三好カントリー倶楽部
愛知県みよし市黒笹町にある三好カントリー倶楽部は、日本国内の老舗の名門コースの中でも難易度が高く、有名な男子プロトーナメントの「トップ杯東海クラシック」の開催コースとしてテレビの中継でもお馴染みです。
老舗の名門三好カントリー倶楽部の魅力
東西2つのコースは合わせて36ホール/パー144の林間コース
1961年の開場で、明治時代に横浜で生まれ神戸在住の英国人、ジョセフ・E・クレーン氏のコースデザインによる36ホールの林間コースです。全組キャディー付きのスループレーとなっており、丘陵地の広い18ホールの西コースは歩いてのラウンドで、距離が短い東の18ホールは乗用カートでのプレースタイルです。老舗のメンバーシップコースなので、予約は会員本人のみの申し込みによりゲストを紹介し、原則会員の同伴が必要です。
だからこそ面白い!『これが三好』東西どちらも難コース!
歩いて回る西コースは、7,330ヤードと距離が長くフェアウェイは広くて松林でセパレートされており、ロングヒッターは思い切り打てるホールが多いのですが、ラフはとても深く池が点在しています。乗用カートで回れる東コースは、フェアウェイがやや狭く小さな砲台グリーンは速くてスリリングです。花道が狭いので、グリーンに乗らなければ深いラフやふわふわの白砂バンカーへ入ってしまい、アゴの高いバンカーも多くラッキースコアはありません。
歴史があり古い名門コースのいくつかの『ルール』
ラウンドはスルーで4時間プレーが求められ、バンカー均しやディボット、ボールマークの跡は各自で直します。プレーの前後でいただくレストランメニューの中で、一番人気は熱々の鉄板に乗った名古屋名物“ナポリタンスパゲッティー”で、名門コースのレストランは『安くて美味しい』とのジンクスに見事当てはまります。来場時の服装規定は6月から9月の夏季を除きスーツかブレザー着用です。受付ではハンディーキャップの記入が必要です。ゴルフバッグの口径は9インチ、重さ13キログラムまでです。
「トップ杯東海クラシック」はどんなドラマを見せてくれるのか?
1970年に男女同時開催で始まった東海テレビ主催のビッグトーナメント「東海クラシック」は、もともと1982年までは男子が東コースで女子が西コースを使用していました。その後男子は現在まで西コースで開催され上がり3ホールの名物ホール『魔の16番』は、プロのホールワースト記録が11打のショートホールで、最後まで勝敗がわからない18番ミドルホールは、グリーン右サイドが池で難攻不落と言われる最終ホールです。現在女子は別開催で会場も他のゴルフ場となっています。
三好カントリー倶楽部のまとめ
有名トーナメント開催コースの名門三好カントリー倶楽部は、老舗のメンバーシップコースでなかなか敷居が高いのですが、多くのゴルファーがラウンドできる幸運を感謝し攻略の喜びを噛みしめる日本の名コースの一つです。
コース詳細情報
コース基本情報
最寄高速道路 | 名古屋瀬戸道路 |
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最寄IC | 長久手 |
所在地 | 愛知県西加茂郡三好町大字黒笹字三ケ峯1271 |
電話番号 | 0561-74-1221 |
FAX番号 | 0561-74-1225 |
開場日 | 1961年5月21日 |
休場日 | クラブ特定日 |
使用可能クレジットカード | クラブ指定による |
シューズ指定 | ソフトスパイク推奨 |
服装指定 | クラブ服装規定あり |
付帯施設(練習場) | あり 250Y 31打席 |
付帯施設(宿泊施設) | なし |
付帯施設(その他) | なし |
コース情報
設計者 | J・E・クレーン |
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コース種別 | 林間 |
コース高低差 | 適度なアップダウン |
面積 | 175万m2 |
グリーン | ベント |
グリーン数 | 1グリーン |
ホール数 | 36 |
パー数 | 144 |
コース名 | 西コースOUT・西コースIN・東コースOUT・東コースIN |
距離 | 13,912Y |
ドラコン推奨ホール | 西コース7、17番 東コース8、16番 |
ニアピン推奨ホール | 西コース5、16番 東コース4、17番 |
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