日本原カンツリー倶楽部

岡山県美作市瀬戸の日本原カンツリー倶楽部は、兵庫県境に近く、県北東部に位置する京阪神からのアクセスも良い36ホール/パー144の林間コースです。とても手入れの行き届いた対照的な2コースをぜひ攻略してみてはいかがでしょうか。

1975年の開場で、名匠富沢誠造氏と美樹工業株式会社創業者の三木茂克氏の設計による丘陵地の林間コースです。現在は株式会社明輝建設が経営母体のグループ会社による運営で新体制となり、兵庫県の千草カントリークラブなどの他にも姉妹コースがあります。京阪神や山陰山陽からのアクセスも良く、敷地内のロッジも改装されて宿泊ゴルフもできるため、県外からのプレイヤーにも人気があります。キャディー付き歩行スタイルか乗用カートによるセルフプレーの選択制です。

瀬戸コースの18ホール/パー72はフラットで距離が長くフェアウェイも広いので、ロングヒッターはとことん飛距離を追求できるでしょう。那岐(なぎ)コースは松林にセパレートされ、距離はさほど長くはありませんが、グリーンのアンジュレーションがプレイヤーを悩ませます。ともに大きな池やバンカーなどのハザードが効果的に配置されていてとても戦略的です。プレー料金は那岐コースの方が安く設定されていますが、中・上級者は圧倒的に瀬戸コースを好むようです。

クラブハウスのドーム型の屋根は中が吹き抜けとなって解放感がある広々としたエントランスです。レストランはテーブルクロスなどのファブリックがピンク色で統一されて、柔らかな感じのくつろぎの空間となっています。昼食付きのプランが多いのですが、追加料金でバイキングにすることもできます。浴室ではジャグジー風呂が疲れを癒してくれます。コースは個性的でメリハリが効き、さらにメンテナンスは素晴らしく、口コミでも高く評価されています。

夏季限定の早朝スループランが手頃な料金となっており、涼しい時間ということもあり大変好評です。その他、併設のロッジでの宿泊パックや、コンペなどでは人数に応じてバスでの送迎プランなどもあり、いずれもリーズナブルな価格設定で人気となっています。瀬戸コースが那岐コースより最大1,000円ほど高い料金設定となっていますが、それでも休日料金で食事(税込1,080円)割引券付きの7,000円台と格安です。しかも2サム保証で割増料金が掛からないプランが多いのでかなりの高コスパです。

ロングヒッターが手応え充分と満足できる瀬戸コースと、距離は短くテクニカルな那岐コースの、対照的な2コースを持つ日本原カンツリー倶楽部は、コスパが良く何度となく挑戦しがいのある面白いコースです。ぜひチャレンジして下さい。