富士桜カントリー倶楽部

富士桜カントリー倶楽部は数々のトーナメント開催実績を誇る戦略性の高さと富士山の雄大な眺望を持つゴルフ場です。競技開催実績やプロ仕様の難関コースを中心にポイントをまとめました。

富士桜カントリー倶楽部は富士北麓標高1,000mに位置する高原ゴルフ場です。富士観光開発株式会社が運営を手掛け、こちらのゴルフ場の他にも「富士レイクサイドカントリー倶楽部」、「敷島カントリー倶楽部」も保有しています。コースは雄大な富士山と緑の芝が美しく映える景観が特徴的です。ほとんどのホールから富士山を望むことができ、ロケーションは抜群となっています。「名前や格式だけの名門ではなく、世界基準の一流コースでありたい」という理念のもと、コースが設計されており、その戦略性の高さは折り紙付きです。距離が長くタフなだけではなく知略を尽くすことが求められ、ゴルフの醍醐味を感じることができます。

全国的に有名な富士桜カントリー倶楽部では、プロトーナメントの開催実績も豊富です。1980年代の「キヤノンクイーンズカップ」から始まり、「フジサンケイレディスクラシック」、「フジサンケイクラシック」の熱戦の舞台となったことで有名です。2009年には、石川遼選手が選ぶ今季の難関ホールベスト３に6番ホールがランクインしています。約500ヤードのミドルホールはトッププロでもそう簡単には攻略できません。

まず圧巻なのはコース距離です。2008年のフジサンケイクラシックではパー71で日本最長の7,397ヤードを記録しています。ニューベントA2の超高速グリーンもまた難度を上げる要因です。プロレベルの繊細なタッチを要求され、スリル満点のショートゲームが展開されます。名物ホールは6番のロングホールです。ティーグラウンド横にある池の水面には逆さ富士が映り、正面にはダイナミックな富士を望む絶景ホールとなっています。攻略のポイントはグリーン手前の一本松をいかにかわすか。ピン位置に応じた適切なマネジメントが必要です。

プレー料金は時期により変動しますが、平日25,000円前後、土日祝日32,000円前後となっています。富士桜カントリー倶楽部はメンバーシップコースとなっており、予約するには原則として会員の同伴または紹介が必要になります。しかし予約状況によってはビジターの予約を受けつけていますので、プロ仕様のトーナメントコースに挑戦したい方は、ぜひ問い合わせてみてください。

富士桜カントリー倶楽部ではプロ仕様の高難度コースと富士山の雄大な景観を楽しむことができます。メンバーシップコースですがビジターへの間口も開かれており、ラウンドの機会を得やすい名門コースとなっていますので、ぜひチャレンジしてみてください。