高麗川カントリークラブ

安田幸吉氏の設計により昭和47年に開業した埼玉の高麗川カントリークラブは、メンバーシップコースではありますが、会員同伴のプレイだけではなく、会員の紹介によるビジターのプレイも受け付けています。
また一度利用をすれば次回からは予約が取れる仕組みになっており、純然たるメンバーシップコースよりはプレイしやすいゴルフ場です。

昭和47年にベントと高麗の2グリーンで開場した高麗川カントリークラブですが、その後改良のため、ひとつはオーガスタナショナルの中でも一番滑らかな走りを見せる部分に使われているベントのA4に貼り替え、その後もう一方はさらに改良されたT1という芝種を使用したベントに生まれ変わりました。
水捌けが良く滑らかにボールが走るグリーンで、冬場でも枯れることなく緑をキープしています。このグリーンだけでも一見の価値があると言えるのではないかと思います。

丘陵コースですが、全体にアップダウンがありクラブ選択に迷いそうです。アウトは杉や松の林でセパレートされており林間の趣。インは山を大胆に切り開いた作ったコースです。フェアウェイはアウト、インとも広めに作られており思い切ったショットが楽しめます。距離はそれほどありませんが、上りになるとワンクラブからツークラブ距離が違ってくるなど戦略性の高い設計になっています。ティーはバックティーとレギュラーティー以外にフロントティーがありますので、飛距離に応じてティーを選ぶことが可能です。

特別華美な装飾などがあるわけではありませんが、ゴルフ場として十分な豪華さがある施設でゆったりと過ごすことができるのではないかと思います。
練習場は300ヤードの打ちっ放しが18打席、そのほかに50ヤードのアプローチ練習場、2面づつあるバンカー練習場とパッティンググリーンを備えています。フェアウェイやグリーンの手入れが良いと評判！
ラウンドはセルフデイ以外はすべてキャディー付きのプレイになりますが、乗用カートも用意されており、カートでの楽々ラウンドも可能です。

高麗川カントリークラブではプロのレッスンの予約を受け付けています。マスター室での直接の問い合わせ以外にも電話での問い合わせも受け付けています。ゴルフは本当に基本が大切。間違ったスイングを身につけてしまうと治すのに何年もかかってしまうこともあります。思い切ってプロのレッスンを受けてみるのも良いのではないでしょうか。

関越自動車道の鶴ヶ島インターチェンジより10km、圏央道の圏央鶴ヶ島インターチェンジから8kmと都内からでも比較的アクセスの良いゴルフ場です。
メンバーシップのため、気軽に予約はしづらい面もありますがオーガスタナショナルと同じ芝のグリーンを味わえるゴルフ場はそれほど多くは無いのではないかと思います。機会がありましたら、一度訪れてみてはいかがでしょうか。