憧れのプロゴルフ選手のプレーを間近で見られるゴルフトーナメント観戦。ゴルフを愛する方なら一度は行ってみたいと思うものですよね。
しかし、以下のような不安や疑問を感じていませんか?

● プロゴルフ観戦ってどんな服装で行けばいいの?ジャケットは着たほうがいいのかな?
● 現地で恥をかかないために、どんなマナーを心得ておけばいいの?

そんな方のために、この記事ではプロゴルフ観戦に行くときにふさわしい服装や観戦中に守るべき基本マナーについてまとめています。
ゴルフ観戦を検討されている方は、ぜひお役立てください。

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プロゴルフ観戦時にふさわしいOKな服装、NGな服装

まずはプロゴルフ観戦にふさわしい服装、そうでない服装について解説します。大会が開催されるゴルフ場によっても多少の差はあるのですが、基本は動きやすく、紳士・淑女らしい服装が好ましいです。

動きやすい、歩きやすい服装が基本

プロゴルフ観戦時はゴルフコース内を選手と一緒に移動しますので、動きやすい、歩きやすい服装が基本となります。
プレーする側の選手はフェアウェイを歩くのですが、観戦するギャラリーはラフや林の中を移動することになります。動きにくい服装でゴルフ観戦に行くと、移動が不便になり最悪の場合ケガをしてしまう可能性もあります。オシャレをすることより、安全かつ快適に移動できることに重きを置きましょう。

ゴルフウェアを着なければいけない?

「ゴルフ観戦のときって、ギャラリーもゴルフウェアを着なきゃいけないの?」という疑問をお持ちの方も多いですよね。基本的にギャラリーがゴルフウェアを着なければならないという決まりはありません。ですが、ゴルフ好きの人に「動きやすくて機能的な服を着てください」と言うと、かなりの確率でゴルフウェアになってしまいますよね。なので、現地にはゴルフウェアを着ているギャラリーも多いです。
ドレスコードは大会によっても異なりますが、それほどガチガチではありません。ジャケットまで着る必要はありませんが、観戦するときもゴルフ場へ行くにふさわしい服装で行きましょう。

靴はなんでもいいの?

靴についても歩きやすくラフすぎないものであれば、基本的には何でも構いません。フェアウェイやグリーンに上がるわけではないので、ゴルフシューズを履く必要はありません。
ただ、女性のヒールは歩きにくくケガにつながる恐れがあるうえ、コースコンディションにも悪影響を与えますので禁止されています。また、スリッパやサンダルも歩きにくく、ゴルフ場にはふさわしくないラフなビジュアルですので、たいてい禁止されています。
結論としては、歩きやすいスニーカーやゴルフシューズで行くのが無難です。

帽子やサンバイザーを被ろう

プロゴルフ観戦に行くときは、ラウンドのときと同様に帽子またはサンバイザーを被りましょう。もちろん、熱中症対策という側面もありますが、頭部を保護するためにも重要です。
いくらプロ選手といえども、ショットにミスはつきもの。観戦スペースにボールが飛んでくる可能性はゼロではありません。「いやいや、帽子ぐらいで…」と思われるかも知れませんが、あるのとないのでは大違いですから、安全のために被っておきましょう。

パーカーやスカート、ジーンズはOK?

プロゴルフ観戦時のドレスコードは大会が開催されるゴルフ場によって異なります。ジャージやスウェット、ジーンズといったラフな格好は基本的に禁止されていますが、パーカーやスカートなどはコースによって見解が分かれます。ゴルフ場や大会HPなどで事前にチェックしておきましょう。
動きやすいスラックスにポロシャツといったシンプルで清潔感のあるコーデが無難です。

必要&あると便利な持ち物

ここからは、快適にゴルフ観戦をするためにあると便利な持ち物をご紹介していきます。以下の持ち物を揃えておけば、はじめてのプロゴルフ観戦でも安心ですよ。

飲み物

ゴルフ観戦をするときは、ほぼ1日中屋外にいることになります。熱中症予防のために飲み物を持ち歩き、こまめに水分補給をするよう心がけましょう。
真夏でなくても直射日光に照らされ続けると、熱中症になるリスクはありますし、人気の高い選手の組だとギャラリーも多いので、さらに人の熱気が加わります。熱中症になってしまっては、せっかくのゴルフ観戦も台無しです。500mlのペットボトル程度で構いませんので、飲み物を携帯しておきましょう。

脚立、椅子

ゴルフ観戦は、「ショットを見る→移動して待機→ショットを見る…」の繰り返しです。待機中に座れるよう、折りたたみ式の小さな椅子を携帯しておくと便利です。
また、人気選手の最終日ともなると多くのギャラリーが詰め掛け、後ろの方だと選手が見えないこともあります。小さな脚立があれば、ギャラリーの後方からでも快適に観戦できます。小さな脚立は椅子がわりにもなりますので、一石二鳥ですよ。

双眼鏡(オペラグラス)

初日や2日目であればギャラリーもまばらですので、選手に近いところから観戦しやすいですが、トーナメントが大詰めを迎える最終日には多くのギャラリーが詰め掛けます。1日中ベストポジションで観戦することはかなり難しくなります。
双眼鏡があれば、少し離れた位置からでも選手を近くに感じられ、細かい動きを見て学ぶこともできます。離れた場所と言ってもせいぜい100〜200mですので、高い望遠性能は必要ありません。軽量で持ち運びに優れたオペラグラスがおすすめです。

