きぬがわ高原カントリークラブ

標高1,200メートルの鶏頂高原にある栃木県日光市五十里のきぬがわ高原カントリークラブは、真夏でも30度を超えることがほとんどなく、ロッジ5棟に最大60名まで泊まれるコテージもありリゾートゴルフを満喫できます。

高原山の主峰鶏頂山の北西麓に、戦後、満州からの引揚者によって開拓された高原があります。有料道路の開通後、ゴルフ場経営のため設立された第三セクターの会社が1992年にパブリックコースとして開場しました。その後はPGMグループになり、現在は国内に30ヶ所近くのグループコースを持つ株式会社市川ゴルフ興業が運営する18コース/パー72の高原丘陵コースです。乗用カートによるセルフプレーは天候によりフェアウェイへの乗り入れが可能です。

比較的フラットで洋芝のフェアウェイは広くビギナーでも安心して楽しめます。OBは無いのですが樹齢300年を超える大木でコースがセパレートされていて、飛びすぎて方向性を失うとワンペナとなり、グリーンは大きくて重めです。OUTコースはやや距離が長めで、INコースは池や谷があり景色の良いコースです。コースのメンテナンスは行き届いていますが、大自然という場所柄、シカなどの野生動物の落し物が多く、バンカーに足跡が残っていたりします。

レストランでのランチはミニビュッフェとアラカルトが日によって入れ替わり、特に周辺で採れる高原野菜の“ほうれん草のしゃぶしゃぶ”が美味しいと大人気です。特典多数の年次会員の友の会があり、愛犬のためのわんわん友の会もあって、リピーターの増加につながっています。クラブバスは予約制で、鬼怒川温泉各宿泊施設からと東部日光線の鬼怒川温泉駅発で都内からの特急電車に合わせたオススメプランなどもあります。

クラブハウスの中にアニメ『ワンピース』の登場人物で、通称白ひげの巨大なフィギアがあります。これは車で15分ほど離れた塩原温泉のお祭りで使われたもので、気づいたファンを喜ばせています。ハウスとロッジの風呂は以前、10番ホールのグリーン奥の井戸から温泉を引いていてゴルファー以外にも利用されていましたが、現在は地下水をくみ上げているということで温泉の表示をしていません。コースの冬季クローズ中は犬ゾリやスノーモービルで賑わいます。

愛犬とラウンドや宿泊もできるきぬがわ高原カントリークラブは、広いフェアウェイでOBを気にしないで思い切りクラブを振って、初心者から上級者まで誰でも気軽に楽しめる避暑地にも最適な高原リゾートコースです。