霧島ゴルフクラブ

霧島市牧園町高千穂にある「霧島ゴルフクラブ」は、霧島国立公園に隣接し、県内では一番早くできたコースで、九州では3番目、九州ゴルフ連盟主催のトーナメントも開催される本格的な名門コースとして知られています。

旧名称は「鹿児島ゴルフクラブ」で、1957年に9ホールで開場しました。その後18ホールに増設されて1970年からは現名称となっています。もとは地元財界人による同好会が主体となって場所探しに奔走し、ようやく見つけた牧場跡地を借り受け会員たちが協力して造り、社団法人組織で運営してきた歴史があります。名匠保田与天氏による18ホールは、丘陵地帯の林間コースで全コース南向きです。空港からは車で25分と近く、鹿児島市内からは60分ほどです。

フェアウェイに多少あるアンジュレーションは、手作り感があり、立ち木による空中ハザードはプレッシャーを感じさせるティーグラウンドもありますが、距離はさほどなく見晴らしの良い開けたホールもたくさんあります。OUTの3番ロングホールは桜島に向かっての打ちおろしで豪快に振り抜けますし、INコースでは13番のやや距離のある打ち下ろしのショートホールが名物ホールです。リモコン式乗用カートによるキャディー付きプランかセルフプレーの選択制です。

ほとんどのプランが食事付きとなっていますが、追加料金を払ってでも食べたいのは、名物黒豚の角煮のセット“薩摩御膳”です。口コミでも美味しいと評判です。ほかにも“鰹のたたき”や“さつま揚げ”などご当地名物も人気です。
練習場は、200ヤードのドライブレンジのほか、パッティンググリーンはもちろん、バンカー・アプローチの練習場もあり、ラウンド前のウォーミングアップに十分な環境が整っています。風呂は温泉でサウナもあります。

毎週月曜日が休場日のため『月曜セルフデー』というサービスがあります。時期にもよりますが、限定メニューの食事券付き、乗用カートでのセルフラウンドが7,000円前後と、名門コースとしてはとてもリーズナブルなプランとなっています。ただし茶店はクローズなので、水分補給の対策が必要です。2サムで648円、3サムで216円の割増はありますが、保証付きのため、ぜひ利用したい所です。クラブハウスのお風呂は浴室も天然温泉なので、ラウンド後にリフレッシュして帰ることができます。また、すぐ近くに霧島温泉郷もあるので、少し足を伸して温泉郷に行くのもいいですね！

2020年の『鹿児島国体ゴルフ青年男子の部』での競技会場に決定しています。開場から60年を超える老舗の名門「霧島ゴルフクラブ」での楽しいラウンドと、美味しい食事に温泉を一足早く体験してみてはいかがでしょうか。