山梨県は、2013年に世界遺産登録された富士山やワイン、ぶどうなどで有名ですが、県内には40以上のゴルフ場があり、都内からもアクセスしやすい立地に加え、富士山を望める恵まれた景観などで、ゴルファーを惹きつけています。山梨県の中でも開場から歴史があるゴルフ場、プロのツアーやトーナメントが開催実績がある、有名設計家によって設計された、など、ゴルフハック編集部で厳選し、山梨県の名門ゴルフ場、ゴルフコースを5ヶ所ご紹介します。

山梨県にある名門といわれるゴルフ場

富士ゴルフコース:山梨で最も歴史ある名門ゴルフ場

山梨県南都留郡山中湖村にある富士ゴルフコースは、鬼才明石和衛氏が設計し、1935年に山梨県で初めてのゴルフ場として開場、1960年に2番目のゴルフ場ができるまで、山梨県で唯一のゴルフ場としてプレイヤーに親しまれていました。
富士の裾野に広がる丘陵コースで、全体的にフラットでフェアウェイは広めですが、開場当初から植えられている木々が先を阻み、また仕上がりに賞賛の声が集まる高速グリーンにより、簡単に攻略できないコースになっています。戦略性の高いホールの中でも4番パー4「敷島」ホールは、中央の松をいかにうまく避けるかがポイントとなり、ロングヒッターであれば果敢に責めるのもありですが、戦略的に進める必要があります。
予約サイトからも予約ができるので、ビジターでもラウンド可能です。
富士山を眺めながらラウンドできる、名門高原リゾートゴルフコースです。

富士レイクサイドカントリー倶楽部:ビジターにも優しい伝統と格式あるゴルフ場

山梨県南都留郡鳴沢村字富士山にある富士レイクサイドカントリー倶楽部は、1960年に原田誠氏が設計し、富士山麓のなだらかな傾斜地に開場されました。2004年にはフジサンケイクラシックが開催され、藤井かすみが優勝したトーナメントコースです。
コースからは富士山、河口湖を望むことができ、富士山を背に、河口湖に向かって打ちおろす豪快な1番など景観の素晴らしいホールばかりですが、赤松によりホールがセパレートされているため、ショットの方向性が鍵を握ります。その中でも5番パー3は、高低差のあるショートホールとなっており、打ち下ろしのため距離感が掴みづらく、また風のジャッジが必要となる名物ホールです。
会員以外でもビジターも予約サイトから予約可能で、ビジターフィーも周辺のゴルフ場と比較して安いようです。公式サイトでは所属プロによるコースの攻略方法がのっているので、ラウンド前にチェックするといいでしょう。

富士桜カントリー倶楽部:メンバーシップ重視の日本屈指のトーナメントコース

山梨県南都留郡富士河口湖町にある富士桜カントリー倶楽部は、志村和也氏が設計し、1975年に開場したゴルフ場です。フジサンケイレディースクラシックやフジサンケイクラシックが開催されている、プロが認める文句なしのトーナメントコースです。
標高1,000mに位置する開放的なコースは、ほとんどのホールから富士山を望むことができ、春には2万本余りの富士桜が咲き誇る、素晴らしい景観です。
名物は、5番パー5で、やや左ドッグレッグでグリーンまで緩やかな下り傾斜のあるロングで、プロトーナメントではパー4の設定になります。2009年のフジサンケイクラシックで圧勝した石川遼が、最も難しかったホールのベスト3に選んでいるほど難易度の高いホールです。
ビジター利用に関しては、会員の同伴または紹介が基本ですが、平日や15時以降スタートの薄暮プレーでは予約数に応じてビジターの受け入れをしているようなので、トーナメントコースに挑戦したい人や石川遼が難しいと言ったホールをラウンドしてみたい人は問い合わせてみるといいでしょう!

鳴沢ゴルフ倶楽部:逆さ富士が見れたらラッキーな名門ゴルフ場

山梨県南都留郡鳴沢村にある鳴沢ゴルフ倶楽部は、塩田勇昭氏設計、ブライアン・ジョーンズ監修により1993年に開場されたゴルフ場です。
コースは全体的にフラットでフェアウェイは広めですが、要所に池やバンカーが配置された戦略性の高いコース設計です。
名物ホールは、8番パー3、富士山に向かってショットする、池越えのショートです。風のない晴れた日には、池に「逆さ富士」が映る美しいホールですが、グリーンは奥から速い高速グリーンとなっていて、グリーン手前には大きな池とバンカーが、奥にもバンカーが待ち構えているため、プレッシャーのかかるホールです。
ビジターも予約が可能で、9ホールの薄暮プレープランは土日でも比較的安い価格設定となっているので、気軽に体験することができる名門コースです。

メイプルポイントゴルフクラブ:ピート・ダイの記念碑的ゴルフコース

山梨県上野原市鶴島にあるメイプルポイントゴルフクラブは、ピート・ダイ氏により設計され、1994年に開場されたゴルフ場です。ピート・ダイ氏の記念碑的作品とも言われている、大自然とコースが見事に調和した見事なトーナメントコースです。
何度プレーしても飽きないよう、18ホール全てが変化に富んでいますが、中でも6番パー4は、設計者ピート・ダイ自身が推奨する名物ホールの1つで、ティーグラウンド正面には御前山がそびえ、自然との調和が素晴らしい景観を有しています。セカンドの150ヤード地点からグリーン手前までデッキバンカーがあるため、第1打は左サイドから攻め、2打目以降はピン位置を確認しながら距離感を大切にしたショットがスコアメイクの鍵となります。
新宿から車で50分ほどのアクセスしやすい場所にありますが、ゲスト利用は原則会員同伴または紹介のみとなっています。
特徴的なコース設計、豪華なクラブハウスやレベルの高い接客で訪れたゴルファーを満足させる、格式高い名門コースです。

まとめ

山梨県にある名門ゴルフ場を5ヶ所ご紹介してきましたが、いかがでしたか?
山梨にあるどの名門ゴルフ場も、ホールから富士山を望むことができ、大自然の中でプレーできることが醍醐味の1つでしょう。また標高1,000m以上に位置するコースでは、夏でも涼しく快適にリゾートゴルフを楽しむことができるのも魅力の1つですね。
今回ご紹介したゴルフ場は、会員のメンバーシップを重視した名門ゴルフ場もありますが、ビジターの受け入れをしているコースもあるため、山梨の名門コースで一度ラウンドしてみたいと思った方は、参考にしてくださいね。

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