呉羽カントリークラブ

北陸新幹線の開業で、首都圏からぐっと近くなった富山県。立山や北アルプスの峰々や、宇奈月温泉・黒部ダムなど日本屈指の観光地がある同県は、黎明期より日本のゴルフ界を支える名コースがあるのです。その一つ…呉羽カントリークラブをご紹介しましょう。

北陸道・富山西インターチェンジより車で約10分。北陸新幹線・富山駅より車で約30分。小杉CCや太閤山CCなど富山を代表する名コースの傍に、同コースは1960年（昭和35年）開場しました。しかし、同コースの祖先と言われるコースは、1935年（昭和10年）現在の大川寺遊園に誕生した6ホールのミニコース。戦後、北陸電力など地元企業を中心に本格的18ホールのコースを開業させようとする機運が高まり、宮内庁の内庭の6ホールミニコースを生んだ舘黎児氏に設計を依頼。同地に新たな富山のゴルフの歴史はスタートしました。富山県オープン（1978年/昭和53年～1998年/平成10年）などのツアー競技開催の栄誉に浴すると共に、県内で最も伝統と格式を誇るゴルフ場として親しまれています。

北アルプスへと続く庄内丘陵の地形を巧みに利用したコース。ツアー競技使用の日本海コース（6,529ヤード(レギュラーティー)&パー72）と、日本海や立山の眺めが絶景な立山コース（6,226ヤード(レギュラーティー)&パー71）の2コース36ホールのゴルフパーク。日本海コースは、2009年（平成21年）にワングリーン化を含めた改造工事を行い、寄り戦略的なコースへと生まれ変わりました。立山コースは、然程厳しい設定は無く、心静かにゴルフをお楽しみ頂けます。

立山の山小屋を訪ねたと錯覚する様な、赤いトンガリ屋根のクラブハウス。施設は大変充実しています。お楽しみのレストランは、喫茶室を兼ねた一階（くれは亭）と、名門富山電気ビルレストラン直営の二階・電気ビルレストランの二つ。くれは亭では麺類・丼物など気軽なお食事が楽しめ、電気ビルレストランでは、名物「呉羽カレー」「呉羽焼き定食」や富山の郷土料理が味わえます。

同コースは、全組キャディー付きプランのみでの御紹介です。なお、ビジタープレーには会員の同伴又は紹介を受ける事が必要です。全組歩行プレー&キャディフィー・諸税込み。県内ビジターは、平日21,534円、土日祝日26,934円。県外ビジターは、平日18,300円ほど、土日祝日23,700円ほど。毎年11月26日～3月31日までの冬季は、県内外ビジター問わず平日11,880円ほど、土日祝日16,011円ほどです。なお、ゴールデンウィークとお盆・年末年始（12/6～1/6）期間中の土日祝は平日料金となります。
乗用カートは、日本海コースで60歳以上&立山コースで40歳以上の方で希望があれば1,620円/税込・一人で受け賜ります。
女性ビジターの方は、毎週月曜レディースデー（諸税込み12,430円/内外問わず）がお得です。

同クラブハウスの二階「電気ビルレストラン」に謎…のメニューがあります。その名は「サスの昆布〆」。サスとは富山の方言でカジキマグロを指す（サス？）ものです。江戸時代、北前船の重要な寄港地だった富山は、早くから昆布〆の文化が食文化として定着しました。実は富山名物「ますのすし」も、正道は昆布で覆ったものだとか。果たしてその味は…続きは呉羽CCレストランで。

富山の人達に長年愛され続ける名コース。謎の味「サスの昆布〆」を求めて。是非御紹介を受けて下さいね。