リュックサック

ゴルフ観戦では選手と一緒に移動する方がほとんどです。18ホールついて回ることになれば、なかなかの距離を移動することになります。普段のラウンドではカートを使うので、歩きの移動も苦にならないのですが、重い荷物を持って18ホール歩くのは思いの外キツイものです。
できる限り持ち歩く荷物を少なくするとともに、腕に負担がかからず両手が空くリュックサックで行くのが最もおすすめです。リュックサック以外にも両手が空く、トートバック、ウエストポーチなどでも良いでしょう。

虫よけグッズ、花粉対策アイテム

ゴルフ観戦で意外と忘れがちなのが虫対策で、季節によっては蚊などの虫が気になることも…。「かゆくて観戦に集中できない!」なんてことにならないよう、虫よけスプレーを持参するのがオススメです。
また、ゴルフ場があるのは山の中ですので、季節にもよりますが、花粉対策もお忘れなく。花粉症持ちの方は、マスクや鼻炎薬などを駆使して事前に対策しておきましょう。生理現象とはいえ、選手がショットの動作に入った後のくしゃみはマナー違反です。大きな賞金をかけた勝負の邪魔をしないためにも、しっかりと対策しておいてくださいね。

暑さ、寒さ対策アイテム

ゴルフ観戦は自然との戦いでもあります。ほとんど丸1日外にいますので、真夏は激アツですし、真冬は激サムですので、暑さ・寒さ対策ももれなく忘れずに。
暑さ対策の基本は、タオルやサングラス、日傘、水分補給ですね。また、氷嚢(ひょうのう)などの冷却グッズがあると、なお快適です。
寒さ対策は、風を通さず温かい服装でいくことが基本となります。指先の冷えを防げるカイロも重宝しますよ。

観戦に行く前に知っておきたいマナー&注意事項

ゴルフは紳士・淑女のスポーツです。観戦するギャラリーとしてのマナーを知っておくことも非常に重要となります。ここからは、プロゴルフ観戦で気をつけるべきマナーや注意事項について解説していきます。

選手がプレーに入ったときに動く、物音を立てるのはNG

選手がショットの動作に入ったときには、動作を止めて、物音を立てないようにしましょう。選手がアドレスに入ったら、トーナメントスタッフが「お静かに(Quiet Please)」のボードを掲げます。お目当ての選手を追って移動しているときであっても、足を止めて、静かに待機しましょう。
自分がラウンドする時にはプレイヤー同士の距離感が近いので、音を立てないように気をつけるものですが、ガヤガヤしたギャラリーの中にいると意識が薄れがちになります。選手と一緒にラウンドしているつもりで、マナーを守ることが大事です。
選手が打ち終えた後は静かにする必要はありませんので、ナイスショットのときには惜しみない拍手と声援を送りましょう。

観戦エリアを守り、ボールに触らない

トーナメント開催中は、ゴルフ場内でギャラリーが観戦できる区域はロープで仕切られています。観戦エリアを守り、プレーエリアに侵入しないようにしましょう。観戦エリアもコースの一部ですから、もちろんボールが飛んでくることもあります。自分の近くにボールが止まった場合は、ボールを触らないようにしてください。

写真や動画の撮影はNG

プロツアーの様子を撮影できるのは、許可を得た報道関係のカメラマンだけです。ギャラリーが写真や動画を撮影することは禁止されています。せっかくの観戦で写真や動画を取りたい気持ちはわからないこともないですが、禁止事項となっていますのでお控えください。

現地での飲食について

大会によっても異なりますが、基本的にコース内での食事は禁止されていることが多いです。ゴルフ場の敷地内に指定の飲食スペースが設けられているので、事前に確認しておきましょう。食料は持参してもいいですし、現地で買うこともできます。地元のおいしい料理を楽しめる屋台などが出店していることもありますので、現地での食事を楽しむのも良いでしょう。

プレー中の選手に話しかけない

プレー中の選手には話しかけないようにしましょう。握手やサインを求めるのもマナー違反となります。プレー中に「ボールちょうだい!」と言った子どもにボールをプレゼントするという石川遼プロの神対応が話題になりましたが、プレー中の選手に話しかけるのは本来はマナー違反です。声援を送るのは問題ありませんが、話しかけるのは控えましょう。
ラウンド後にファンサービスをしてくれる選手も多いので、憧れの選手とのコミュニケーションは、その機会まで待ちましょう。

打球事故に注意しましょう

プロ選手であっても、ミスショットが出てギャラリーのいる観戦スペースにボールを飛ばしてしまうこともあります。実際にプロツアーでも、打球がギャラリーに直撃する事故もしばしば起きています。まずは選手がショットをする時はボールから目を離さないようにすることが大事です。万一、よそ見をしていた場合に「ファー」という声が聞こえてきたら、しっかりと頭部を守るようにしてください。

天候が悪化したときは?

プロゴルフのトーナメントは少々の雨ならば問題なく続行されますが、雷鳴が聞こえた場合は安全を期すためにプレーが中断されます。雷の音が聞こえたら、売店やクラブハウスなどの建物内または車に戻って待機しましょう。木に雷が落ちる場合もありますので、近くで雷鳴が聞こえたとしても、焦って木陰に入るのは危険です。焦らず体勢を低くして、スタッフの指示に従ってください。

まとめ

プロゴルフ観戦は憧れの選手を生で見られるだけでなく、プロ選手のプレーから多くのヒントを得ることができます。ゴルフのスコアアップにもつながりますので、そういった観点でプレーを見るのもおすすめです。本記事の内容も参考にしながら、紳士・淑女として恥ずかしくない服装・マナーで快適にプロゴルフ観戦をお楽しみください。

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