三重カンツリークラブ(三重県)
三重県菰野(こもの)町の三重カンツリークラブは、御在所岳を間近に望み、県内でも3番目に古く歴史ある名門でありながら、気軽にラウンドできるコースとして知られています。そこの名物ホールの攻略に出かけてみませんか?
開場から半世紀以上の名門 三重カンツリークラブの魅力
ゴルフが趣味という技師によって作られた自然の地形を最大限活かした丘陵コース
設計者の保田与天氏の進言により「川奈に習い少数の会員を」ということで、1960年にセミパブリックのコースとして開場しました。経営母体の三重交通では“電車で来られるリゾートコース”を謳い文句に宣伝したそうで、開業時は湯の山ゴルフ倶楽部と呼んでいましたが、後に現名称に変わっています。当時は重機も無いので大がかりな造成はできず、見事なまでに自然の地形を活かして、鈴鹿山脈から流れる2本の川も巧みに使われています。
コース距離が短くフェアウェイが広い初心者や女性に楽しんでもらえる名門コース
全18ホール/パー72のコースは、どのホールもフェアウェイがゆったりしていてOBの心配は少ないのですが、自然の川が絶妙な位置に配置されているのと、芝目のきついグリーンは視覚的トラップもあって傾斜があてになりません。最大カップ4個分外すようなホールもあって、コースデザインは飽きさせない工夫が随所に凝らされています。
リモコンによる自走式乗用カートでのキャディー付とセルフプレーの選択制となっています。
昔からその名で呼ばれる名物ホールの12番「二百三高地」
INコースの12番ロングホールは、残り100ヤードを切ってからグリーンまで30ヤードの打ち上げとなり、クラブ選択とショットの正確さが求められ、このショット次第で、カートに乗ってグリーンに行けるかどうか?が決まります。ショートしてしまうと、息を切らして登るところから「二百三高地」と呼ばれています。山を仰ぎ遠くには海を眺めるホールもあり、とても良く整備されていてディポットの目土やボールマーク直しを、メンバーや研修生が気付いた時には積極的に行って伝統のコースを楽しんでいます。
1番ホールへ向かう橋のたもとにあるゴルフ地蔵尊
OUTコースの1番スタートに行く橋のたもとに、ゴルフ地蔵尊が祀られており、毎年7月には法要も行われています。右手にクラブ、左手にはボールを持っていて、プレーヤー達が楽しく安全にそして上達するようにとの願いが込められています。付帯の練習場は220ヤードのドライビングレンジがあって、プロゴルファーの川村昌弘選手がジュニア時代から練習に来ていて、今でもよくコーチと一緒に打ち込みに来ているそうです。
三重カンツリークラブのまとめ
開場からおよそ60年という名門の三重カンツリークラブは、伝統のコースでありながら初心者でも気軽にプレーができて、幅広い層のゴルファーに支持されるゴルフ場です。ぜひ大自然の中でのラウンドを楽しんでください。
コース詳細情報
コース基本情報
最寄高速道路 | 新名神高速道路 |
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最寄IC | 菰野 |
所在地 | 三重県三重郡菰野町大字千草7190 |
電話番号 | 059-392-3163 |
FAX番号 | 059-392-3160 |
開場日 | 1960-10-02 |
使用可能クレジットカード | JCB VISA MASTER ダイナース アメックス |
シューズ指定 | ソフトスパイクのみ |
服装指定 | ゴルフにふさわしい服装でお願いします。 |
付帯施設(練習場) | あり 200Y 30打席 |
付帯施設(宿泊施設) | なし |
コース情報
設計者 | 保田与天 |
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コース種別 | 丘陵 |
コース高低差 | 適度なアップダウン |
面積 | 100万m2 |
グリーン | ベント |
グリーン数 | 2グリーン |
ホール数 | 18 |
パー数 | 72 |
コース名 | OUT・IN |
距離 | 6585Y |
ドラコン推奨ホール | OUT9番 IN12番 |
ニアピン推奨ホール | OUT3番 IN17番 |
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