ゴルフは紳士・淑女のスポーツです。
皆が気持ちよくプレーするめに多くのマナーやルールがあり、挙げだすとキリがありません。
コースデビューを控えたゴルフ初心者の方の中には、
「マナー違反をして同伴者や他組のプレイヤーを不快にさせてしまったらどうしよう」
と不安に感じられている方も多くいらっしゃるかと思います。
この沢山のマナーやルールがあることが、ゴルフを始めることのハードルの一つになっていることもあります。
そこで、本記事ではゴルフ初心者の方がゴルフ場で守るべき最低限のマナーをご紹介します。とりあえず、初ラウンドではこれだけ守れていれば合格点です。
マナーに対する不安を解消して、記念すべきコースデビューを素敵な思い出にしてくださいね。
ゴルフ初心者が覚えておくべき基本マナーまとめ
ゴルフにふさわしい服装
各ゴルフ場にはドレスコードと呼ばれる服装規定があります。
クラブハウス、コースそれぞれでドレスコードを守るのがゴルファーとしてのマナーです。
厳格であったり、カジュアルであったりとゴルフ場ごとの差はありますので、事前にホームページなどで確認しておくと良いでしょう。
大半のゴルフ場が採用している、ドレスコードの基本項目を簡単にまとめましたのでご確認ください。
クラブハウス(行き帰り)での服装
サンダル、スニーカー、Tシャツ、ジーパンでの入場をNGとし、夏期以外はジャケットの着用を義務付けられています。
コースでの服装
襟付きのトップス、帽子・サンバイザーの着用が義務付けられており、シャツの裾はパンツの中に入れるのが普通です。
ジーパンやカーゴパンツの着用、ゴルフシューズ以外でのコースへの立ち入りはNG。
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他のプレイヤーのショット時は「動かない」「音を立てない」
同伴者や他組のプレイヤーがショットするとき、打者の気が散るような行為は禁物です。
なるべく視界に入らないような立ち位置をとり、動き回らないようにしてください。
打者がアドレスに入ったら(構えたら)、話すのをやめるのはもちろん、クラブの出し入れの音等にも気をつけましょう。
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素振りは2回まで
ゴルフマナーの重要項目のひとつに「プレーファースト」、つまり「スピーディーにプレーすること」が挙げられます。
スムーズなプレー進行を妨げる行為はマナー違反となります。
初心者の方が最も気をつけるべきは「素振り」です。
ショット前、不安にかられ何度も感覚を確かめたくなる気持ちはわかりますが、素振りは2回以内にしておきましょう。
フェアウェイではクラブを複数本持っておく
こちらもスロープレーを防止するためのマナーです。
フェアウェイでプレーするときに、何度もカートにクラブを取りに戻るようなことがあると、時間をロスしてしまいます。
ショット地点で使いそうなクラブを複数本持っていくようにしましょう。
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ボールも複数個携帯する
ミスショットなどによってボールを失くしてしまった際、カートに取りに行かなくて良いように、新しいボールを携帯しておきましょう。
コース幅の狭いホールではいくつもボールを失くしてしまうことも考えられます。
1個とは言わず、2個、3個は常に持っておくようにしてください。
原状復帰
ゴルフマナーには「原状復帰」という原則があり、コース内で使用した箇所はできる限り元の状態に戻さなくてはなりません。
同伴者や他組のプレイヤーに迷惑をかけないよう、最低限必要な3項目をご紹介します。
バンカー
バンカーショットをすると、足跡やクラブが通過した箇所が大きく窪んでしまいます。
そのままにしておくと、後続のプレイヤーが同じバンカーに入れてしまった際、必要以上に不利な状況になってしまうことになります。
ショット後に砂を均(なら)し、平らな状態にしてから出るようにしましょう。
【バンカーの砂を均す手順】
①バンカーレーキの歯の部分を使って窪んだ部分に砂を集める
②バンカーレーキをひっくり返し、歯の裏側部で砂の表面を撫でて平らにする
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ディボット跡
ダフったり、ターフをとったりして、ゴルフクラブで芝を刈り取ってしまうこともあります。
その時に刈り取った芝生片を「ディボット」、刈り取られた部分を「ディボット跡」といいます。
ディボット跡を放置すると、運悪くそこに入ってしまった後続のプレイヤーへ迷惑がかかってしまうだけでなく、芝の再生にかかる時間も増します。
ディボット跡を作ってしまったときはそのままにせず、目土をしましょう。
【目土の手順】
①周辺の芝と同じ高さになるぐらいの土を盛る
②足で軽く踏んで固める
※刈り取った芝生片(ディボット)が近くにある場合は、ディボット跡に戻したうえで①、②の作業を行ってください。
ボールマーク
ボールマークとは、グリーン上に高所からボールが落下した衝撃でできるくぼみです。
グリーン上でのプレーはとても繊細で、スコアにも大きく影響します。
ボールマークをそのままにしておくと、後続のプレイヤーがパッティングする際に迷惑がかかってしまいます。
見て見ぬ振りをせず、必ず直すようにしましょう。
ボールマークはグリーンフォークという道具を使って直します。
【ボールマークを直す手順】
①グリーンフォークをボールマークの際に刺し、中央に向けて芝を寄せる。
②四方から①の作業を行う
③パターで上から軽く叩いて平らにする
グリーン上でのマナー
走らない
前述したように、グリーン上は非常にデリケートな領域です。
走ることによってできる窪みや傷が、後続のプレイヤーのプレーを妨害してしまいます。
グリーン上では決して走らず、慎重に移動しましょう。
他人のラインを踏まない
グリーン上での「ライン」とは、ボールがカップに入るまでに通る経路のことです。
同伴者のラインを踏んでしまうことにより、グリーン上に小さな窪みや傷ができ、パットのコースを変えてしまう可能性があります。
グリーンに上がった際は、自分だけでなく同伴者のボールの位置も確認し、ラインを踏まないように気をつけましょう。
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スロープレーに注意!
スロープレーを防ぐのは、わずかな時短の積み重ねです。
フェアウェイ上やカートに戻るときなど、グリーン以外の場所ではキビキビ行動しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
初ラウンドで守るべきマナーは確認できましたか?
本記事には最低限守るべきマナーをまとめていますが
「これでも多いよ!」
という声も聞こえてきそうです。
そんな方は、「服装」「同伴者への気遣い」「プレーファースト」「コースの保護」のキーワードだけでも覚えておきましょう。
他者やコースへの配慮があれば、大半のマナーには違反しません。
何より「マナーを守ろう」という気持ちが重要で、それをお持ちの方のマナーレベルはすぐに向上するでしょう。
せっかくのコースデビュー。難しく考えすぎず、肩の力を抜いて楽しんできてくださいね。
ゴルフ場でのマナー集
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ラウンド中のドレスコードがあるのを知っている人は多いと思いますが、クラブハウスでもドレスコードがあるって知ってましたか!?
ゴルフ場ごとに詳細のルールは異なり、名門コースは更に厳格なルールが設けられているんです。
自分だけではなく同伴者の顔をつぶしてしまわないよう、最低限のルールは知っておきたいですね。