埼玉県にある名門と言われるゴルフ場まとめ

埼玉県の名門ゴルフ場をご紹介します。埼玉県には、世界のゴルフ場100選にも名を連ねる霞ヶ関カンツリー倶楽部だけではなく、全国でも屈指と言われる名門コースが多数存在しています。県内で最も歴史を誇るゴルフ場、有名なトーナメントやツアーが開催されているゴルフ場など。
皆様はいわゆる「名門コース」について、どのような印象をお持ちでしょうか。「ビジターは入れないんでしょ」「マナーに厳しそう」「自分にはまだ早い」「難易度が高そう」などと、お思いかもしれません。しかし、ゴルファーたる者、少なからず名門コースへの興味や憧れはお持ちなのではないでしょうか。そこで今回は、エリアを埼玉に絞って、名門と言われるゴルフ場を紹介していきます。本文を読んで頂くとわかりますが、会員の同伴や紹介が必要な敷居の高いコースばかりではありません。ちょっとした自慢にもなる名門コースでの特別なラウンド、この機会に検討されてみてはいかがでしょうか。

埼玉県川越市にある霞ヶ関カンツリー倶楽部は、世界のゴルフ場100選にも名を連ねる日本でも指折りの名門ゴルフ場です。昭和4年の創設後も数々の名匠たちが改修を繰り返し、時代に合わせた進化を続けてきました。プロ競技の開催実績も豊富で、2020年の東京五輪も東コースで開催されることとなっています。雄大な武蔵野丘陵に広がる美しい林間コースは、東コース・西コースの36ホール構成。日本一のショートホールと言われる東コース10番、関東で初めて自然の池をレイアウトした西コース13番など、東西それぞれに知名度の高い名物ホールが待ち受けます。厳しい入会審査に合格した会員の紹介なしにプレーすることは許されず決して敷居が低いとは言えませんが、チャンスがあればぜひラウンドしてみたいゴルフ場ですね。

埼玉県入間市にある武蔵カントリー倶楽部 豊岡コースは、日本のゴルフ場設計第一人者である井上誠一氏が設計し、1959年に設立されたゴルフ場です。開場前の整備作業は重機を入れずに全て人の手で行うこだわりようで、その精神が現代まで受け継がれ、名門の格を維持しています。天然の松に囲まれたフラットなコースは穏やかで美しい景観を持ちながら、微妙なアンジュレーションの効いた小さな砲台グリーン、それをがっちりとガードするバンカーなど、戦略性に富む難コースに仕上がっています。豊岡コースで開催された2009年の日本オープンゴルフ選手権でも石川遼選手など多くのプロが手を焼いていましたね。武蔵カントリー倶楽部も厳しい会員制が敷かれており、プレーには会員を通した予約が必要となります。

埼玉県入間市にある狭山ゴルフ・クラブは日本オープンやダイヤモンドカップなどの豊富なトーナメント開催実績を誇るチャンピオンコースです。その魅力は何と言っても、ド迫力のコース距離。フルバックティーからは全長7,000ヤードを超え、関東屈指の長距離コースとなっています。もちろん距離が長いだけではありません。随所で待ち受ける巨大な池や数多くのバンカーが多くの試練を演出し、高い戦略性を加えています。会員を通した予約が必要になるため、易々とラウンドできるコースではありません。だからこそ、その機会を得た際には、勇気を出してフルバックティーから回ってみてはいかがでしょうか。プロと同じ厳しい条件でのラウンドが、あなたにとって大きな経験値となることは間違いありません。

埼玉県入間市にある屈指の名門コース「武蔵カントリークラブ」には豊岡コース、狭山市の笹井コースがあり、合計36ホール構成となっています。2014年にコースを大改修し、生まれ変わったのが笹井コースです。その大改修の目玉は「2グリーン→1グリーン」への変更です。グリーン面積が広がったことでショットやパットのバリエーションが豊かになり、より一層戦略性が高まりました。また樹木の植え替えも行われ、定評のあった景観にも磨きがかかっています。ダイヤモンドカップ2018の開催も決まり、スポットライトが当たる旬のゴルフ場のひとつです。豊岡コースと同様にビジターのプレーには会員を通した予約が必要となりハードルは低くありませんが、「この前回ってきたんだけどさ…」と小自慢をしてみたいものですね。

埼玉県飯能市にある飯能ゴルフクラブは1959年に設立された半世紀以上の歴史を誇る名門ゴルフ場です。約6,000本の赤松がセパレートする美しい林間コースには、年間を通して季節の花々が可憐に咲いています。随所にインスタ映えする撮影スポットが点在し、女性ゴルファーにとっても魅力の高いゴルフ場です。美しい景観とは裏腹にコースは高難度。アップダウンの少ないフラットなコース設計ですが、アゴ高バンカーに傾斜の効いた高速グリーンなど、至る所に難所が待ち構えるので攻略は一筋縄ではいきません。名匠和泉一介氏らしい、プレイヤーの集中力が試されるコース設計となっています。なお、飯能ゴルフクラブでもゲストのプレーには会員を通した予約が必要になります。

