高岡カントリー倶楽部

陸新幹線の開業で、首都圏からぐっと近くなった富山県。立山や北アルプスの峰々や、宇奈月温泉・黒部ダムなど日本屈指の観光地がある同県は、黎明期より日本のゴルフ界を支える名コースがあるのです。その一つ…高岡カントリー倶楽部を御紹介しましょう。

北陸道・小杉インターチェンジより車で約10分。北陸新幹線・新高岡駅より車で約20分。高岡カントリー倶楽部は1975年（昭和50年）に県西部のゴルフ場銀座に開場しました。
頼成（らいじょう）＆万葉の2コース36ホールは県内最大のゴルフパーク。大阪で開かれた「国際花と緑の博覧会（花博）」の協会長を務めた故佐藤昌や、高千穂CC・霧島ロイヤルGCの生みの親の小笹昭三ら複数の設計家が手掛けた異色のコースです。
毎年、県内のアマチュアNO.1を決める「富山アマチュアゴルフ選手権大会」の開催場としても広く知られています。

中心の頼成コース6,404ヤード（レギュラーティー＆パー72）セルフプレー中心の万葉コース6,525ヤード（レギュラーティー＆パー72）共に、JGAレート70超えの難コース。とは言えフェアウェイは広く、しっかり前へ押し出せば攻略の機会も出て来るでしょう。万葉コースの12番は167ヤード（レギュラーティー＆パー3）、富山の名勝・雨晴海岸を模したと言われ、風情の中にも冬の日本海の荒々しさを思い浮かべそうな難ホールです。

昭和の香り漂う純白のクラブハウスは、年月の重みを感じさせつつも手入れが行き届き、決して昨今オープンの最新鋭コースに引けを取りません。2018年3月リニューアルしたクラブハウスレストラン「つるぎ」では、県内産牛豚肉を使ったハンバーグを、県内産野菜と一緒に和風だしで炊き込み、特製ゴマダレで召し上がる「富山育ちの和風ハンバーグ膳（1,500円/税別）」が名物。お肉が苦手な方も、ペロリと平らげる程の人気ぶりとか。

同コースではセルフ＆キャディー付きプレー両方からお選び頂けます。ただし、万葉コースはセルフのみのお取り扱いとなります。なお同コースでは、冬季・GW・夏季・盆休など細部に渡り料金が決められていますが、ここでは一般日程での料金を御紹介します。詳細はホームページをご覧下さい。
頼成コースは、セルフプレーの場合全組ワンデーセルフ・カートフィー＆諸税込みで、平日9,360円・土日祝日12,600円。キャディー付きプレーはキャディフィーが加算され、平日13,680円・土日祝日16,380円となります。
万葉コースは全組ワンデーセルフプレーとなり、カートフィー・諸税込みで、平日6,390円・土日祝日10,440円となります。
なお両コース共に2サムは、頼成コースで1,900円/人（税別）万葉コースで1,000円/人（税別）加算となります。3サムは無料でお楽しみ頂けます。

コースでプレーを終え、車や新幹線で同地を早々に後にされようとする猛者の方々…ちょっとまったぁ。高岡は全国にその名を轟かす銅製品の街。全国出荷量のほぼ九割を握る…正に銅の街です。高岡の同製品は、加賀百万石・前田家が高岡に入城の折、現在の高岡市金屋町に金属加工を営む人々を集め、後に銅器の生産を奨励した事に始まります。
その素晴らしさは、見たもの全てを虜にするという見事さ。さぁ、お帰りは高岡の銅工房へ。

県内最大にして、アマチュアゴルファーの登竜門。難コースを攻略した後はレストランメニューに舌鼓を打ち、プレー後は高岡の街の銅工房で匠の技に魅了されてはいかがでしょう。