MIZUNO(ミズノ)が誇る軟鉄鍛造のフォージドウェッジ T7。
なんと言ってもこのウェッジは、44°から62°まで1度刻みで設定されています。これは、どんなゴルファーでも自分に合うロフトセッティングができることを意味します。残りの100ヤードをどのクラブで打つのか?そんな問いかけに対するMIZUNO(ミズノ)の答えが19種類(44°〜62°)のロフトバリエーションなのかもしれません。
そして、ソールに刻印がないのも特徴なのですが、ラウンド時は番手が分かりづらいかもしれませんが、これが、他とは違うカッコ良さでもあります。
今回は、T7ウェッジを試打してきましたので、レビューしていきたいと思います。

■動画
実際の弾道を確認したい方はこちら




撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジをゴルフハック編集部が分析!

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジは、どういう人にオススメか?

このミズノのT7ウェッジはミズノらしい打感の良さとスピンの効き具合が魅力的ななウェッジです。ヘッド形状はフェイス面のヒール側の受けがあるので、スクエアに構えやすいです。

トレーリングエッジも適度に削られていますが、ソール幅は広く作られているので、少々ダウンブローに入れても跳ね返ることもなくヘッドの抜けが良いと思います。

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジの見た目とスペックを紹介!

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジの見た目!

フェイスがストレートに見え、ネックからフェイスにかけてくびれが有り、フェイスが被って見えないので、ターゲットに対して構えやすく、方向性が出しやすい形状になっています。

また、フェイス全体を正面から見ると角張ったところがなく、丸みが見えないところも、このウェッジの特徴になっています。

フェイス面全体に細かいミーリング加工がされており、スコアラインの溝幅が広く浅く設計されています。また、スコアラインは、従来より1本増加されています。

これはリーディングエッジ上にあるスコアラインの一本目を低くすることで、スコアラインを増やし、スピン量を増やせる効果も有りますが、リーディングエッジの一本目を低くすることでトップ気味でインパクしてもスピンがかかりやすい設計になっています。

ロフト56°でバンス10°ですのでフェイスを開きやすく、入射角をコントロールしやすいソールになっています。トレーリングエッジ側は、適度に削られています。
ミズノ特許技術のグレインフローフォージド製法で作られています。金属組織の流れ、鍛流線が途切れないのでミズノウェッジは打感や打音が良いのが特徴的です。

シャフトはN.S.PRO MODUS3 SYSTEM3 TOUR125のSシャフト。
フレックスSで元調子でトルク1.5、重さは128.5gで基本的にダイナミックゴールドに近い振り心地ですが、ダイナミックゴールドより、シャフトの走りが良い印象です。

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジの商品仕様

素材マイルドスチール(S25CM)精密鍛造/1025E
原産国日本製
詳細ウェッジ各1本
備考ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ、ステンレスプレート
ロフト角(度)NO.46-06/46、NO.48-08/48、NO.50-07/50、NO.52-09/52、NO.54-08/54、NO.54-12/54、NO.56-10/56、NO.56-14/56、NO.58-08/58、NO.58-12/58、NO.60-10/60
シャフトMODUS3 WEDGE105 スチールシャフト付
グリップゴルフプライドM31ラバーグリップ(ミズノオリジナル)(43ME88000)口径M60/49g
クラブ重さ456g(56-14:参考値)

※メーカーのカタログスペック

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジのメーカースペック

No.ロフト角(度)バウンス角(度)長さ(インチ)バランスサイズ
44-0444435.254404
45-0545535.254505
46-0646635.25D24606
47-0747735.254707
48-0848835.25D24808
49-0649635.254906
50-0750735.25D35007
51-0851835.255108
52-0952935.25D35209
53-10531035.255310
54-0854835.25D35408
54-12541235.25D35412
55-0955935.255509
55-13551335.255513
56-10561035.25D35610
56-14561435.25D35614
57-11571135.255711
57-15571535.255715
58-0858835.25D35808
58-12581235.25D35812
58-16581635.255816
59-0959935.255909
60-10601035.25D36010
61-11611135.256111
62-12621235.256212

※印は別注対応です。
※メーカーのカタログスペック

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジの試打レビューとデータ計測

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジを試打

構えてみると、このウェッジはフェイス面のヒールの受けが、かなりすっきりしているので、ターゲット方向に構えやすいウエッジだと思います。

実際に打ってみると、新しいウェッジということもありますが、スピン性能は抜群で
フェイスにボールが乗ってる時間が長く、スピンコントロールがしやすい印象でした。

メーカーの公式サイトでは、リーディングエッジの一本目のスコアラインを低くすることで、スコアラインを増やしているそうなのですが、確かにフェイス面の下の方で、トップ気味でインパクトしても、スピン性能は変わらず、グリーンで止まってくれそうなスピンが効いた球が打てました。

また、ソール幅は比較的広いので、ソールの滑りが良くヘッドの抜けがいいので、多少ダウンブロー気味にヘッドを入れても、極端に跳ねたり、突っかかったりしないので、ダウンブロー気味にアプローチする方にも、安心して打っていけるウェッジではないかと思います。

トレーリングエッジのヒール側も、なだらかなソール面(削り方が極端じゃない)であるため、ヒール側からボールにヘッドを入れても、極端にフェイスが開いてしまうこともありません。このため、ソールを滑らしてアプローチを打つ方にも合うと思います。

なお、フェイスを開いた時ですが、リーディングエッジの浮きもなく、開きやすいのでフェイス面を開いて、ボールの下にヘッドも入れるような、ロブ系のアプローチも比較的打ちやすいと思います。

海外メーカーのウェッジに比べると、ヘッドバランスが軽いので、重いヘッドが苦手な方や、重過ぎてダフリ気味にアプローチしてしまう方にも、ぜひオススメしたいです。開いても、閉じても打ちやすいウェッジなのでレベルを問わず使ってほしいウェッジです!!

MIZUNO(ミズノ) T7 ウェッジの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測

Yupiteru(ユピテル)で計測。(レンジボール仕様)
多少トップ気味にインパクしてもスピンがかかるので、優しさも兼ね備えたウェッジです。

まとめ

今回はT7 ウェッジを試打してきました。このウェッジはダウンブローに打つ方、多少ソールを滑らして打つ方、どちらのタイプの方にも、ヘッドが上手く機能してくれるので、非常に打ちやすいウェッジだと思います。

今は下手だけど、これから練習して上達していきたい方には、ぜひ、このウェッジで練習してほしいと思いますし、トレーリングエッジが適度に削られて、ソール幅も広いウェッジなので、あらゆる厳しいライからでも簡単に脱出することができるでしょう。ショートゲームに不安を覚えている上級者の方には、ぜひ試してほしいウェッジになっていると思います!!

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