下関ゴルフ倶楽部

本州の西の果て・維新150年で湧く山口県は、中国地方でも屈指の名門ゴルフ場があることで知られています。今回は、その中から下関ゴルフ倶楽部をご紹介しましょう。

中国道・下関インターチェンジより車で約40分。JR山陰線・川棚温泉駅から車で約10分。山陽新幹線・新下関駅から車で約30分。山陰海岸に面した美しいシーサイドコースが誕生したのは、1952年（昭和27年）です。当初は現在の地より山側の丘陵地に「川棚温泉ゴルフ倶楽部」として仮開場。その後本格的に18コース整備に入ろうとした矢先、設計を担当した名匠・上田治氏の勧めで反対側の八ヶ浜海岸に新コースを造成。1954年（昭和27年）、9ホールにて仮開場。翌1955年（昭和30年）、名称を現在に改めた後、1959年（昭和34年）、18ホール&クラブハウス完成で本開場しました。
過去中四国オープン２回、日本オープン2回開催の栄誉に輝く名門コースです。

景勝地としても知られる八ヶ浜の海岸線に隣接し、松林で各ホールがセパレートされた6,525ヤード(レギュラーティー)&パー72。西日本特有の起伏に富むコース造りだけに、気まぐれな海風と共にナメてかかると痛い目に。フェアウェイも全般的に絞ったホールが多いので、ショットの正確さが要求されます。OUT5番（361ヤード&パー4）は、途中250ヤード付近までは登り&その後は下りと言う設定。グリーンを予測しながらのショットは、悩ましい所です。

どことなく国会議事堂を思わせるクラブハウス。ロビー横の会談では、思わず大臣就任記念の写真撮影が出来そうなほど重厚な造りです。二階部分は、明るく開放的なガラス張り。コースを眺めながら食事が楽しめるクラブハウスレストランでは、かつて捕鯨で栄えた地元下関を彷彿させる「鯨三昧（鯨料理のフルコース）」（2,300円/税別）や山口名物「瓦そば」（1,500円/税別）が人気。中でも、山陰名産一夜干し逸品のかれい素揚げ（1,000円/税別）は、県内で同クラブレストランでしか扱ってないとか。

同コースは、全組キャディー付きプレー（徒歩）となります。キャディーフィー・諸税込みで、平日16,406円、土日祝日18,566円となります。カート利用時は、4or3サム時は2,700円/人（税込）、2サム時は5,400円/人（税込）の追加となります。なお、ロッカー代は別途実費が必要となります（324円/人・税込）

同コースの会員の方から紹介を受けたビジタープレーや、会員の方と同伴でプレーされる際は、優待価格が適用されます。会員同伴は平日11,600円、土日祝日14,840円。会員紹介（ビジター単独）の場合平日13,220円、土日祝日17,000円となります。

山陰地方で有数の美しさと、トリッキーなコースとして知られる同コース。かつての捕鯨の町・下関を彷彿させる名物に舌鼓を打ちながら、思い出に残るプレーの一日を。