同組のプレイヤーが集合するグリーン上では、他の場所よりも同伴者のマナーが気になるものです。だからこそ、コースデビュー前にグリーン上でのマナーについて不安を感じる方が多くいらっしゃいます。事前に知識を入れずにラウンドに臨んでしまうと、「少しぐらいマナーの勉強してこいよ」と思われてしまうかもしれません。

そこで本記事では、あなたがラウンドで失敗しないよう、グリーン上での基本的なゴルフマナーをご紹介します。マナー違反が明確である分、知ってさえいれば怖くありません。事前にマナーを知り、素敵なコースデビューを飾ってくださいね。

ゴルフ場のグリーンにおけるルール&マナー

1.基本中の基本!これだけは覚えよう!」

グリーン上でのマナーには多くの種類がありますが、初心者の方が最低限覚えるべき3項目をご紹介します。

1.1.走らない
グリーン上では絶対に走ってはいけません。走ることによってできる凹みや傷は、同伴者や後続のプレイヤーが思わぬ形でスコアを落とす原因となってしまいます。繊細なプレーが必要なグリーン上では、丁寧な行動を心がけましょう。

1.2.同伴者のラインを踏まない
ラインとはボールがカップインするまでに通るコースのことです。同伴者のラインを踏んでしまうと、パットのコースが変わる恐れがあります。グリーンに上がった際には同伴者のボールの位置を常に確認し、ラインを踏まないよう気をつけましょう。

1.3.ボールマークを直す
グリーンにボールが落下する衝撃でできるくぼみをボールマークといいます。同伴者や後続のプレイヤーが、パッティングする際の邪魔にならないようボールマークは綺麗に直してください。ボールマークを直す際は「グリーンフォーク」という道具を使用します。
グリーンフォークはゴルフ場のスタート室などに置いてありますので、携帯しておくようにしましょう。また、プロショップなどでも販売されていますので、お気に入りのものを購入して持っておくのも良いと思います。

<ボールマークの直し方>
グリーンフォークをボールマークの外側に刺し、中央に向かって芝を寄せます。これを四方から繰り返し行い、盛り上がった部分をパターの背でトントンと軽く押さえます。簡単な作業ですので、ボールマークを発見したら自分のものでなくても直してあげるようにしましょう。

2.グリーンに上がるときは

2.1全員分のパターを持ってくる
グリーンに上がる際、それぞれのプレイヤーがカートまでパターを取りに行っていると、余計な時間がかかってしまいます。カートの近くにいた場合は、全員分のパターを持って行くようにしましょう。

2.2旗はグリーンの外へ
全員のボールがグリーンにのったら、カップの一番近くにボールがある人が旗竿(ピン)を抜きます。その時、ピンはできる限りグリーンの外側に静かにおきましょう。大きなグリーンの場合は内側に置いても構いませんが、芝を傷つけないよう、そっと置くようにしてください。
グリーン周辺でアプローチをする同伴プレイヤーがいる場合は、旗竿(ピン)を抜くのは、待ってください。グリーン周辺からのアプローチの場合、旗竿(ピン)に当たって入る場合もあるため、アプローチが終わりボールがグリーンにある状態になってから、旗竿(ピン)を抜きましょう。

<2/15追記>
2019年1月1日に施行された新ルールでは、必ずしも旗竿(ピン)を抜く必要はなくなりました。同伴者との兼ね合いで旗竿(ピン)を抜く場合は上記の考え方でプレーを進めましょう。

3.同伴者への配慮

3.1.立ち位置
同伴者のパッティングの際は、邪魔になる位置に立ってはいけません。NGとなるのはボールのライン上(打つ方向の正面や後方)です。打者の向かい側や背中側に立つようにしましょう。長い影ができる早朝や夕方には、自分の影が同伴者のパッティングラインにかからないようにもお気をつけください。

3.2.構えたら「動かない」「音を立てない」
打者が構えに入ったら、気が散らないように配慮しましょう。動くのをやめ、打ち終わるまで静かに見届けるようにしてください。

4.自分のパッティングの際は

4.1.時間をかけすぎない
自分の番がきたらスムーズにパッティングできるよう、歩測(歩いてカップまでの距離を測ること)やラインの予想などの準備は、出番が来る前に済ませておきましょう。

4.2.カップの淵を踏まない
カップの淵は崩れやすく、とてもデリケートな部分です。後続のプレイヤーが綺麗な状態でプレーできるように、カップインしたボールを取るときは、カップの淵を踏まないようにしてください。

後ろの組のプレイヤーを先に打たせる場合

プレー進行の効率を上げるために、難度の高いショートホールでは自組がパットをする前に、後ろの組のプレイヤーのティーショットを打たせるケースもあります。グリーン上にある自分のボールをマークしてから、グリーンを空け、後ろの組のショットが飛んでこない位置まで離れましょう。防球ネットがある場合には、その裏で待機してください。

※ゴルフ場によって後ろの組を打たせる所と打たせない所があるため、詳しくは、コース案内など、ゴルフ場でご確認ください。

5.グリーンでのプレーを終えるとき

まとめ

いかがでしたでしょうか。
グリーン上でのマナーは確認できましたか。
「守るべき項目が多いけど、覚えられるかな」と少し不安に感じられている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ご安心ください。最初から完璧に全てのマナーを守れる人なんてほとんどいません。
初めてのラウンドでは「グリーン上は走らない」「同伴者のラインを踏まない」「ボールマークを直す」の3つを覚えていれば大丈夫です。
他者への配慮は、その気持ちさえあれば自然と作法に現れます。「マナーが、マナーが・・・」とガチガチにならず、力を抜いて素敵な一日をお過ごしくださいね。

これだけ読めば大丈夫!ゴルフでのマナーまとめ

ゴルフ場でのマナー集

初めてゴルフをする方必見!

実は難しくない!?ゴルフをする時の服装

Thumbnail 0d17b6ee 9bde 44ef b754 c77f33771bb5

この記事をお届けした
ゴルフハック[GolfHack] の最新情報を
してチェックしよう!