埼玉県さいたま市にある浦和ゴルフ倶楽部は、1962年に設立された伝統のあるゴルフ場です。都内から約30分の好立地にある本格コースということで、多くのゴルファーの人気を集めています。交通費や移動の労力を考慮すると、立地も大きな選定基準ですよね。中上級者向けの高難度コースとしても名が知られており、両側に雑木林が生い茂る狭いフェアウェイには立木が張り出し、多くの池とバンカーも行く手を阻みます。次打を考えた攻めが不可欠となり、特にティーショットには高い精度が求められます。厳しい会員制は敷かれておらず、ビジターの予約も受け付けています。また、キャディー付とセルフプレーの選択も可能となっています。

埼玉県鴻巣市にある鴻巣カントリークラブは、1976年に設立された名門クラブです。水田に囲まれた林間コースとなっており土地の性質上、様々な形の池が多く配置される設計となっています。水辺が見えないのは1ホールだけというほど各ホールに池が絡むので、ショットには高い精度が求められます。名物の17番ホールは、200ヤードを超えるパー3。フェアウェイ右サイドから池が張り出し、スリリングなティーショットが楽しめます。しかし、決して上級者向けのコースというわけではなく、フェアウェイはフラットで広いので、池ポチャの洗礼さえ承知であれば、ゴルフ初心者でもプレーしやすいでしょう。プレーの会員制限は設けておらず、ビジターでも予約が可能です。

埼玉県飯能市にある武蔵丘ゴルフコースは1983年の設立以来、毎年のようにプロトーナメントが開催される名門コースです。自然の起伏を活かして創られた雄大なコースは、フェアウェイの幅も広く、開放的なゴルフを楽しむことができます。1997年に来日した全盛期のタイガーウッズが日本で初めてプレーしたコースとしても有名です。その面影は今もなお残っており、タイガーがティーショットで運んだ地点には「タイガーフラッグ」と呼ばれる旗が立てられています。ファンを興奮させる、ロマンの溢れる素晴らしい演出ですね。ビジターの予約も可能ですので、ぜひ「タイガーフラッグ」に挑戦してみてください。

埼玉県大里郡にある森林公園ゴルフ倶楽部は、日本のゴルフ場設計の第一人者である安田幸吉氏・川村四郎氏の設計で1990年に設立されました。コースの魅力はその名の通り、緑あふれる美しい景観です。「自然の保護と融合」がコースレイアウトのコンセプトで、地形の持つ緩やかな起伏を活かした18ホールとなっています。13番ホールでは、男体山・榛名、赤城、妙義の日光連山を望むことができ、絶景の名物ホールとして有名です。ブラインドホールをなくし、コース間の移動距離が短くなるように設計されていますので、雄大な自然の中でテンポ良く軽快なラウンドを楽しむことができます。ビジターの予約も可能となっており、プレーする機会を得やすい名門コースです。

埼玉県比企（ひき）郡にある富貴ゴルフ倶楽部は「プレイヤーがティーグランドに立った時、どのホールも美しいと感じさせたい。そして、プレー後、強く印象に残る個性的なコースにしたい」という崇高なコンセプトを元に1992年に設立されました。美しい景観の所以は、アメリカンコースの基本構想に日本庭園の要素を織り交ぜたハイブリットデザイン。また、ティーグランドから複数の攻略ルートを想定できる高度な戦略設計は黒沢長夫氏の妙が光ります。名物4番・9番はどちらも池とバンカーが絡む戦略性の高いレイアウトとなっており、ゴルフの腕はもちろん、度胸も試される手強いホールです。富貴ゴルフ倶楽部はビジターの予約も可能で、パブリックな名門ゴルフ場と言えるでしょう。

ここまで埼玉県の名門と言われるゴルフ場についてまとめてきました。プロトーナメントが多く開催されるため全体的に難易度は高めですが、それぞれのコースに豊かな個性があり名門と言わしめる所以が感じられました。紹介した10ヶ所のゴルフ場のなかでも特にオススメしたいのが武蔵丘ゴルフコースです。タイガーウッズが日本で初めてラウンドしたというプレミア感、タイガーの飛距離を体感しながらラウンドする18ホールには、ゴルファーの浪漫が詰まっています。武蔵丘ゴルフコースをはじめとして、ビジターの予約が可能なゴルフ場も多くございます。ぜひ、この機会に名門コースでのラウンドを検討されてみてはいかがでしょうか。名門と言われるゴルフ場の多くは、ドレスコード等のルールやマナーには厳格です。特別な一日を気持ちよく過ごすためにも、事前にラウンドされるコースの公式サイトなどで確認されておくことを推奨いたします。

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