆きの猛者の皆さん。同コースでは提携宿泊先を多数確保しており、シーズン中は青森市内や酸ヶ湯温泉、十和田湖周辺などの提携宿泊先を御案内出来るそうです、年度によって提携先が変わるので、詳しくはプレー前に、フロントへ直接問い合わせください。

半世紀以上、地元の人々に愛されている老舗コース。名門料理長の逸品に舌鼓を打ちながら、八甲田の雄大な姿をバックに、ダイナミックなプレーの一日をお楽しみください。