麻生飯塚ゴルフ倶楽部

九州の要・福岡県には、戦前戦後を通じて数多くのゴルフ場が開場されました。今回はその中から、麻生飯塚ゴルフクラブを御紹介しましょう。

九州道・福岡インターチェンジより車で約40分。JR福北ゆたか線・桂川駅より車で約10分。かつて炭鉱で栄えた筑豊の西端・桂川町に1973年（昭和48年）開場しました。「玄海の荒法師」の名で知られ、ジャンボ尾崎の師匠である殿堂入りゴルファー故藤井義将プロの手によるコース。そして同コースの理事長は、現在の財務大臣・麻生太郎氏です。
開場依頼、シニアツアーやPGAステップアップの舞台となり、2004年（平成16年）～2006年（平成18年）に掛けては男子ツアー「アサヒ緑健・よみうり麻生飯塚メモリアルオープン」開催の栄誉に浴し、2013年（平成25年）には日本シニアオープンの開催場を務めました。

なだらかな筑紫丘陵に気付かれた「ブルー」「グリーン」「ホワイト」の計3コース27ホール。各コースとも適度な高低差である半面、池や林越えと言ったハザードが効き、加えて90度ドッグレッグと言った厳しい設定が目立つコースです。最も長い「ブルー」×「グリーン」の18ホールで6,442ヤード＆パー72・JGAレート70.9はかなり攻め応えのあるコースと言えましょう。

さすが麻生大臣のお膝元とあって、施設やコースのメンテナンスは「あっぱれ」の一言。大手予約サイトの口コミ評点も軒並み4点越え。「コースの手入れが良い」と言う声が多数聞かれています。クラブハウスレストランでは、和洋各種の逸品が勢ぞろい。中でも、九州のブランド牛「伊万里黒毛和牛」のサーロインを使ったステーキランチ（3,800円/税別）や、全国的にも珍しい鯛茶漬け（1,890円/税別）は、ぜひ味わっておきたいメニューです。

同コースでは、セルフ＆キャディー付きプレーの両方をお選びいただけます。
セルフは、月曜日限定の全組ワンデーセルフ。カートフィーにメニュー限定の昼食付き・諸税込みで、シーズン期間（3～6月、9～12月）が8,800円、特別優待期間（7～8月、1～2月）が7,800円。祝日に掛かる場合は、別途加算があります。2サム希望の方は、1,080円（税込）の追加となります。
キャディー付きプレーは、カート＆キャディーフィーに諸税込みで、シーズン期間の火～金曜は12,700円、土日祝は17,700円。特別優待期間の火～金曜は10,700円、土日祝は15,700円です。3サムは600円、2サムは1,800円（各税別）の追加となります。

クラブハウス内には、コースの顔と言うべき表札があります。ここには理事長やキャプテンの名が刻まれています。ところで同コースの理事長は・・・誰でしたか。ぜひコースを訪問された際は、表札の前で写真を撮られる事をお勧めします。

麻生財閥のホームコースと言うべき同コース。クラブハウスでは、ぜひ表札をバックに記念撮影を。現役大臣が理事長を務めるコースなんて、今しかありませんよ。