ゴルフコースをラウンドする際に利用するカート。
ゴルフを始めたばかりの初心者にとっては、
「どこに乗ったらいいの?」「どんなマナーがあるの?」
といった疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。目上の方とのラウンドや接待の際は特に、できる限り失礼がないようにしておきたいものです。

乗用カートに関しては、ルールやマナーが明確に定義されていません。
しかし、同伴者が気持ちよくラウンドできるよう気を配ることは重要です。

本記事では、ラウンドする皆さまが気持ちよくカートを利用するためのマナーや気遣いについてポイントをまとめています。あなたが同伴者から、「また一緒にラウンドしたい」と思ってもらえるゴルファーになる助けとなれたら幸いです。

ゴルフの乗用カートでのマナー&ルール~座る位置って?誰が運転する?~

カートの種類

ラウンド中に利用するゴルフカートは、自走式(手動運転)、リモコン式(自動運転)、手引き(キャディバッグのみを積む)の3種類に大別されます。ナビゲーションシステムやリーダーズボードなど便利な機能を備えているものもあります。

自走式(手動運転)カート
自走式(手動運転)カートの場合は、プレイヤー自身でハンドルを握り、手動で運転することとなります。

・フェアウェイにカートを乗り入れることのできるコース
・決められたカート道しか走ってはいけないコース

とゴルフ場によってカートが通ることのできる経路は異なります。

いつもはフェアウェイへのカート乗り入れができるゴルフ場であっても、天候やコースコンディションによっては乗り入れができないこともあります。当日のフェアウェイ乗り入れの可否を、マスター室で前もって確認しておくと良いでしょう。

リモコン式(自動運転)カート
リモコン式(自動運転)カートは発進・停止のスイッチで指示を出すと、カートが指定された経路を自動で動いてくれます。リモコン操作も可能となっており、離れた場所からでもカートを動かすことができます。

手引きカート(ゴルフバックのみ積み込む)
歩きのラウンドの際には、ゴルフバッグのみを積み込む手引きタイプのカートを利用することが多いです。乗用カートを使わない昔ながらのラウンドスタイルを貫く名門コースや、距離の短いショートコースなどで主に使用されています。

便利な機能が付いたカートも
ゴルフカートには便利な機能が搭載されているものもあります。代表例はGPSゴルフナビです。各ホールのレイアウト、ピンまでの距離やオススメの攻略ルート等がモニターに表示されるので、セルフプレーの際は特にプレイヤーの強い味方となります。

また、ゴルフナビにはスコア入力・集計機能がついているものもあります。他組のスコアをリアルタイムで確認できるリーダーズボード機能があれば、コンペも大盛り上がり。ラウンド終了後のスコア集計も楽々です。また、最近ではセグウェイで移動できるゴルフ場などもあるので、カートでゴルフ場を探すのもいいかもしれませんね!

カートの座り方

前述しましたが、ラウンド中に使用するカートには明確なルールや決まりが無く、座り方も特に決められていません。
とはいえ、キャディー付きで4人プレーの際には、最も窮屈になってしまう後部座席の真ん中に目上の方や接待相手を座らせないようにするなどの気遣いは必要です。
ご自身がどこに座れば良いかわからないという方は、同伴者に素直に聞いてみることをオススメします。

カートの運転者

キャディー付きプレーの場合は、基本的にキャディーさんがカートを運転してくれます。

セルフプレーで手動運転の場合は、運転者は固定ではありません。
同伴者の腕前やプレー状況によって運転者は異なり、慣れている人がする場合、上司や先輩が「運転して」と指示する場合など、様々なパターンが想定されます。
ただし、接待の場合は接待する側が運転するのが基本です。

運転者を決める判断基準は「スロープレーにならないこと」が最優先。
そのため、ティーショット後は一番飛んだ人、セカンドショット以降は最初にグリーンに乗せた人がカートを動かすのが一般的です。
また、いかなるケースであっても、余裕のある人、気づいた人がカートを動かすこともプレー時間の短縮のために重要なポイントとなります。

リモコンで動かせる自動運転タイプの場合は、リモコンを持っている人が適時カートを動かしてくれます。
しかし、リモコン所持者に頼りきりにならず、プレー状況に応じてカートの移動をフォローしてあげることも大切です。

カートを動かす際の注意点

安全運転
スピードを出しすぎないこと、急発進・急ブレーキを控えるなど、自動車の運転と同じように安全面に気を配りましょう。
カート道にはクロスしている箇所もあり、カート同士が衝突する事故も多数発生しています。
ゴルフ場内であっても安全運転を心がけてください!

カートの音に注意
リモコンのスイッチを入れてカートを動かす際には「ピッ」「ブルルーン」などの音がします。
打者が遠い場合は気にしなくても良いですが、すぐ近くにいる場合はタイミングに配慮する必要があります。
「まさに打とうとしているその時に、すぐ近くで発進させる」など、気が散るようなタイミングでカートを動かすのは控えましょう。

カートを停める位置
ティーグラウンドやグリーン横には指定のカート停止位置がありますので、そちらに停めるようにしてください。

ホールの形状によっても異なりますが、フェアウェイではプレーに影響しにくい位置にカートを停止させるのが基本です。
例えば、カート道のすぐ横でショットを打つ場合、ボールがカートに当たらないよう後方で待機したほうが良いでしょう。

しかし、常に後方で待機させているとプレーを遅らせる原因となってしまいます。
邪魔にならない場合は、打者より前にカートがあっても問題ありませんので、適度にカートを前進させながらプレーしてください。

同伴者が必要なクラブを持っているかを確認
カートを先に進める際、同伴者が必要なクラブを持っているかを確認しておきましょう。
不安なときは、カートを動かす前に「クラブは大丈夫ですか?」と聞いてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
カートに関するマナーは確認できましたか?

本記事の中でもお伝えしましたが、カートのマナーに関しては明確な規定がございません。
しかし、同伴者への配慮を忘れないこと、プレーファーストを心掛けることはゴルフ全般のマナーであり、カートの扱いにおいても共通しています。

ゴルフは紳士・淑女のスポーツです。
心にゆとりを持ち、周囲に気を配りながらラウンドできる素敵なゴルファーになってくださいね。

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