長南カントリークラブ

1979年開場で、名設計家安田幸吉氏による作品の1つです。安田氏のゴルフ場設計の経験と知恵が随所に反映された落ち着きのある風格を感じさせる傑作となっています。初心者には易しく、上級者には難しい懐の深い攻略しがいのあるコースです。

広々とした丘陵コースで起伏が少なく、なだらかなうねりを持ったフェアフェイでストレスなしで思い切りショットができます。しかしいたずらにクラブを振り回すと、コースの罠につかまり、ため息スコアになってしまいますので、コースの設計者の意図も念頭に置いてみて攻略方法をちょっと考えてみましょう。アウトは一見なだらかですが、変化に富み、第1打の落としどころにより第2打が大きく影響するため長打よりコントロールを重視した攻めが有効です。インはロングとショートに魔物がいます。最終18番が名物ホールで450ヤードを超えるミドルホールです。正確な長打を2打続けることが必要で気が抜けないことを憶えておいてください。

ゴルフ場設計の第一人者が作ったゴルフ場ということで、安田氏の才能がコースのいたるところで開花しています。第一にコースがきれいです。コースメンテナンスもよく、フェアフェイ、グリーンともによく整備されて気持ちがいいです。スタッフの応対も口コミでは高評価です。まもなく開場40周年で、歴史を感じる名門コースに育ってきました。アクセスも圏央道茂原長南インターチェンジから約5kmと好位置にあります。なおキャディー付きとセルフは選択制となっていること、2サムは1人2,160円の割増が必要ということも特記しておきます。隣には同社経営の長南パブリクコースがあります。

プレイヤーの感想を拾ってみました。コース攻略に失敗した人達の無念さが伝わってきます。特に一番多かったのは、グリーン周りのバンカーに捕まって大タタキした感想が多かったです。コース内には75のバンカーがあり、このコースの攻略ポイントの1つはバンカー攻略と言えるでしょう。わざと入れてチャンスを作る場合もまれありますが、なるべく戦略的に考えて避けて通るコースをきちんと打っていくことが攻略に繋がるようです。コースは打ち上げ、打ち下ろし、ドグレッグ、谷越え、とタフなコースレイアウトとなっていますが、難易度は高くありません。口コミでは、気軽にトライした方が多いようでしたので、あらかじめコース攻略の戦略を立てて挑戦すれば、スコアがまとまると思われます。

ラウンドの料金プランですが普段は平日セルフ乗用カートで約9,000円、土日は約18,000円です。しかし夏には夏季限定のお得なプランがいくつもあります。平日セルフ乗用カート2サム昼食付きで約8,000円、土曜2サム(割増半額)セルフ乗用カート昼食付きで約16,000円、日月2サム(割増半額)セルフ乗用カート昼食付きで約15,000円などがあります。他にもお得なプランが多数ありますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

会員数が少なく、450人ほどというゴルフ場です。会員数が少ないということは、会員の予約が取り易く、会員特典が多く優遇されていることです。しかしビジターに対する対応も料金以外に差別化されている部分は見当たらず、ビジターであっても心地よくプレーできます。ただ経営上どうしても土日は予約を多く取り過ぎるキライがあり、待ち時間が長くなってしまう場合もあります。
長南カントリークラブの紹介をしてきましたがいかがだったでしょうか？
コースは一見簡単そうに見えても油断は禁物、難しいポイントもあるので皆さん注意しましょう！実際のラウンド前にはこの記事を見て、対策を考えてみてはいかがでしょうか。