夏泊ゴルフリンクス

かつて「みちのく」と呼ばれ、本州の最北端に位置する青森県。今や新幹線で首都圏からの日帰り圏となった同県には、多くのゴルファーを魅了する名コースの数々があります。今回は、夏泊ゴルフリンクスをご紹介します。

東北道・青森東インターチェンジ&東北新幹線・新青森駅から車で約一時間。陸奥湾の中央・夏泊半島の先端に同コース配置します。名匠・鈴木正一の薫陶を受けた立教大ゴルフ部OBで同コースのオーナーである海老原寿人のより1992年（平成4年）に開場。英国リンクス風の余りに自然な佇まいぶりに「日本のセント・アンドリュース」と呼ばれ「ゴルファーが一度は回りたい聖地100選」の一つにも選ばれています。1995年（平成7年）には、第65回日本プロゴルフ選手権（優勝・佐々木久行プロ）開催の栄誉に浴しました。

・・・北緯41度　夏泊にスコットランドの風が吹く・・・
そのキャッチコピーを彷彿とさせるシーサイドコースで、夏泊半島先端の地形を巧みに利用した6,378ヤード(レギュラーティー)&パー72、コースレート69.9。芝は元々同地に有った自然芝を利用し、限られた部分のみ手を加えたという、日本でも数少ないリンクススタイル。
特にIN16番（583ヤード&パー5）は、国内有数のお化けホール。ティーショットは、海に向かって打つ様な錯覚を覚えます。無論・・・スコアメイクを考えると、ここが正念場といったところですが。

宿泊ロッジを兼ねたクラブハウスは、正しくスコットランドのコースからそのまま持って来たかのような造り。敷地内から湧きだした温泉を利用した浴場は、プレー後の疲れを癒してくれます。
クラブハウスレストランは、中華をメインに和洋中各種の料理を提供。ただ残念なことに、同レストランの名物料理「平内ホタテ活御膳」は、ホタテ不漁のため2018年8月より提供中止となっています。漁が軌道に乗り、提供が再開されることを祈るばかりです。

同コースは、セルフ&キャディー付きプレーの両方をお選びいただけます。但し、冬季クローズ（12～3月）前の毎年11月21日～年内最終日まではセルフのみの営業予定ですが、天候状況により早期クローズの可能性もあります。また11月1日～11月20日までは、セルフメインの営業となり、キャディー付きは状況によるそうです。
セルフは、ワンデーセルフと午後ハーフの二種類。何れもカートフィー・諸経費込みです。
ワンデーセルフは、5月・10月が平日12,000円、土日祝日16,000円、6月・9月は平日14,000円、土日祝日18,000円、7月・8月は平日15,000円、土日祝日20,000円、11月1日～20日は、平日8,000円、土日祝日11,000円。それ以後、クローズ迄については都度掲示となっています。2サム割増は平日1,000円、土日祝日2,000円で、4～10月までの対応。11月は受付不可となります。
午後ハーフは、5月・10月で平日6,000円、土日祝日8,000円、6月・9月で平日7,000円、土日祝日\9,000円、7月・8月で平日7,500円、土日祝日10,000円、11月1日～20日は平日4,000円・土日祝日5,500円です。
キャディー付きプレーは、キャディーフィーとして上記セルフ料金に1ラウンドで4サム3,200円、3サム3,700円、2サム5,800円の追加。ハーフは、4サム1,600円、3サム1,850円、2サム2,900円の追加となります（各全日共通・諸税込み）。

既にご紹介の通り、同コースには宿泊可能なロッジが併設されています。4名まで宿泊可能なスタンダード10室と3名まで宿泊可能なプレミア2室があります。宿泊料や宿泊プレー優待料はホームページでご確認いただけますが、宿泊者は3,250円/人となっています。片道で青森空港か新青森駅への送迎サービスがあります。

国内随一のリンクスコース。1ラウンドで物足りない方は、ぜひスコットランドの香り高いロッジで宿泊プレーを。